YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
道の先には…


先日、打ち合わせに行った、父が最後に長くお世話になった病院に、地元のヨットハーバーへの道をモデルに(作画のイメージに変えていますが)描いた130号作品(横2メートル近くある大作)を、収めることになりました。
タイトルは 「 道 」
画像では暗部がわかりにくいですが、光さす海の方向へ、まっすぐに続く道が描かれています。
緩和ケア病棟(そこで父は最後を迎えました)もある病院で、その患者さんやご家族、医療に携わる方々…医師も看護師も、リハビリ担当の方や緩和ケア病棟に定期的に各種セラピーなどに来られてるボランティアスタッフの方々にも、あの大作が、飾られるその場所に道が続く空間を作りだして、ブルーの世界に浸って貰えるように…喪失と再生の色ブルーが、ささやかにでも心の役に立ってくれることを心から願っています。



| - | 00:52 | comments(0) | - |
芸術の秋です。(まだ少々暑い日が続いてますが)
朝夕は少し涼しく、時には肌寒くもなってきました。
大好きな秋!と言いたいところですが、まだ日中の残暑も続いて、体調崩す方もあるので、皆さんどうぞ気をつけて下さいね。かく言う私も、仙台〜銀座の個展と、生徒さんらの展覧会も続いて少々疲れが・・・でも、生徒さんらの展覧会は、皆さん本当によく頑張ってこられ充実したものになって、、ご来場下さった沢山の方々、ありがとうございました!

ありがたいことに、11月12月も展覧会は続きます。
11月は初の台湾への出品。Art in Breeze展へ、20号2点を。台湾へはちょっと遠いですが、
12月はいよいよまた今年の締めくくりたる、ホームグラウンドの神戸・ギャラリー島田での個展。先日スタッフとも、打ち合わせをしっかりとして、神戸で楽しみに待っていて下さる方のため、(遠方からもよく来て下さいますね)充実した展覧会にしたいと思っています。どうぞお楽しみに!
(井植文化賞受賞記念展にしましょうと言っていただき、さらに身の引き締まる思いです)

またそれぞれに報告していきます。
その間にも、地元義務教育学校の図工サポートも、防災・減災を考える会実行委員会にも、先週から今週も、行っていました。少しでも、自分が役に立てることはしていきたく思っています。
今日は、父が最後にとてもお世話になった病院へ、これから少し打ち合わせに。こちらでも、絵がお役に立てるかも・・・と。
| - | 14:37 | - | - |
井植文化賞を頂きました。
このたび、第48回井植文化賞 文化芸術部門 受賞させて頂きました。昨日10月5日、神戸・塩屋の山手、海が見渡せる井植記念館で表彰式でした。
もう本当に身に余る受賞で、6月に連絡頂いた時は、信じられない思い。。
公式発表までは内密にとの事で、ブレスリリース用のプロフィール写真や略歴のチェックなどメールやりとりしたり、仙台の個展中に財団の常務理事さんから一度お会いして打ち合わせをとの電話が入ったり、仙台個展、銀座の個展をこなしながら受賞への対応に追われていたのですが、個展でお会いした方々にも身近な人、NHK生徒さんらにもお伝えする訳にいかずで、失礼しました。

自分から応募したりなどでなく長年コツコツやってきたことを見ていて下さっての推薦文に涙…推薦者のK先生、S先生に心から感謝でいっぱいです。
芸大時代から40年以上、ずっと描き続ける中では本当に色々な困難があり、どん底の時もなんとか綱渡りのように、、命を削ってるようだと友人に言われても(家事・育児・父親の世話と生活支える仕事の為)寝る時間を削るしかなくても絵を描く時間に生かされてきたと思っていて、そしてその絵に感動したとかまた次の展を楽しみに待ってると言ってくださる方々に力をもらってきました。
そして何より、ずっと長年発表の場を与えてくれたギャラリー島田・島田誠さん、そこで出会って銀座の個展の場を与えて下さったギャラリー枝香庵・荒井よし枝さん、京都ではギャラリーなかむらさん、ギャラリーaさんにも、心から感謝しかありません。

