YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
微熱・・体も心も・・
今日は久しぶりに、朝から息子のサッカー試合応援に。

前々回、先輩達の引退試合になった公式戦も、前回、息子らが中心にの新チームになって(息子は副キャプテンに指名されて)の初試合も、NHKの仕事と重なって応援に行けなかったので、ちょっとだるい体で6時起き、7時過ぎに息子を送り出してから、色々片づけたり洗濯干して、9時キックオフから少し遅れて何とか観戦。

本当に暑い中、藤棚の下で応援する母達も、くらくらするくらいで、熱中症を心配しながら炎天下で走りまわってる息子たちを見つめていました・・・
息子は惜しいシュートを何回かはずして先生から怒鳴られたりしながら、よく頑張ってたかな(親ばかです)

3校でのリーグ戦で、一勝一敗。1試合めが、前半こちらが押してたのに、後半ばてか足が止まり惨敗。
先生にも喝入れられ、休憩中にミーティングして(母達はその間に一旦帰宅してまた足りなくなってた飲み物持ってきたりして)の、2試合めは、前半も後半もよく声も出て、いい試合・・・競り合った挙句に1−0で勝利、良かった・・
小学校低学年から見てきてる息子の仲間たち、真黒に日焼けし皆がっしりしてきて、応援してた母達の前に来て整列して「応援ありがとうございました!」と頭をさげてくれた面々みながら、みんな大きくなったなあ・・とつくづく。
1時までの予定より長引いて、2時ごろに終了、帰って冷やしうどんや枝豆やら急ぎ昼食してやって、さあ午後は制作しようと思ったら、こんなに暑いのにまた寒気・・体のだるさも増す一方。
あわてて布団にくるまって、とにかくちょっと寝ることに。
夕方まで、1時間半ほど寝ただけでも、ずいぶん楽になりました。

昨日、大学の最終授業を終え、時間外の午後の合評や、残ってI先生・H先生と採点もして、あまりに忙しかった1週間・・精神的にも、色々しんどいこともあって、ピークになった体と心からの微熱かな・・

来週もまだ造形芸大やNHKの出講はあるし、個展準備に本当に頑張って制作しないといけないわけですが、とりあえずO大学S大学の週4日の授業はしばし夏休み、そういう時にちょっと緊張の糸が切れてどっと熱出すことが多いので、気をつけないとと思います。

今日、試合観戦中に、関空からデンマークへ帰国に飛び立つ直前のYUKOとニコラスから携帯に電話が入り、なごり惜しみつつ、また来年の再会を楽しみに・・。
可愛いニコラスの「またデンマークにも来てね・・、また来年も遊ぼうね」に胸キュンでした。
YUKOも外からみれば華やかに活躍しているわけですが、色々に大変なことも抱えているので、体を壊さずに頑張ってほしいなあ・・と飛び立ったであろう空を見上げて祈っていました。
| - | 23:23 | - | - |
仕事のオファーとその他色々にこんがらがる
昨日は、O大学で授業が午前も午後も・・・まだ今週いっぱいはこの忙しい授業が続くのですが、順に採点と評価もしていかねばならず、本当にめまぐるしく忙しいのです・・・・

午前中授業クラスは、作品提出してもらっての前期最後の合評会。3時間立ちっぱなしで並ぶ作品達の前を行ったり来たりしながらの肉体労働。もちろん一つ一つの作品に、めいっぱい頭も使っての講評・・・午後の上級生クラスは、アトリエ棟で作品制作指導もしながら、間にアートセンターへ走り、金曜に表現技法の作品展示したものを、H先生と成績つけ。ときに先輩とはいえ作品への意見が違ってもめたりしつつ・・なんとか急いでチェックしてまたアトリエ棟3階へ、汗だくになりながら走った私でした。

そのわずかな昼休みに持参の簡単なお弁当(前夜の夕食に作った具だくさん冷麺の具を・・卵焼きや蒸し鶏やキュウリ・わかめを刻んだのや蟹かまなど・・朝さっとゆでたそうめんにのっけて、たれは別にで保冷パックで冷やしながら持ってきたもの)大急ぎで食べてたら、京都造形芸大の洋画のボスN先生から電話。
三尾先生の展覧会の件かなと思ったら、仕事のオファーでした。
8月3日火曜日、朝から晩までになるけど、通信の洋画コース・大学院生の合評会に、そのN先生と、K先生(京都女子大教授・学部長もされてる現代美術作家)と私と3人での講評、来れるか?とのこと。
ふだんは成安造形大学に行ってる火曜日ながら、もう夏休みだし、大先輩方の講評聞くのも、そんなおふたりとともに自分がしゃべるのも、勉強にもなるし・・、ありがたく(個展前で忙しいけど)、引き受けさせていただきました。

今日は、自宅で、成安の学生らの成績処理や、休みが続いた学生への課題出すのや、色んな書類もろもろの発送と、制作のつもりでしたが、その件で京都造形芸大に講師として呼ばれるのが初めてだったので、とりあえず履歴書を送らないと依頼書が大学から出せないとのことでの電話やりとり、
(O大学S大学にも、やまのような書類、履歴や画歴や研究業績書など出しましたが)
S大学へ出す書類で、今までなかった総合領域の学生に対するカルテにミスがあって教務部長に電話して確認とったり、去年まではなかった学生へのカルテのような書類作成にもこんがらがってきて、アシスタントさん通じて先週メールしてもらってた学生から何の連絡もないし成績表完成しかけたら、最後の作品が遅れて郵送されてきて書きなおさねばならなかったり・・

早朝6時から起きてフル回転で、仕事も、大量すぎて2回した洗濯も、ず〜〜〜っとこなし続けても途中いろんなトラブルや、郵便局走ったりや、息子がかえってきてのサッカー部関連での色々・・またお母さんたちとのメール連絡での情報交換などなど・・

本当に時間が足りない・・、

今・・明日朝からの大学準備しながら、制作がちっとも進まなかったのが悲しいな・・
でも、さっきも教え子の悩みメールについ長いメールで返してしまったり、
友人から届いた文章達に(友人は時間があるときにゆっくりでいいと言ってるのについ向き合って読み進んでしまったり・・)
結局すべてが切り捨てられずに・・の自分の性格にやはり問題が・・

時間よ止まれ・・・・

かつて読んだマンガにあった呪文・・本当に時間が止まってて・・あの頃もいいなと思ったっけ。

| - | 02:14 | comments(0) | - |
素直な気持ちで・・・
金曜日、大学が終わってから、飛んで帰って京都・モーネ工房へ。

来年7月のY3(YUKO & YUKIKO & YOKO)展の打ち合わせで、その展示空間でYUKOの持ってきたデンマークの空気を運んできたような作品の一部を試しに天井からつるしてみたり、壁面を見ながら、私の絵画作品をどんな感じに(大きさを含め)YUKOの作品とコラボするかを、来年のY3ではプロデューサ―として関わりたいという由季子の意見を聞きながら考えたり・・・

