YOKO'S SCENE

兵庫県立美術館での美術講座を終えてから、まだ行けてなかった「プーシキン美術館展」神戸市立博物館へ。近くの駐車場に車停め博物館へ向かいかけたらルミナリエ試し点灯？たそがれのブルーの世界に光のアーチが美しく…まだ準備中だから人もいなくて北風冷たかったけど贅沢にゆっくり見入り、今日も一日頑張って働いたご褒美を頂いたようでした。
寒い日は空気が澄んでいて、今また夜中の洗濯物干ししながら、夜空の星も綺麗です。

色々な色が混ざりあって…完全に紅葉したものより、このうつろいゆく感じが好きです。
自然の織り成す色にはかなわないな…
色々な事があった日は、自然に身を委ねるのがいいかも知れません。。
忙し過ぎる日常の、バスを待つひと時に目の前に広がった自然の色に魅せられていました。
雑用こなし、来週ギャラリー枝香庵（銀座）のX'mas展に送る小さな絵に向き合います。そうそうその絵にも自然の葉っぱたちの色描いてるのです（珍しく?）。

昨日はホスピタルアートのセミナーに参加させて頂き、英国からのケイト・プルーム先生・子供ホスピスプロジェクト理事の岡崎先生の講演聴きその後ディスカッション。アートにできる事、可能性について考えました。医療現場で重度の患者さんに向き合う医師からの真摯な質問も相次ぎ濃密な時間に…私にとってもずっと心にあるテーマです。
今日はやっと何とか時間作って神戸ビエンナーレのメリケン会場へ。色々問題言われてるこの祭典、近く考える会もあるし前回前々回と見てきたけど今回もちゃんと見た上で意見言わないとと。
船から作品を見るクルーズは海の上渡る風、遠く光る海見つめ…
それから神戸波止場町TEn×TEnでのトークセッション「神戸のアート、現在・未来」（榎忠さん・加藤義夫さん・坂上義太郎さん）へ。其々第一線でおられる方の考察は深く濃く、いいお話聴けました。最後に思いがけずに司会の坂上さんから指名され前に出て意見を言う事になり慌てましたが…アートについて、生き方行き方について、また深く考えた二日間。

熱出して休んでたとか、今日熱があるとかの学生急に増えて、気をつけやと声かけていたのに、こちらが一昨日からちょっと発熱。身体がとても怠く、別に咳も鼻水も喉の痛みもないからやはり連続の個展や私事の心労伴うバタバタがずっと続いた今年の疲れ出ての久々の熱かなと、なるべく一昨夜と昨夜は早くベッドに入りました。昨日は夙川キャンパスで授業こなし、今日は美術館の講座へ。朝、息子のお弁当作りながら、海から昇りゆく朝日を浴びて少し元気出てきて、いつもながら、とても熱心に頑張られる美術館講座の方々には元気に指導できてよかった…ちょっとしたアドバイスや筆を入れて差し上げる事で、それを素直にまっすぐにまたぐっと伸びて行かれるので、本当に教えがいがあり、元気を貰う思い。NHK講座の方々もそうです。
もうすぐ考える会もある神戸ビエンナーレについて、意見を言うなら見ておかないといけないのにまだ忙しい日々に追われ見れてなくて、今日は兵庫県立美術館ギャラリーと、横尾忠則美術館も講座後に拝見（後はメリケンパーク会場と元町高架下）。そしてアトリエに寄り帰宅。でも私はやはりアトリエで絵に向かい描く時間が一番素の自分になれる時間、画像はかつてのモチーフをまた少し変えて描いてみてる10号変形作品。1月、大阪池田市の画廊ぶらんしゅ恒例「Ge新春小品展」に出品する「Lost time in Blue〜いつも光の中にいた」

先日久しぶりにバナナケーキを焼きました。
私の定番の一つで、もう数え切れない回数焼いてきた（ちょっといいブランデーを効かすのがみそで、だから甘党の人だけでなくお酒好きな方、亡き恩師も美味しいと食べてくれて、それに気をよくして手土産やプレゼントしてきたし、子供たちも大好きで、食いしん坊の長女は小さい頃は焼き上がるまでオーブンレンジの前で背伸びして待ってました。今は彼女も時々焼いてプレゼントしてるよう）けど、オーブンレンジが壊れ数年前買い替えてから、どうも相性悪く、以前よりかなり温度落とし焼いても上が少し焦げてしまう…それでも受け取った方が喜んで下さる笑顔に私はやはり元気を貰うなって、また実感した事でした。
忙しい日々だけど、時々また焼こうと思います。

