YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
遠い日の出会い
開催中の井上直久展へ行ってきました。
共に、高校1年の時、井上直久先生に出会わなければ、芸大へ行ってなかっただろう親友と待ち合わせて…彼女はわざわざ四国からとんぼ返りででした。

出会った時は、私たちは15歳、井上直久先生は25歳…担任になって、広告代理店上がりの変わった先生だなあと。でも風貌も話もとてもユニークだった先生に、私たちは引き込まれていきました。私は高校3年で理系のコースを選ばなければ直久先生が3年間担任だったのに、理系クラスへ行き、それなのに高校3年の夏休みになってからやはり芸大にどうしても行きたいと、常識的には遅すぎる進路変更を井上直久先生に相談しにいった、やっかいな生徒だったのですが、先生は今からだと1年次から芸大目指している子にはかなり遅れをとるから、画塾にも行った上で、毎日デッサンを描いて僕にも持ってくるように。勿論学科試験の勉強もした上でだよと言ってくださって、厳しい批評に涙が出ることもありましたが、真剣に向き合って下さったから、無事芸大へ合格できたのです。

出会った15歳の頃の私は、前年に姉を自死で亡くした大きなショックと
悲しみを、両親に私まで心配かけてはいけないと、必死で胸に押し込めていた…もう半世紀以上を経ての今、この親友と、井上直久先生との出会いは、そんな私への神様からのギフトだったのかもしれない…そう思っています。

井上直久展は阪急うめだ本店美術画廊で、2月19日〜25日まで。
(昨年仙台三越美術画廊で、偶然お隣どうしで個展出来たことは奇跡でしたが、今年の私の阪急個展は7月16日〜22日です)
| - | 13:17 | comments(0) | - |
君の ゆく道は 

時々雪の舞う日が多い日々、皆さん元気でお過ごしでしょうか・・・
私は、娘を見送った後の先週末は、長年教えた大手前大学の卒業制作展へ。
昨年春まで教えた学生3人が受賞していて、後ろから見守った表彰式後に、おめでとうと声をかけたら、「わ〜!井上先生〜」と喜んでくれてハグ。それぞれ色々あったけど、頑張り屋さんでしたから、よく頑張ったねと、私も嬉しくなりました。
そして、絵画の合評会にも呼んで頂いて参加。
そこまでは良かったのですが…帰ってから胃の痛みがきつくなり、夕食もとれずにダウン。翌日、翌々日くらいまで、胃の痛みと微熱で、久々に家にこもって…まあ昨年は本当にあちこちに飛び回りながらの多忙な中、一度もダウンすることなく走り抜いたから、そういえば、大学の勤務中は、毎年授業が一段落する2月頃に3日間高熱出したりして〈魔の2月〉と言ってたっけと思い出して苦笑。
寒い中家にこもってゆっくりする日もたまには大事かと〈アトリエはこの時期本当に底冷えの寒さなので)それでも動けはするから、確定申告書類を整理したり、時々海と空の色を眺めたりしていました。


その後復活して、いつも六甲ミーツアートでのパフォーマンスが秀逸な松蔭中学高校美術部の神戸ワールド記念ホールチョコレート化計画のイベントへ、なんとか駆けつけチョコを買って応援したり、元町映画館で1月17日から上映されてた「港に灯がともる」もなんとか拝見しにいったり・・・昨日は友人夫婦の素敵な二人展を拝見しに滋賀県大津市まで。
時間は限られているけれど、なんとかこうして動き回れる事、健康に感謝です。

今日はまた朝から地域の義務教育学校の図工授業サポートへ。
そして今から制作も。
画像は少し前に4月のBreeze展案内状に掲載の為に仕上げた最新作、「君のゆく道は  」今日その校正原稿のメールも入ってきました。素敵なメンバーとの5人展、4月8日〜27日京都ギャラリーなかむらです。お楽しみに・・・!
| - | 14:40 | comments(0) | - |
2月になりました
毎年この時期に言ってますが、年が明けた後、1月2月3月はあっという間に過ぎてゆきます。昨年の今頃は、大学授業締めくくりや成績評価、退職にあたっての引き継ぎもあり、加えて確定申告の準備と、3月末からの京都個展準備に追われていましたが、今年は、そのO大学の諸々はないのに、なぜか一段と気ぜわしく・・・
1月中に鳥取へ行ったり四国へ行ったり、次女の引っ越し。。。
気がつけば2月になっていました。

先週末は、NHK文化センター神戸教室へ。講座後に、親睦ランチ会。本当なら、昨年秋の彩洋会展終了後、年内に慰労会・忘年会として開催するはずだったけれど、私が個展でばたばたしていて年を越し、1月も色々な行事が目白押しで2月に。申し訳なかったけれど、出席された生徒さんみなさんそれぞれに、今年の抱負や知らなかった近況自己紹介も聞けて、和やかに良い会になりました。

日曜は朝から地域の防災減災を考える 実行委員会に。来月初めに義務教育学校で防災フェスタを開催するので〈なかなかの規模のもので、昨年も沢山の方が参加)、私もまた受付業務を任される予定なのでした。

月曜は早朝から大荷物で巣立つ次女を駅まで車で送り、冗談言い合ったリしながらの別れ際に小さなプレゼント渡されて、帰って開けてみたら出てきたカードに書かれた文章に思わず涙腺が・・・
小さい頃から要所要所で泣かされた〈良い意味で)の次女でした。
3年8ヶ月頑張ったカフェを閉じる決断をして、(それも泣いてくれた常連さんがいたほど愛された店にして)遠く雪国へ嫁ぐ彼女に、とにかく元気で、、無理しないで、幸せになってねと…それだけを思っています。





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