学生時代のバスケット部コンパではキャンディーズや鬼のパンツやらされた(進んでやってた?)30数年来の親友3人トリオで、遠くデンマークに離れていても、会えば瞬時にあほなこと言い合える仲間ですが、こういう展覧会の話し合いは真剣そのものに、意見交換・・ピンと張りつめた空気が流れます。すぐ私たちに話しかけたくなるYUKOの息子ニコラスにはお絵かきをしてもらって・・(うちの息子が夏期講習でこれないことをものすごく残念がっていたけど、おとなしく絵を描いてくれてたのが、日本の子供より何倍もパワフルな怪獣のようなデンマークっ子ニコラスも成長したなあとちょっと感慨深いものもありました)

現代のアートの展覧会では、コンセプトをとかく難しい言葉で語りがちですが、このY3を始めた最初の趣旨も、アートを身近に暮らしに・・。
だから、来年の七夕の時期にするY3のテーマも、現実空間からはちょっと違う空間世界に入って、浸って・・癒されて・・寝そべって作品見られる「観測場所」も作ったりして、すなおにそのままに七夕に「星に願いを・・」でいこうか・・と。
そして、YUKOの作品・・トレーシングペーパーでできた美しい北欧カラ―の小さな沢山の文字たちを空間につなぎ引っ張る下の重しの石たちを、デンマークの展では海で拾ってきた石たちを使ったけど、とにかく数が多いし、日本に送るには重量がものすごくなるからちょっと無理、どうしよう・・どこかで拾って来れるかなという相談になって・・・そこで3人よれば文殊の知恵?・・3人ともに「それいいやん!」と鳥肌もので盛りあがったのが、
あとまだ1年あるし、モーネ工房に来る人も増えてるし、参加型という形で、石を募集して集めよう・・それに、その人その人の願いも書いてもらおう・・まさに沢山の人も参加しての[星に願いを」やん!絶対集まる!
多すぎたら下に並べてもいいし・・いいねえ〜・・・・

わくわくしながら、展覧会を企画できるのが本当に嬉しく楽しみになります。
国際的アーティストとして活躍するYUKO、デザイナーとしてももの作り工房モーネの主催者としてもファンが増える一方の由季子、二人とも本当に才能豊かでアイデアも一流で、いい刺激を沢山貰いながら・・充実した打ち合わせでした。

そして昨日土曜は、また朝から忙しく掃除や洗濯や制作や食事用意しながら、ちょっと持っていく食材も用意して、夕方、ギャラリー島田・ミニアチュール神戸展のオープニング大交流会へ。
途中、迷いに迷って見に来てくれたという、成安造形大学の教え子1年生二人が帰るところに出会って、うれしい・・はるばる滋賀からよく来てくれたね。
交流会では沢山の出品者の簡単な自己紹介、私も・・、また色々な出会いやつながりの連鎖・・
最後の片づけまではおれなくて心苦しかったけれど、九州から来てられた作家さん夫妻が私の出品作2点のうち「The Gate for freedom 」を買い上げてくださって作品についての色々お話もできて・・感謝・・

ちょっと疲れ気味の島田さんやウグイスさん心配しながら、とにかく私は、9月4日からの個展に全力投球していいものにすることがささやかなまた恩返しかなと・・がんばらなきゃ・・と思います。
| - | 00:27 | comments(0) | - |
多くを望みすぎるのかもしれない・・・・
今日は、ギャラリー島田にて、土曜からスタートする、夏恒例のギャラリー島田での祭典「ミニアチュール神戸2010」展の、展示作業でした。
ちょうど唯一大学出講のない木曜で、朝10時から2時半くらい汗だくになりながらタオルを首に巻きつけて、40点くらいは展示したかな・・
今年はまた一段と増えての140名超える出品作家の約200点の作品。
出品したい方は増えていってるのに、展示に来られる作家さんがいつも決まった顔ぶれと+アルファくらいなのが、展示に関わるたびにこれだけの数の把握と管理、キャプション(題名や作家名、値段が書いてある物)作りも大変なギャラリースタッフに、皆さんちょっと甘えすぎじゃありませんか?とちょっと思ってしまうのでした。
もちろん私も、大学フル授業の日と重なったら行けなかったりもあったし、えらそうに言えませんが、でも、忙しい忙しい時間をさいてでも、外勤でなければこの面白い展覧会に参加させてもらえることに感謝しながら、「できる方は展示作業に参加してください」とのギャラリーからの出品要綱に応えて何とかして参加しようと思うし、神戸では、ギャラリー島田で出品できることがステイタスであるからと、参加したい、出品できた・・うれしいと、若手作家が言われたりするのをオープニングの交流会では聞くのに・・・
とちょっと複雑な気分でした。(作家が増えてるし新しい方が沢山来られてるかなと思って行ったので・・・・・)

でも、いい展覧会です。

展覧会については、ギャラリー島田のHPをご覧ください。
本当に無名の若手作家から、有名な現代美術作家まで、ものすごくバラエティーに富んだ楽しさ。学生にも、明日の授業で見に行くよう勧めるつもりです。)



私は多くを望みすぎるのかもしれない・・・

先日来、沢山涙を流したのも、結局、自分がこんなに色々無理いっぱいして一生懸命頑張ってるのに、どうしてそちらは一生懸命無理してはくれないのか・・とか、自分はこんなに大切に考えてることをそんなに軽く言えるのか・・とか・・

子供らに対しても、ほかの、どうでもいいと思えない人や、身近にいる人や色々にたいしても、自分との気持ちの温度差があって・・・
言ってしまったことへ帰ってきた反応に、耐えられなくて・・勝手に、悲しくなって、そしてそういう自分にも落ち込んで・・

昨日、大手前大学授業後に、夙川短大で先生する友人に、夙川でちょっとだけ飲もかと誘ってもらって、家族の夕食準備に急ぎいったん戻ってから会いました。
私の忙しい日常をよく理解してくれてるから、わずかな空き時間を使って、近くで・・・そうか、近くでなら6時過ぎから3時間話しても、いつもなんだかわからない家族の雑用や子供らのことに追われてる時間内で帰れるんだな・・と、その配慮にも感謝。

もう30年以上の付き合いの友人だし、亡き姉と誕生日が同じの年上の友人は、(亡き姉さんのつもりで)何でも愚痴ったらいいで!・・みたいに・・
私はてっきり来年卒業30周年の私たち学年の、京都芸大学年同窓会の相談(少し前に提案してはったし)だと思っていたら、私の先日のブログを見て心配して誘ってくれたとのこと。思わずまた目頭が熱くなってしまったことでした。