色々な事があって1週間があっという間、またすぐに年末の大きな搬入がやってきそうです。
昨日は美術館講座の仕事から帰った夜、3泊4日の沖縄修学旅行から帰る息子らを迎えに伊丹空港へ。久しぶりにサッカー少年4人を車に乗せ運転。ガールズトークはよく聞くけど、修学旅行のハイテンションのまま後ろでボーイズトーク?。最後の一泊はホテルだけど前二泊は数人ずつで民宿なのでそれぞれの家でのハプニングやら怖かった話報告しあっていて、「この辺で何人死んだとか色々いいよんねん〜あれ一番やめてほしかったわ」とか「元々ラッキョウ苦手やのにその上黒糖まぶしてあんねん。残したらあかん思てゴーヤは何とかクリアしたけどあれは死んだ…」とか…吹き出しそうになるのをこらえて運転。微熱でしんどかったのも忘れ…みんな私を見下ろす体格になってても（反抗的態度に息子とバトルになる事もありますが）まだまだかわいい所もあるなと。ちゃんと民宿でのお手伝いもしたようです。
Y君の「あーもう高校生活終わった…」の言葉、私達の高校時代にも、修学旅行終えたらもう大きな行事なく受験勉強か…と同じような事言ってたのを懐かしく思い出しました。
そんなサッカー少年達、遅くに帰った翌日の今日も、朝からお弁当持ちでサッカー試合へ。早朝からまたお弁当作り(-.-;)私はNHK神戸の仕事に出勤。また皆さん熱意を持って描いて下さって、楽しく忘年会プランも立てて下さっていてそちらでも元気貰い、無事終えて…国立国際美術館のアーティストの集いへ参加すべく、今移動中です。

病状悪いとお聞きしていたけれど、きっとまたお元気な姿でギャラリーでお会いできると信じ祈っていました。でもかなわなかった。
三木谷良一先生。
9日亡くなられ昨日お通夜。今日お葬式でした。
神戸大学名誉教授であの楽天の三木谷社長のお父さまでヴィッセル神戸の役員でもあり…息子が小学生の時、塾行かせてくれなくていいからヴィッセルスクール行かせてと言った時、ギャラリーでのお話の中て話すと「どこや？深江浜？入れなかったら言いなさい」なんて言って下さったり、ヴィッセルの選手達ら可愛がってお宅に呼んで食事させたりされてたから、ギャラリー島田のイベントにトップ選手を連れて来られ一緒に写真撮らせて貰ったり…サッカーの話しには目を輝かせられ、もちろん経済学者としての難しい話しもサロンでされ…私の父も神大経済学部卒でと話しすると「少し上だ、多分同じ先生だな」と。ファッションやアートを勉強したいと留学した孫のS君（個展に初めて来てくれた時は絵にいっぱい質問浴びせてくるかわいい小学生でした。今日のお葬式ではアメリカからの弔文を英語で読む役凛々しく果たす青年に。そして私の姿見つけ笑顔向け挨拶に駆け寄ってくれて嬉しかった）のお話しもよくした…色々な場面思い出され、遺影見つめながら涙がとまりません
でした。
楽天の星野監督の「お父さん…」と呼びかけての弔辞も素敵でした。楽天監督引き受け食事を共にした時、「ひろしは我が儘だから…でも、言うこと聞いてやってくれ」と頼まれたとの言葉や、「スポーツの話しにもこちらがよくわからないケインズやら経済学者の論理持ち出され困った」エピソードに温かい笑いが起こりました。
最後の遺族からのご挨拶も、喪主の奥様だけでなく、医師の長女さん、学者の長男さん、そして次男の三木谷社長それぞれに心篭ったご挨拶、とても寒くなった日に温かさ溢れるお葬式でした。三木谷社長がお父さんへの手紙を、何度も何度も涙で詰まりながら「「めそめそするなって怒られるな」なんて呟きながら記者会見などとは全く違う、素のままのやんちゃ坊主がお父さんに語りかけるように読まれたのも本当に心に響きました。
三木谷良一先生、本当に有難うございました。お疲れ様でした。とても寂しく思う人は沢山いますが…安らかにお休み下さい。
お別れに駆け付ける事ができてよかったです…
楽天の優勝と、ヴィッセル神戸のJ1復帰を見届けて、逝かれたのかな…

三木市立堀光美術館から届いて…、こんな大きなポスターに自分の絵が…と、面映ゆくもあり、でも本当に有り難く…あらためて公立の美術館企画での初めての個展の実感が湧いてきました。
会期中、1月13日（月・祝日）にアクリル板を使ってのアートフレーム（オブジェ）作りワークショップ（中学生以上、定員20名）もするのですが、ターナー色彩（株）さんのパール系絵の具などの協力も今日快諾頂いて、頑張らないとと思います。
先日のギャラリー島田での自選展とはまた違う古くから最新作まで、大作から小品、小説挿絵の原画まで40点ほどを並べます。また詳細告知しますね。

でも…日々色々に思い悩んでしまうけど、目の前の自分のできうるだけの事を精一杯して、できない事はできない…で生きていくしかないのだと、またしみじみ実感してます。

ベランダから見えるヨットハーバー前の桜並木、
個展中は早朝から息子のお弁当作りに加え夕食準備もして飛び出し、暗くなってから帰りで、バタバタと過ごした2週間で…今朝ふと見るとあちらこちらほんのり色づいてきていました。
毎年同じ場所から眺めているのに、今年はまたちょっと違う色に見える…
昨日の兵庫県立美術館講座では、生徒さんらから「個展拝見しました」「静かな風景に引き込まれました」教えに回りながら色々に言って頂いて嬉しかった…今日は前回が個展初日で、講座後皆さんで見に来てくれたNHK神戸文化センターの講座へ今から行きます。楽しく絵を描いて貰えるよう頑張りたいと思います。