公益財団法人井植記念会は、かつてのサンヨー(三洋電機株式会社)の創業者井植氏が、利益を内側にだけでなく社会貢献に役立てようと発足されたそうで、年に一度、文化芸術・科学技術・社会福祉・地域活動・報道出版・国際交流の6部門に各1名または1団体を顕彰される、それが井植文化賞で、今年は3個人と3団体。
本当に私が頂いて良いのか?と身の引き締まる思いで、これから益々精進せねば…そして絵がもたらす素敵な力を伝えていきたいと思います。
賞を下さった(公)井植記念会理事長、色々動いて下さった財団スタッフの皆様も、本当にありがとうございました。

そんな私のバタバタ続きですが、NHK文化センター神戸教室の生徒さんらの展覧会迫って来ました。1年間の力作が並びます。ぜひご高覧下さい。(私も1点賛助出品)

「彩洋会」第3回作品展
10月10日(木)〜15日(火)10:00〜18:00(初日は11時から。最終日は16時まで)
みなせ画廊 神戸市中央区元町通5−8−1 tel:078−341−2541
JR・阪神・元町駅西口より徒歩8分、JR神戸駅中央口より徒歩9分、

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銀座の個展終了しました。ご来場に感謝!

銀座の個展は2年に一度開催頂いて、今回が7回目。開催を楽しみにしていて下さるギャラリー枝香庵の常連さんも次々来て頂きましたが、遠く新潟からや、大阪、神戸からも見に来て頂いて、本当にありがたいことでした。
そして、いつもお花を贈って下さる女優の竹下景子さんも、今回久しぶりにご来場。初めてご主人の写真家・関口氏もご一緒に。嬉しかったことでした。
絵を見ながら、私が8月仙台の個展時、数年ぶりにまた仙台〜石巻〜南三陸までレンタカーで走った事、少し前に見たドキュメンタリー「生きる」の大川小学校の遺構にも行ってきたことなどもお話。『生きる』の映画パンフレットの写真は関口氏撮影で、竹下景子さんもメッセージを寄せてらしたのです。
 よく個展会場で「竹下景子より」とお名前入りの花に「あれは女優の竹下景子さん?お知り合いなんですか?」と尋ねられるのですが、景子さんと初めて直接お会いしたのは、阪神大震災後毎年1.17に被災者の詩を音楽と共に朗読されるチャリティーコンサートに神戸に来られ、、2009年のその舞台に私のブルーの大作『天国に近い場所」が設置された時。ステージ上で一緒に舞台挨拶させて頂き楽屋でもお話しました。大女優とは思えない気さくさで私の緊張を流し、被災者によりそう優しさは、絵で被災者の役に立ちたいと思ってチャリティー展参加していた私には共感する事が多く、また景子さんも私の絵を気に入って下さって、それから銀座の個展には忙しい舞台稽古の合間に来て下さったり、神戸の個展も銀座の個展も会場初日にお花を届けて下さったり、、。東北の震災後は東北に3.11前後に「かたりつぎ」コンサートへ行かれる時、私もなんとか仙台に飛び、被災地を走ったりしてきたのでした。
 10年ほど前、鉄筆文庫のキックオフパーティーで知り合わせて頂いた、作家の樋口毅宏さん(白石一文さんを師匠と仰ぐ)も初日に息子さんと来て下さって、京都や神戸の個展に来てくれた時は赤ちゃんだった息子さんの来られるたび成長がまた嬉しく、奥様で美人弁護士・三輪記子さんと連名で送って下さったお花もブルー。景子さんからのお花と共に、個展会場で最終日まで、私を励ましてくれてました。
 京都の美術館でGe展展示や、NHK神戸講座で、東京3往復のハードスケジュールでしたが、遠方からや、何度も繰り返しや、絵に元気をもらいにと今大変な状況の中で見に来てくれた方々にこちらが元気をもらいました。本当にありがとうございました。

まだまだ書きたいエピソードはありますが、実は身に余る大きな賞を頂く事になり、土曜は授賞式に。。色々なやりとりにバタバタありがたくも追われています。それはまた次回に!


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