同級生かて亡くなったりしてるんやし、もうこの年齢、明日はどうなるかわからんねんから、今とにかく自分のやりたいことやって、頑張りすぎるな・・
自分の子供のことでも大変やのに、人の子供の(学生ら)の心配までしすぎや・・
とにかくもっと寝なあかんで・・
無理やと思う人とは一緒におらんでいいんちゃう?・・・悪い人ではないんやけど・・はそれは・・ちゃうで・・。

色々に、むこうの楽しい話も聞きながら・・・
本当に友達はありがたい・・

多くを(自分の理想を?)もとめなければ、もっと楽に生きられるのかもしれませんね。
でも、残された時間は、人の存在は本当に儚い・・と思うと、今やれることを精いっぱいやっておきたい自分もいて・・・
でも、きっと、自分だったら無理してでもこんなことするのに・・とか、自分はすごい無理して時間を作ってほんの少しでも・・と疲れてても行くのにな・・とかそう思う気持ちを、人に望むことが、私のいけないところかもしれない・・
そう思います。

明日は、朝から大手前大学で授業後、デンマークへ帰る前のYUKOと、モーネの由季子と3人で、来年のY3展の打ち合わせができるのがもう明日しかないし、また京都・モーネ工房へ走ります。

もうあと1カ月ほどにせまったギャラリー島田での個展への構想も、今日展示作業をしながら、頭の中で自作の展示プランを練っていました。
9月4日からです。
楽しみにしていてくださいね。




| - | 22:24 | comments(8) | - |
ひこうき雲
今日は、滋賀県・雄琴の成安造形大学での、前期最終授業でした。(大手前大学はまだ来週いっぱいあります。息子の中学はもう終業式だったのに・・大学の方がまだ授業が続くのでした)

最後の合評・・・一人一人作品プレゼンしてもらい、それに一つ一つ講評していったあと、提出してもらった作品の裏に書かれた学生のコメントに、授業終了後残ってこちらからのコメントを丁寧に書き返して、教室の作品返却ボックスへ作品を返却して・・・

あぁ疲れたな・・と、見上げた空に、神様からのプレゼントのようなひこうき雲が・・・・
大好きなユーミンの「ひこうき雲」を思いながら、それからも刻々と表情を帰る綺麗な空の色を眺めながら、の帰途のドライブでした。
| - | 23:15 | comments(0) | - |
思いがけないうれしい訪問者
昨日は、朝からNHK文化センター神戸教室へ。

うかつにも、世間的には3連休初日ということを失念していて(明日月曜の祝日・海の日にも、大手前大学授業は通常通りあるのです)、夜中3時ごろまで制作して6時半まで寝て、7時過ぎにサッカー試合へ向かう息子を送り出し、それからその日は京都モーネ工房でのYUKO(デンマークから今帰って来てる、芸大同級生。われらがY3仲間のリーダー)のレクチャー会へもNHKから帰ってから飛んでいくので、家族の夕食の準備もして、NHKへ行く日のいつもどおり9時過ぎに出て車飛ばしたら、もう近く芦屋から湾岸線に乗ったとたんに渋滞。
いつもなら10時前にはつくのに、10時過ぎても三宮の手前で動かなくなってしまい、あわててNHK文化センターへ電話入れて、モデルさんが来る日だったし、私が10時半のスタート時に間に合わなかったら、慣れてる生徒さんでポーズつけてスタートしてもらうように伝言。
何とかぎりぎり10時半に駈けこんだら、伝言受けたけどそんなこと言われてもどうしよう・・と困惑顔の生徒さん達がいらして・・間に合ってよかった!

そして皆さんまた熱心に、(モデルさんを描くのが初めての人も、「人物は苦手や」と言いながら頑張る方も)いい雰囲気に2時間終了。

片付けてロビーに出てきて、受付のスタッフらに「今日はお騒がせしてすみませんでした]などいいながら談笑してると「先生!」の呼び声。
振り返ると、何と思いがけない来訪者。
昨年夏まで、それぞれに結婚している姉妹で教室の日は待ち合わせて絵を習いに来てくれてたSさんNさんが、妹さんから順におめでたとなり、おなかも大きくなってやめていったのですが、その二人が、それぞれに可愛いベビーを連れてきてくれていたのです。
「先生に会いたかったから・・」と。

とくにあとからやめることになった姉のSさんは、やめる時にも、「先生に出会えて本当によかった・・」と涙がでるような手紙をくれていたし、もう出産のころ・・無事出産できたのかな・・・とか、最近でも時々気になっていました。

それぞれに12月と2月に無事出産したとのことで、そしてベビーの本当にかわいらしいこと!
思わず「抱かせて!」「わあ!先生に抱いてもらえたらうれしい!」
順番にひとしきり抱っこして、その純真無垢さに・・、突然見知らぬ人に抱っこされたのに、泣きもせずにきょとんとこちらをみつめながらふっと微笑んでくれたりに・・・ほんとになんて癒されたことか・・

ふと、今日初めての方もいたから持参されてなかったらと持って来ていた紙と鉛筆があること思い出し、「気になりながら、何にもお祝いもできてないし・・ベビーの絵プレゼントしよかな」

簡単なクロッキーなら、じっとできないベビーでも描けるし時間もかからないし・・と、ロビーで突然の描写タイム、ささっとスケッチして、ベビーの名前と私のサインと日付を入れて、それぞれにプレゼント。
すごく喜んでくれて・・・よかった。
心が痛かった日々が続いた中での、うれしいサプライズ訪問、こちらこそ、本当にありがとう・・・

昨日は、それから帰って、試合から帰っていた息子も連れて(デンマークのYUKOの息子ニコラスが、すごく息子にまた会いたがっていてくれたし)京都モーネ工房へ。
YUKOの、デンマークの暮らし、日本の政治家たちにこそ見てもらいたいような子育て環境、日々暮らしを楽しむ人々の多少不便はあっても、日本が便利の代償に犠牲にしていった大切なものたちがそこにあって、とても人間らしい暮らし方、父親も家事育児に関わるのがごく当たり前で(そう育ってきてるし)、出産時はもちろん、子供らの学校行事やら何かあれば休んだり早退したりしてちゃんと関わり、職場もそれを認め、そしてそこから生まれたアート、心のゆとりから、生活にアートを取り込む暮らし方がそこにあり・・
その北欧の空気を写し取ったかのようなYUKOの創作活動とその作品たち、目にみえない大切な何かを表現しようとすることには、私自身の制作にもとても共感だし・・

何回聞いても、YUKOのレクチャーには、いつも感動をもらうのでした。

ゆうべは祇園祭りの喧騒の京都から遅くに帰宅して、今日も朝から大量の洗濯に掃除に、制作に、ほかの仕事雑用もろもろ大忙しでしたが、友人との大切にしたいやりとりや、色々に・・
また明日から上を向いて頑張ろうと思います。
| - | 23:52 | - | - |
涙と心の関係
泣きたい時は泣きましょうと・・それで心の高まったストレスが下がるという医学的データも出ているしと・・以前書きました。

