YOKO'S SCENE

兵庫県立美術館ギャラリーでの展覧会3日め、連日沢山の方々見に来て頂いてるようです。今日午前中私が行ってる間も、午後美術館の講座で教えてる間も沢山来て下さって…本当に感謝です。
引き込まれました、じんときました…そんな一言一言が、搬入後不覚にも高熱出して一日中ダウンしてしまった病み上がりの私に、元気を頂けたのでした…

今日は兵庫県立美術館ギャラリーにて、展示作業でした。出品者20名中仕事と病気でのお二人除く18名が揃い、年齢もジャンルも越え皆立場平等に意見言い合い…いい雰囲気の展示になりました。
私の青い大作「あの日見つめていたのは…」1と2は、入って突き当たりの壁面の左側にあります。(この画像右側の２点）
皆さん予想以上に力作揃いでした。ぜひご高覧下さい。

先日来、アトリエで格闘していた130号-私の背丈よりずっと大きな-青の大作2点「あの日見つめていたのは…」1と2を出品する展覧会のご案内です。作品は何とか完成し、今やっと運ばれて行きました。

第4回21世紀関西女性絵画展
2012・11.28（水）-12.2（日）10:00-17:00（最終日は16:00まで）入場無料
兵庫県立美術館ギャラリー棟3階ギャラリー

日本画・洋画それぞれの分野で活躍している女性画家20人が、一人壁面6mほどずつ使っての競演です。
ぜひご高覧下さい。

私は金曜10:00-12:00頃は会場にいる予定です。

今日は朝から雨…
静かな晩秋の雨に濡れるヨットハーバー前で、バスを待っていました。
アトリエで青の大作2点、今日仕上げます…
焦ってはいけない…
静かな気持ちで、絵と自分自身をしっかり見つめて…

これももうすぐ完成の小さな作品、
色々な想いこめ…
祈る思いで…

昨日もおとついも、秋晴れと思ったら、急にパラバラと雨が…秋の（もう冬の？）お天気は不安定。
昨日は朝から次女の引っ越し荷物（と言ってもそう遠くない神戸市内、職場に自転車で通える所にとりあえず自立？できるのか？）を車へ積み込む手伝いしてから大学へそしてアトリエへ。晴れでよかったねと言ってたのに積み降ろし中降られた模様。
これで我が家もあとは息子の進路が決まれば私は思い残す事はないのですが、まだ中々先は見えません。
今日は美術館の講座で教えてアトリエへ。
その前に、ゆうべもお電話頂いたらしい元毎日新聞特別編集委員Tさんから、来年6月に、5回シリーズでアーティストを招いての対談に、一回は井上さんお願いできないかの依頼。
その回は阪神間モダニズムに関して話したく、井上さんは京都画壇から大阪・神戸にも活躍されていて、そのあたりの感覚の違いやら交流ある作家やらお話頂けるだろうしとの光栄な依頼。恩師三尾公三先生とも懇意にされ、前田寛治大賞トリエンナーレに名前ふせて私を推薦下さった…私がそこで思いがけなく受賞もし、「推薦した人が受賞するのは推薦した者としても嬉しい」…と私がもしやと尋ね、後から名乗って頂いた恩人でもあります。
三尾先生の没後10周年記念展を、岐阜美術館の後京都大阪などで巡回展できないか岐阜県美の学芸員さんから相談受けた際も、思わず突然御電話して相談したりして・・・、ゆうべ電話受けた息子は「母はまだ遅くなります」と携帯番号書き留めながら、「なんかヤーサン関係のセールスか勧誘かって思った(¨；)」なんて…（Tさんちょっと話し方がドスきいてたりするので怖かったみたい・・）
ごめんなさい、Ｔさん。

この画像の少し前、雲間から天使の階段が…
あれを見ると何かが始まる予感がするのです。

色とりどりに染まって来ています。
春、薄いピンクのトンネルは下も花びらで埋まっていたっけ…家のすぐ横、私の好きな海へと続く道。

今年早春に「1.17の画家たち展」に参加させて頂いたギャラリー高瀬舟（芦屋）で、来年1月個展を企画頂きました。「1.17をずっと忘れずにいたい、そしてその思いを3.11東北へ繋げていきたい。竹下景子さんは東北へ行かれるけど、市民による詩の朗読コンサートをギャラリーで、そして1.17コンサートに関わり深い作家の展覧会を」という企画趣旨に共感し、「まず井上さんにお願いしたいと思って」の言葉光栄に思って、ちょっと急ながらお引き受けすることにしました。
「あの日を忘れないで…」（京都の個展に出した、東北と自分自身の私的思い重ねた作品）など並べる構想を練り始めています。

心こめて描いて行っています。
これは「輝ける朝に…」
以前描いたものに納得いかなくてしまっていた作品を、また完成度高めるべく先日から筆を入れていました。銀座のギャラリー枝香庵さんのX'mas展に送るつもりです。
毎日がバタバタとあっという間に過ぎてゆく中、何が今一番大切な事か、今自分がすべき事は何か…
間違えないように…
いえ、失敗や間違いばかりの私だから、少しでもそれが少なくすむように…絵にも生活にも仕事にも向き合っています。そして時には勇気を持って大きく踏み出す事も必要なんだと思います…
もう今年も残り2ヶ月を切りました。
色々に変化の大きな年でした。まだ一山も二山も越えねばなりません。頂く温かいエールを胸に頑張ります。

朝晩肌寒くなり、秋深まってもう冬の気配ですね…
また色々な事があって今週もあっという間に週末、そして11月。姉の誕生日と亡くなった日が来ます。誕生日おめでとうを言って1週間後に亡くなって…、信じられなかった…あれから早くも39年。姉はチューリップの歌が大好きで、ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」等沢山の本読む文学少女で絵もうまくて、私なんかよりよほど芸大行くタイプだった17歳のまま…
私は今日も色々に思い悩みながら、沢山の青に…心も…まみれています。
「喪失と再生の色」青に…
木曜は大学で、金曜は美術館の美術講座で、今日土曜はNHK文化センターでそれぞれの一人一人の絵にも向き合って、中々時間は足りないけれど凄く忙しいのも余計な事考え過ぎなくていいのかも知れません。