2010.03.10 Wednesday
雨上がりのヨットハーバーにて昨夜のギャラリーでの愛の涙を想う…
昨日も今日もとても冷たい雨でした 夕方雨が上がった頃、新年度S大学カリキュラムに関するメールを送り終え、展覧会関係の色々な雑務と発送に郵便局へ走ってついでに買い物も済ませ、その帰り道…、ふと歩きたくなって久しぶりにヨットハーバーの方へ… やらねばならない事に追われる時間の中で、ほんの10数分だけど、自分を取り戻し、自分と向き合える時間…冷たい風が気持ちを凛とさせてくれました。 昨夜は、ギャラリー島田でのトークサロンにお手伝いがてら参加。一昨年亡くなった、高野卯港さんの追悼画集出版記念展で、卯港さんの人となりやギャラリーとの出会い(武内ヒロクニさんと同じくY氏の紹介によるそう)、生前に望まれながらしてあげられなかった事、他の作家との事も織り交ぜながら、島田さんがとつとつと語られ、来られていた東京・大阪の画廊(卯港さんヒロクニさん石井さんの展覧会をギャラリー島田から後にされるご縁がつながった画廊)や神戸の近くの画廊の方々が、出会いの不思議…、ご縁が不思議に繋がっていったり…のこれらは偶然ではなく、必然なのだと思えると言われたのが、私にもとても実感できる…不思議なくらい今の自分に繋がる思いでした。 そして、途中もとても熱心に話を聞かれていた某大学M先生が、サロン終了後に、卯港さんの記念すべきある作品をそっと購入希望され…島田さんとお話されながら先生も涙…そして島田さんももらい泣き… それは後に残っていた私・ウグイスさん・卯港さんの奥様Kさん・Mカフェのマスターだけが聞いたのでしたが… そこには、とても深い深い奥様への愛のエピソードがあって…… そして、きっとM先生は、島田さんのお話の中で、それまでに色々な女性も登場する卯港さんの日記に、奥様と出会ってからは「Kは天女だ」(それ以上の女性はいないと言う最上級の言葉ですね) 色々な難しい状況を経て何とか入籍されたこと、でも8年の結婚生活で59歳で亡くなった卯港さんの無念が描かれているかの最後の作品であること…それらに自分の結婚にまつわる困難と奥様への想い、ご自分の抱える苦しみを重ねられたのだろうなと胸が熱くなりました。 「絵にそれだけの自分の思いを重ねられるって凄いことだよね」 Mカフェマスターの言葉も心に残りました。 帰り道、ウグイスさんと、時を経て人が再び出会うことも、神様がちゃんと時期を考えてひきあわせてはるんじゃないかな・・などと話しながら・・
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