でも、仕事に出勤時はそういうわけにも行きませんね・・・それを痛感しながら、どうしたらいいのかな・・の一日でした・・。

困ったことに、昨夜ちょっと泣いてしまってから、止まらなくなってしまって、6時半には起きるために、せめて3時間は寝ないと・・と思ってもほとんど眠れないまま・・、目の上腫れまくりでの朝。
そしてゆるんだ涙腺はちょっとのことでもまた・・

何回も洗顔したり目の上冷やしたりして、少しのメイクの変化にも時に突っ込む学生たちに対峙する授業に、いつになく緊張して出勤・・とにかく忙しく動きまわろうと・・

ちょうど必要なアクリル板接着用の溶剤が切れていて、今日完成する作品にそれが必要な学生があって、ともに授業担当するH先生「困ったな・・」
私が「車やし今津のコーナンまで走りましょうか?飛ばしたら30分で往復できるし・・」[悪いなあ・・じゃあついでにアクリルカッタ―も・・。事故せんとってや・・」で、車飛ばして買いに走り・・・その車の中一人になると、かかる音楽にもまた涙が出てしまったりでしたが、授業に戻る前にはハンカチでふいて・・

卵が先か、鶏が先か・・・というエターナルな議論もあるけれど・・・

心理学で習ったか、本で読んだのだったか・・[悲しいから涙を流す」と思っているけど、「涙を流すから悲しくなる」場合もあるという説。

涙が止まらない日は一日中悲しい・・・
悲しいからまた涙がでる・・・

この連鎖を何とか断ち切らないと・・と思いながら、今もまだだめ・・
どうしてしまったんだろう・・
これはある意味心のバランスを崩してしまったのか、情緒不安定・・?
時が解決してくれる・・ことを祈りつつ・・

自己分析しながら、たまたまニュースの後にNHK特集で、精神的なことで病院にかかって、次々薬を出されて、それによって余計にうつ病のようになってしまった症例、多数の薬剤同時投与で突然死した症例・・医師たちの証言でも、「最初の薬をやめて、躁鬱病の薬で改善した患者さん、最初はうつ病の診断だったけれど、実は躁鬱病だったから、治療薬をそちらに変えて良かったというのか、実は実際病気でもなかったのに、最初に出された薬が悪くて悪い状態になってしまったの・・・ほんとのところは、わからない・・」

こんなに医学が進歩していても、心の問題は・・・外科手術のように開けて目の当たりに見ることもできないから・・本当に難しい・・・と、
そういう治療の通院を続ける学生が(一般社会でも)増えてるというのに・・
私もカウンセリング受けないといけないかなと思ったりした日に・・
また改めて痛感・・
姉が色々なところにかかった30年前のあの頃から、あまり進歩していない気がしてなんだか辛くなる・・

でも、今日も色々あったけど・・絵を描くことで、私は気持ちが少し落ち着いて・・そういうものがあることに感謝・・

そして、私のblogを読んで心配してま夜中にメール下さったり、朝方メール下さったり・・・
そういう温かい方々に感謝しつつ、自己反省があまりに多くて・・また涙・・なのでした。



| - | 00:31 | comments(0) | - |
心が痛くなる
火曜日、成安造形大学での授業へ・・・

大学へ行く前に、先日の京都アートフェア―の作品搬出に、主催NPOの事務所へ寄るため、車で京都市内へ入り、さらにその前に、烏丸三条の文椿ビルでの森泰三さんの個展(現代美術作家で、成安造形大学でも非常勤で教えてはります)にも案内頂いてたし寄ろうと、名神高速おりて堀川通りから烏丸通りへ、四条通で東へ行こうとしたらものすごい渋滞・・・どうしたことかと思った私・・四条烏丸に近づいて納得、祇園祭りの準備・・今週末は山鉾巡行でした。


月・水・金曜日の、大手前大学では、2・3・4回生の授業なんですが、火曜の成安では、1年生の基礎造形の授業。
1年生は、小・中でゆとり教育の影響(よくも悪くも)を受けてきてる学年で、色々フォローが必要かもしれないと云われていました。
はじめはそんなこと忘れていたのですが、中間地点を折り返すあたりから、なんだかまじめでやりやすかった子が、どうもやる気なさげになったり、急に体調不良になる子が出てきたり・・・、
元気にため口で私にしゃべってた子が、続けて休んだので、仲良さそうな学生に、「メールしたりしてる?」と聞くと、「してるけど、なんか風邪がぶり返したりでほかの授業も全部休んでる・・変なこと言ったりもして」
気になって、教務員(以前はTAさんと言ってたアシスタント)さんから、
「元気印のUさんが続けて休んで心配しています。出席数は大丈夫だけど、来週は最終授業だから、最後の課題の提出し方の相談やら、合評見に来るだけでもこれたらいいなと思っています。井上よう子」とメールしてもらいました。
そして、これまで合評時も面白く話してのプレゼンをしてくれてたK
くん、作品制作過程でアドバイスしても、[やる気が出ない」
「僕が描きたいのはこんなんじゃなくて・・」
やりたいことがあるのかと思って、2年3年になって、自分の個性を出して
描きたい絵をやっていくために、今は基礎力をつける授業やしね、とか色々話してみると、「・・なんか、もう、ほんとに絵が描きたいのか、好きなんかもわからなくなってきたし・・」
「う〜〜ん・・それはまた、授業の課題制作とは違う自分の大事な問題で・・ちょっと夏休みにじっくり考えてみなあかんかもしれないけど・・私も芸大へ必死の思いでせっかく入れたのに、一時自分は向いてない気がして来て、真剣に大学やめようかと悩んだ時もあるしなあ・・でも、やっぱり、自分は絵を描くのが好き、絵を描くことでこんなに元気になれるって思えたんやけど・・」
そのあと、少しずつ制作しながらも、突っ伏して寝てしまったりの時間が長かったKくん。
長女が高校2年で鬱になった時、目が焦点定まらなかったり、つねに眠くなってたのも思い出し、胸が痛くなりました。

授業時にしんどそうな学生や、欠席が続き出す学生をみると、つい亡くなった姉や、高2のころの長女も思いだし、人ごとではなくて、心がちくちく痛みます。

精神的なものではないらしいけど、私と前々週に、帰りのスクールバスも電車も一緒になって、話しながら帰ったFさん・・小・中・高と父の転勤で転校ばかりでという彼女に、[わかるわ・・私も父の転勤で転校繰り返して・・」などなど話していたのに、病気入院してしまったのもあり、なんだかとても順調にやりやすい感じだったクラスが、心配な子が5分の一以上に。。。
(でも、今年の1年生が授業はおとなしくてやりやすいけど、精神的に弱い子が割合的に多い・・と、大手前大学でも言ってはりました)

来てる子たちもなんだか危うげな子も多く、色々想い悩みながら滝のような大雨の中を運転しながら帰宅。

自分自身の制作上の悩み、体のことやそのほか色々な悩みは、もうもちろん自分で対処していくしかないのだけど、子供のことや家族の問題はまだまだどんなに忙しくても帰ってからも、寝る時間がまた減ろうが
私が関わらねばならないことが日々起こる・・・それも、なぜかしんどい思いで帰った日に限って、重なりあうように起こるのですね・・。
そして、色々な目にみえない言葉のとげが、なぜか集中的に飛んできて突き刺さる・・・心が痛くなる日があるのでした・・

その上、帰ったら届いた父親からの「異常なし」メールで、父の先端医療センター病院での検査日を忘れていたことにも気づき、もうものすごく落ち込みました。
大学があって行けない日ではあったけど(そう言ってたとは思うけど)、父の検査日を忘れてることなんかなかったのに・・と。

そんな時は、友達のメールに、癒されたりするのですけれど、友達もみなそれぞれの大変な状況をかかえてるわけで、、、
聞いてあげるのは得意だけれど、なかなか迷惑を考えてしまったり、聞いてもらいたいときにちゃんと聞いてもらえない経験が多かったせいでか、ちょっと聞いて・・と聞いてもらってすっとするようなことが苦手。
そのくせ、つい(どこかで甘えたい気持ちで)書いたりしたことへの相手の反応に、逆に勝手に自分が傷ついてしまって落ち込んでしまったりする・・・

こんなんでは、学生の相談にも、子供らの相談にも、偉そうにいえないなあ・・と難儀な自分を反省しながら・・

来週早々には持っていかねばならないミニアチュール神戸展(ギャラリーー島田)への出品作品、小さな2点に、筆を入れながら、きょうはまたちょっと悲しいブルーが多くなったかもしれません。


| - | 01:27 | comments(0) | - |
胸が熱くなる言葉・・・
言葉って本当に不思議だなって思います。

言葉が持つ力・・心に響き、時に堅く閉ざしていた心でも、溶かして動かしてしまう力もあったりする・・

そして、逆に取り返しのつかない傷を与えることも・・(出してしまった言葉は戻せない・・)

今日も、そんな言葉の温かい力に、大学で忙しい授業の合間に思わず目頭が熱くなって・・・あわてて学生に気づかれないようにしながら授業に戻りました。

いつもほめることはめったになく、厳しい言葉ばかりに泣いたこともある亡き恩師・三尾公三先生・・・でもいつも真実がそこにあって、まっすぐに信じることができた先生の言葉たちでした・・

そこまでではなくても、もう出会いから21年、励ましと温かいエールとともに、要所要所で厳しいことも言われた・・だから信じることができた・・ギャラリー島田の島田さんの言葉たち・・・

土曜にウグイスさん作成してくれた、私の9月4日からの個展のDMに、最後に入れてもらって今日入稿してもらうことになっていた、島田さんの言葉が、ウグイスさんから「確認してください、これで送っていいですか?」と携帯に送られてきて、それを読んで、、、、

短い中にも、20年来見守って来て下さった方ならではの、そして、ご自分も大切な方をわずか1年前に亡くされた、深く人の存在の切なさ・はかなさを痛感されての言葉に、思わず泣きそうになりながら・・心から感謝・・・

そして、またいい展覧会にしなければ・・・頑張ろう・・・背筋を伸ばした私でした。



昨日は、大阪中之島の、堂島ホテルで開催されてた「ART OSAKA 2010」に、チケットを頂いてたし、何とか短時間ながら行ってきました。
東京・京都・大阪・台湾・韓国から、現代美術企画画廊がホテルの各部屋で一押しの作家たちの展覧会(個展形式だったり、何人かだったり色々・・)。ある意味今の現代美術の動向を一度に垣間見ることができる、47ルーム。ちょっとクラクラしながら、最終日で、沢山の人たちとぶつかりあいながら、でしたが、思いがけない遭遇がいくつもありました。

O大学教え子のFさん(今、大阪市内のギャラリーの企画の仕事してる)に会って、驚きながらも、「そりゃ、ギャラリストだものね」と。そのあと、S専門学校での教え子で作家活動しつつ去年結婚したなっちゃん・Yくん夫妻と遭遇。久しぶり!!といいつつ、いつも会うと私の体調を心配してくれる優しいふたり・・。
それから、またO大学教え子卒業生で、私の授業アシスタントも務めてくれた、やはり作家活動がんばるKさん。「わ〜〜先生!」と話ししかけたら、横から今現役O大学生Nさんらが「先生!」
ギャラリースタッフの方に、「すみません、ちょっと通路ふさがないで」と注意されつつ・・
それから、東京のギャラリーから出品していた写真を使った作家が、かなり前に卒業した教え子だったのがわかったり、この春S大学卒業したての教え子I君が、若手推薦作家で出ていて本人もいて話したり・・・
出会いの連鎖・・・
もひとつの作品もあったけど、響く作品もあり・・
ちょっと無理して、行ってよかったかな・・

招待下さったYさん、ありがとうございました。
| - | 00:52 | comments(0) | - |
真夜中の SOS・・・続編
夜中というか、明け方3時ごろから、突然襲ってきたものすごい悪寒・・・
ブルブル震えるほどで、この暑い季節に布団かぶっても、手近に会ったタオルケットや羽織るものをかき集めても寒さは止まらず・・・・
もっと・・と思っても体も動かないし、家族が寝静まってる部屋へ冬布団を出しにも行けず・・・誰か助けて・・状態。

一人暮らしの学生や友人は、こんな風に急の熱はほんとに困るだろうな・・と思いながら、こんなひどい悪寒久しぶり・・なんか覚えがある・・
そうそう、母が病院で亡くなる直前に、家で生まれてまだ3週間の長女に授乳しながら、突然の悪寒・・風邪ひいてたわけでもないのに、急激な40度の発熱・・・その時の住まいが救急センターの裏だったのでふらふらしながら受診して・・でも夜明けに急激にまた熱が下がって・・その時間に母は亡くなっていたのでした。

思わず何かあったろうか・・しんどくてしんどくて震えながら・・ものすごく心配に・・・

今日も何とか水分補給したりして、明け方大量の汗とともに(また冷えないよう何回か着替えたりを繰り返し)、熱が下がり、ありがたいことに別に悪い知らせもないまま、何とかちょっとふらつきながらも無事NHK出勤、ほっとしました。

そして、ギャラリー島田にも寄って、9月の個展の案内状やら打ち合わせ。
出来立ての作品も持参して、島田さんにもウグイスさんにも見てもらい、お互い忙しいしもう今作品画像もあるしやってしまおう・・と、ウグイスさんと共にパソコンにらみながら、あれこれ指示させてもらってDMのレイアウトもやってしまってもらって、とりあえず版下できて、週明けに印刷屋さんに発注頂きます。(いい感じのDMになりそうです、お楽しみに!・・ウグイスさんありがとうね)

全く偶然に、あの「奇蹟の画家」でブームになってる石井一男さん、毎日新聞連載頑張る須飼秀和さんもやってきて、(東京に住んでる須飼くんが入ってきたので、思わず「え?なんで・・!(・・;)」と叫んでしまった私。でも別れ際にも、「井上さんとは偶然よく会うから、またすぐ会える気がします」と)、いつもながら、ちょっと時間がそこだけゆっくり流れてるようなほっこりした人柄のお二人と(もちろん今売れっ子作家だから、お二人とも忙しく制作してはるのですが)しばし談笑して癒されたことでした。

明け方から、色々あった一日でした。

(でも、SOSは、他からのじゃなくて、自分の体のSOSかな・・気をつけないと・・と反省)


| - | 01:06 | comments(6) | - |
真夜中の SOS・・・
昨日は、朝から大手前大学で授業。
この時期になると増えてくる、「先生、俺、出席足りてる?」とか「私の出席と遅刻回数見せてください」
授業の説明や、今日の作業、考えるべきこと、
あと1週で完成、翌週アートセンターへ作品持ち込んでの展示作業、1週間展示して、最後の授業で合評と撤去・搬出・・・・
色々体験した技法を駆使して作ったパネル(平面)作品と、自由に発想しての「記憶の箱」(立体)作品とを、展示して見てもらうところまでで完了となる表現技法の授業。
・・などなど色々説明ひとしきりしたあとに、また再々の注意にもかかわらず遅刻してきてそういう質問されると、さすがに日頃穏やかな私も時々怒りながらの(子供に言うような)説教・・

もちろん、頑張っている学生たちや、病気や事故や、やむなく欠席続いた学生たちの話はじっくり聞いてやらないと・・・

そんなこんなで午前中3時間びっちり授業+アルファ、、、、

それから、愛車の12か月点検に(法廷点検だから必ず行かないといけないし)この日の1時過ぎから1時間半でとお願いしてあったので、日産に車飛ばして預けに行き、、、、

その待ち時間に西宮ガーデンズ内の楽器店へ。
少し前から電子ピアノが壊れて(長女の小学校入学ころからもう17年くらい使っていた・・)、もう古くなると部品もなくなってるかもしれないし修理するより買った方が・・といわれながら、見に行く暇も、お金も厳しくて、どうしようと言っていたら、次女が保育士になるための授業のピアノの試験が迫って来て、練習できないと落ちると言いかけて、(大学のピアノ室の貸出は、もうとっくに締め切られていて、申し込んでた人しか使えないそうで)、とにかくコンパクトなキーボードの一番安いのを買うことにしたのでした。

そしてとんぼ返りで車受け取って、息子の中学校へ三者面談に滑り込みセーフ。
息子に時にお兄ちゃんのように接してくれてる担任の若い先生(以前も書きましたが、私のO大学での教え子の中学同級生だった)と、時間オーバーしての
、(でも和気あいあいの)懇談でした。

そして帰って大急ぎで夕食準備して、息子を塾に送り出して、しばし制作。

とにかく時間に追われ続けた、またフル回転の一日でした。

今日も朝からNHK神戸での講座に出講だし、夜中制作は、早めに切り上げた方がいいなと、1時半ころには寝床にはいったのでしたが、実はそれからが、ちょっと大変でした・・・・

(時間なくなったので、続きはまたあとで・・)
| - | 18:08 | comments(0) | - |
青春時代に買ったレコードたちが出てきました
どこかにあるのはわかっていながら、忙しい日常に忙殺され、ずっと置き忘れてしまってた・・・
度重なる引っ越しに、しっかり縛って梱包したまま・・・(ひょっとしたら結婚する時持って行った状態のまま?)で、30枚近くのLPレコードが出てきました。

先日、大学の授業で学生に見せるために、色々な画集やら本棚からピックアップしていて、壁一面の書棚の一番奥の下の隅・・・手前にまた色々な資料本など積み上げてしまっていて、一番もう中々思いきらないと見ようとは思わない(色々なものをどけるのから時間と体力がいる)死角コーナー・・・
そこにえいっと踏み込んで・・・

LPレコード・・・と言っても、今の若者にはピンとこないかもしれないけど、音楽配信がCDになる前は、それこそターンテーブルにレコードを置いて、針を気にしながら、そっと乗せて・・音楽がスピーカーから流れ出す・・そういう世界でした。

自分で買った覚えのある、高校時代におこずかいためては買っていったビートルズ数枚やグレープの三年坂・さだまさしソロになってのおやじの一番長い日・・、大学時代に一時夢中になってバイト代ためては買ったベイシティローラーズ・・や、オフコース、ユーミン・・それらもこんな表紙だったかな・・と感動ものでしたが、「え?こんなん買ったっけ・・・?」自分でも身に覚えのないものが出てきて、それがまた今の私にかかわりもあったりで、なんだか感動しきり・・・。

今日は9月のギャラリー島田での個展の案内状に載せたい新作作品完成に向け制作を頑張ってから(今朝3時まで・・7時前に起きてみなの朝食などしてからもずっと描いて何とか完成!)音楽のプロの友達に短時間だけど会うことができたので、それらのLP達の一部を見てもらいました。
(今の我が家ではレコードは聴けないし、聴ける機器を持ってるプロのところに持って行ってあげるのが、そのLPたちにも幸せだろうなと)

音楽を仕事にしていてものすごい数のアルバムを仕事室に持ってる彼が「へえ〜!こんなのも」と驚いてくれたり、そのLPに関する私の知らない解説を聴かせてくれたり・・

それぞれのレコードを、買った時の自分を思ってみたりしながら、中学・・高校・・大学・・に思いを遊ばせてみたり・・

音楽と、時代と、その時々の自分と、今の自分と・・・
色々に思いははてしなく漂うのでした。
| - | 02:21 | comments(0) | - |
星に願いを・・の七夕・・悪い事があれば、ちょっといいこともある
織姫と彦星が、1年に1度だけ会える日なのに、なぜか七夕は雨や曇りの確立が高くて、天の川も二人の星座もまた見えないな・・と空を見上げた年が多かったけれど、今日は夕方から雨が上がって・・ひょっとしてミルキーウェイも見れるかな・・・と、ときどきベランダに出て空を見上げています。

先日お会いできたイバラードの世界の井上直久先生と、親友で義姉のモーネ工房の由季子、
実は二人は、七夕生まれ。

そして、二人に出会った高校1年・15歳のときから、もうそれまでの人生よりも、その倍以上の時を過ごしてきた・・その時間の長さをしみじみ思い返しながら、そういう今も続く大切な出会いを下さった神様に感謝。

由季子は、15歳で親友となり、それから10年あまりたって彼女のダンナの弟と私が結婚して義理の姉妹にもなり・・・そんな普通ちょっとあり得ないような存在。
私が、彼女と出会うちょっと前、中3の時に姉を亡くしたことや、彼女と義理の姉妹になった少し後に母も亡くしたこと、、、その存在は、私に神様がくれたプレゼントかな・・思ったりします。

実は来年の七夕の季節には、彼女のモーネのギャラリーにて、また久しぶりのY3(YUKO & YUKIKO & YOKO)展を、企画してもらっていて、今デンマークから帰国中のYUKO-TAKADA-KELLER(今日は金沢美術工芸大学でレクチャーしてるはず)と、3人で、近くモーネで打ち合わせもする予定なんです。
きっと、親友ながら尊敬するアーティストのYUKO、由季子との、モーネにとって大切な七夕の季節に星に願いを込めた作品のコラボが・・、北欧の空気が・・、泣きたくなるほどの空間になるような気がして、と、今から泣きそうになってる私たちです。

事実は小説より・・の本当に過酷な体験はあっても、私は、本当に、温かい人との出会いには恵まれている気が、最近でもまた、思ったりしています。

昨日今日は、私自身ちょっとまた微熱もあっての、体調不良でしたが、昨日の成安造形大学でも、今日の大手前大学でも、身体的にや、精神的にや、不調が続きだした学生何人かのことを、心配しつつ・・・、それぞれにできる範囲で対応。

でも、ちょっといいこともありました。

昨日は久しぶりに家族5人がそろいそうなので、(滋賀県から帰る私が一番遅れるくらい)、ちょっと今の私には実はそれはとてもしんどい事でもあるのだけれど、先日来色々落ち込んでる長女を励ます意味でも、長年家族の行事のセッティングは私がしないと動かなかったので、それぞれのバイトや塾のない日や帰宅時間やら聞いて調整してダンナは自分の誕生日だから早く帰るといっていたので、、駅前のお店で、ものすごく久しぶりの家族の会食。(4人それぞれにばらばらとながらうまく同じ時間に入れたようで、セットした私は遅れて参加。)

いつも衝突も多い、娘・息子たちも、それぞれに久しぶりの店で好きなものを頼んで、長女はアルコールもちょっと飲んで、私がついた時は和んでいてホッとしながら長女の横に。

そしたら、先日PCを失くした日に、芸大で、本当はパソコンでのデータでプレゼンテーションするつもりだったのが、スケッチでの簡単なプレゼンを急遽せざるを得なかった長女の、そのプレゼンしたデザインが、賞をもらえた・・とのうれしい報告。
プロダクトデザイン専攻の中で一番優秀なN君と思いがけずの長女との二人が賞もらえたとのこと。
「よかったやん!ほら、やっぱり悪いことあったらいいこともあるやん」
少しながら、賞金ももらえるとのことで、それを新しいPC買うのの足しにする・・とややうれしそうな長女。お母さんもちょっとは助けてあげるしね・・
(大学と企業の、今よくある産学協同プロジェクトでの、水筒のデザインだったそうで、そのメーカーからの受賞。デザインした水筒も商品化されるそう)

落ち込みが続いた娘の、そのちょっとした笑顔が、体調は悪い私にとっても、「ちょっといいこと」でした


| - | 21:39 | comments(6) | - |
仲島先生のブログより・・「人に惚れて人になる」
このところ忙しすぎて(って、年中言ってる気もしますが・・・)お気に入りに入れてる方のHPやブログも確認できずに過ごしていて、10日ぶりに拝見した、尊敬する仲島正教先生のブログに、またいっぱい感動しながら、その中でも、最近読まれた本/秋葉英則 著 「人に惚れて人になる」 からの言葉・・

「人は人とのかかわりの中でしか変われない」

「人は人に惚れて人になる」

 
今の私の心に・・・ものすごく響きました。

今日はまた、先週来の疲れが残る体を引きずりつつ朝一番から大手前大学授業へ。
9時10分始まりの授業開始までに8時50分ころからバタバタとモチーフセッティングしながら(樹木の切り株ならぬ切れ端や、ワインボトルや鳥のはく製や、そのまま置いておけるものはいいけれど、そこに組み合わせている観葉植物や、果物色々などは、熱い中4週間の制作に持ちこたえてもらうために、授業のたびに、果物類は冷蔵庫に出し入れ、植物の鉢は、水をやっておいてる流し横からまた運んでセットし、授業後にまた流し場へ・・・それが、たくさんの学生たちが数人ずつ囲めるように10セットほどセッティングしているので、授業前授業後はなかなか大変なのです)朝から蒸し暑くなってるアトリエ教室に、授業ぎりぎりで駈けこんでくる学生たちの熱気でまた室温がぐっと上がる前にエアコンつけるべくスイッチを入れると、それが全く作動しない・・・
震災に全壊して建て替えられた本館と違い、何とか無事だったアトリエ校舎は老朽化していて、広い教室に2台設置されてる大きなエアコンも、一台は少し前までに故障してしまっていて、修理を待ちながら、もう1台のみで、何とかやっていたのですが、それが突然壊れた(災難は突然やってくる・・そんなことばかりですね)今日は、とにかく助手さんやTA(ティーチングアシスタント)さんに事務所から沢山の予備の扇風機運んでもらい、ともに授業のI先生と教室も廊下もすべて窓を開け放して回り、何とか風が通るように・・

この方がエコにはなると思いつつも、周りの教室でガンガンエアコンついてるなかで、朝とはいえ気温・室温はどんどん上がって来て、学生も暑い・・とフーフー・・普段いじょうに体力仕事が続いての教師二人もくらくらしながらの指導・・、(先輩I先生に「大丈夫ですかぁ・・?倒れないでくださいね・・・]と時々休んで頂きながら・・)なかなか過酷な汗だくの一日でした。

その分、帰ってまたバタバタと夕食作りながら・・飲んだビールの美味しかったこと!

| - | 22:53 | comments(0) | - |
今、この時を生きる・・
ああ・・・またなんて今週も忙しかったんだろう・・と思う反面、限られた時間の中で、これだけ色々充実した時を過ごせた幸せを思わないと・・と思います。

金曜は、大学の授業をこなしてから、明石へ車で行って、父親を載せて神戸・松方ホールでの、ピアニスト・伊藤ルミさんとチェリスト・ミハル・カニュカさんのコンサートへ。6月11日だった父親の86歳の誕生日祝いと父の日のとの、私からのささやかなプレゼント。
クラシックを聴くのが大好きな父親には、そして年齢とともに色々な場所に自分で行くことがだんだん大変になって来てる身になると、迎えに行って夕食一緒にして、生のコンサートを聴いて、それからまた車で家まで送り届けてもらえる。、というのは、とてもありがたい・・ととても喜んでくれて、そういう父を見ると、中々旅行へも行けなくなった・・と会うたびに言われても、本当に時間がなくて、旅行にまた連れて行ってあげたいなと思う気持ちはやまやまなれど、連れていってあげられない・・、から、せめてこういうひとときをまたプレゼントできたらな・・と、朝一番からの大学の授業と、その早朝出勤前に家族の夕食準備もして、明石へ車走らせて、夜、目が見えにくくなってきてる遅い時間に神戸からまた明石へ走り明石から西宮への運転はかなりハードだったけれど・・またこんなことがしてあげられたらいいなと思ったことでした。

そして、土曜は、京都芸大130周年記念式典と、大同窓会が、京都芸大キャンパスであり、また朝から、まさに滝のような雨の中名神高速飛ばして、京都芸大へ。
忙しい中、「欠席」に丸して出してたら、それはそれでOKだったのだろうと思いますが、娘と2代同窓生となったことや、今娘が在籍中にこういう130年記念式典が開かれるということも、何か不思議な縁のようなものを感じたりして、少し早目に抜けて、自分が出品してる、みやこめっせでの「アートフェア―」にも顔出せるのはこの日しかないし行こう、と、参加してきました。

もう退官され名誉教授になってはる、なつかしい先生方とお会いできたり、今芸大で先生している同級生作家や先輩作家さんたちとも会え、芸大を離れてる何十年ぶりかで会った先輩後輩に[全然変わってはらへんねえ」と言ってもらったり・・
そして長女がお世話になってるプロダクトデザイン科の先生方ともお会いできて、先日来の娘のPC紛失事件をそれぞれに心配下さってたり、家では(私から見れば)どんくさいし、わがまま勝手な長女だけれど、「いつも明るくみんなを盛りあげてくれるいい存在です」「今次々落ちてきてしまってるけど、実力はある優秀な学生やし、あせらなくても本当にまだまだ秋になってからでもきっと決まるチャンスはあると思っています」と
それぞれの先生に言って頂いて、本当にありがたく元気をもらう思いでした。

そして、やはり朝から忙しく夕食の段取りをしたりして大雨の中運転して、芸大からミヤコめっせにも走り、そして帰ってきてまた大事な友人と会うために出て行ったり・・・
目いっぱいのフル回転・・・だけど、今、このときにできることは、無理かなとか想いながらも精いっぱいこなすことができれば・・

それはそれで、幸せな人生なのだと・・・

忙しすぎて体がちょっとしんどくなってSOSの時もあるけど、この年齢になれば、それはひょっとしたら、こんなに忙しくフル回転していなくても、襲ってくることかもしれないし、(出産時に体休めずに無理してたら後年齢重ねたころにどっとくるよと言われたし)、そういう中で、できるだけ、今この時を、自分らしく・・生きられたらいいなと思います。

私のこの歳のころに、母は(その母も)もう死期がせまっていたことを思うと、よけいに、人の存在のほんとうにあっけない儚さは痛感してるから・・
| - | 01:03 | comments(2) | - |
悪いことが続くとき・・
一昨日は、息子にちょっとへこむできごとがあり・・本人がすごく落ち込んでいるし「まあまた頑張ったらいいやん。もう今日はサッカーでも見たら?」ちょっと気持ちをフォロー・・
かと思うと、思春期(第二反抗期)真っ盛りだから仕方ないとは言え、ちょっとしたことにことごとく反抗的態度・・「黙ってふてくされても、そっちでぶつぶつ文句言われてもお母さんには何が言いたいのかわからへん。言いたいことはどうどうとはっきりいいなさい!」と対決したり・・・

そして昨日は長女に・・ちょっと本当に不運なできごと。
それまでも、去年秋からの就職活動が本当に厳しく、最近も、何回もエントリーして、しかも、一次で沢山ふるい落とされるのを乗り切って、2次研修や3次最終面接など、ひょっとしたら今度こそ行けるかも・・・と期待しかけて最終でおとされるのが続いて、ちょっと辛いだろうな・・と、多少のわがまま(いくら忙しくても少しは家のこともしなさいと、母もどんなに忙しくても自分の仕事夜中に回して何とか家事しているんだからと、よく衝突しています)にも目をつぶっていたりしたのでしたが・・

今までの自分の作品ファイル、就職活動のためのプロフィールやらポートフォリオのデータやら、一昨日も遅くまで芸大で作業もして、帰宅してからも、私が昨日大学へ出勤した後も、ぎりぎりまで作っていた昨日午後の芸大でのプレゼンテーション用データも、すべて入った彼女のノートパソコン。
・・・時間ぎりぎりでとびだして阪神西宮駅前で停めた自転車に、いつもなら背中のリュックサックに入れてるのに、まだ電車内でも作業しようと手提げにいれて前のかごに入れてて急いだために、そのまま置き忘れてホームに向かい、気がついてあわてて自転車に戻った、わずか10分足らずの間に、持ち去られてしまった・・・

もちろん娘の不注意・・。
とはいえ、自分が今まで長い時間かけてやってきたことがすべて入ってるPCと、ほかにも作ったデータを入れてた大容量のUSBメモリーなどもすべてくっつけたまま無くなってしまった長女はまさにパニック。
私は大学だったし、休みで家にいた主人に娘は泣きながら電話して、私が息子の塾の面談のために早めに大学出て阪神西宮駅前に行ったところに、警察の方と、娘と主人とが話していて、驚いて事態を知ったのでした。

とにかくスケッチだけで何とかプレゼンだけするために芸大に行って、帰ってきた娘・・
芸大に向かう電車で泣いてるだろうなと、携帯メールで、「KOHARU…それだけ悪い事があったら、良いこともあるやろうから・・・元気出して頑張りや」に、
「ありがとう(T T)
最近どん底ばっかりや・・・
とりあえず、今日のプレゼンデータないけど描いたスケッチだけでやってくる・・」の返信。

先日来の落ち込みに加えての出来事に心は折れそうになっているのがわかり、帰ってからは、食欲ないというのを「少しは食べな・・強盗に会って、危害加えられたりしなかったのが幸いやん、命があれば若いんやから、これからゆっくりやり直していったらいいよ」と座らせて。
もちろん、大変なことおこったときには、そんな慰めも心に届かないのもわかるし・・目を真っ赤に腫らし、家族で一番食いしんぼの彼女が、作っておいた冷麺にもなかなか手がつかず・・・母としても苦しい思いでした。


そんなもん、社会人やったら仕事のデータなくしたら免職もんや、なんでバックアップしとかへんねん。ま、たしかに命あったのが幸せと思って元気ださんか・・

主人の言葉に折れてしまって(励ますつもりなんでしょうが・・)やっと食べかけたお箸を置いたまま、ベッドに飛び込んですすり泣きながら朝まで出てこなかった長女。

今日は、そんな彼女をフォローしながら、唯一大学がない日だったのを幸いに、ちょっとずつ今後のこと話したりしながら、あまり向き合いすぎるのもしんどいだろうから、さりげなく制作を進めていた私でした。

| - | 11:24 | comments(4) | - |
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