YOKO'S SCENE

全くの家庭料理（祖母や母の見よう見まね）ながら、体に優しい薄味でのお節料理を父親と、叔母にも少し、無事届け、明石から神戸経て西宮へと帰宅中。
（筑前煮は、九州の祖父母はがめ煮と言ってたっけ）干し柿入れる柿なますも、甘酢には砂糖使わずの甘味で糖尿病の父親向けに永年作ってきました。今年も何とかできてよかった…
去年の大晦日にもこうして届けたけど、この1年で自身の状況が随分変わった…色々に想いながら車窓を眺めています。
来年がいい年になりますように…今年お世話になったり励まして頂いた方々皆さんに、感謝です。
そして高齢89歳になっても心配してくれる父親に…感謝。

初めて手綱こんにゃくのねじり方を教えて貰った子供の頃、魔法みたいに思えた…椎茸が生より干した椎茸の方が味わい深い事や、戻し汁がいい出汁になる事なんかも、おばあちゃんのお節料理から学んだのでした。

気が付けば日付が変わっていました。
年賀状兼個展案内状やっと書き終え（つい一言一言添えてしまい）、お節料理準備中。明日は父の所に年越しそばやお雑煮の用意と共に届けます。
間に合うかな…
（少しは寝ます。）

今、空が綺麗です。
空気は深々と冷えてきて、とても寒いけど、さっきまで空を覆ってた雲が切れ、日が沈みゆく前のひとときの清んだ空に光る雲。
今日もバタバタと雑用に追われながら、ふとベランダから見た西宮浜の海の上の空に、ふっと心が深呼吸です。

展示作業真っ最中。館長自ら作業にあたって下さって、若く有能な女性スタッフ二人と…私とで順調です。
サンテレビから連絡入り、今夜9時半からのニュース番組の9時５０分頃に、簡単にだけどこの展覧会の紹介して下さるとのこと。嬉しい…

次女手作りのX'masショートケーキ。22歳、まだまだ修行だろうけど、自分でカフェを出す夢（かもめ食堂みたいな人の心を癒す…）頑張ってほしい…

私はギリギリまでアトリエで作業して7時過ぎて飛んで帰ってからチキンをオーブンに入れ（子供の頃からX'masには亡き母が鶏の足焼いてくれたからわが家の子供達にも定番に）、焼いてる間にサーモンのサラダとオードブル少しとガーリックバター練りバケット切って…今年は凝った事はできないけど、息子・娘と三人でささやかに、それぞれの健康を祈り乾杯。とんぼ返りでゆうべだけ帰ってきたカフェ厨房で修行中の次女が、ケーキをスポンジから焼いてイチゴのショートケーキ作ってくれたのが何よりのプレゼントかな。（子供ら小さい時はイブは仕事帰ってご馳走作りプレゼント隠し夜中に3人の枕元におくタイミング謀るのやらで大忙しでしたが…）
さあいよいよ明日は三木市立堀光美術館へ40作品を搬入、展示作業です。ちょっと微熱気味だけど頑張らねば。

明日も祝日ながら大学授業は朝から夕方まであるので、今日アトリエにて、25・26日搬入の、年明けの三木市立堀光美術館・個展出品作品40点と、Ge新春展出品の1点の準備をほぼ完了に。目の回る一日でした。
あと24.25日で最終チェックをして運びます。

兵庫県芸術文化協会主催、ホテルオークラ神戸で12月に開かれ美術・音楽・伝統芸能関係者、メディア関係者ほかが集い、芸術文化協会会長である兵庫県知事からその年の兵庫県芸術奨励賞贈呈式があるこの会に、5年前に私も芸術文化協会から別の賞頂いてから声かかるようになり、仕事で行けない事もありますが、今年はギャラリー島田仲間の画家須飼秀和さん（右）と彫刻家クボタケシさん（私の左）受賞と聞いて朝から夕方までフル授業の忙しい月曜ながら何とかぎりぎり駆け込み祝福しました。
まっすぐに頑張る若いお二人の受賞は本当に嬉しいです。
公募団体や、他でも、作品とは別のエネルギー費やして賞を獲得される事がまかり通る現実があることも見てきた（もちろん純粋に頑張る方々も中におられます）し、大変な状況下でコツコツと描き続け新聞連載挿絵や最近はさだまさしさんの週刊誌連載の挿絵などメジャーな仕事もしてもとても謙虚に個展見に行くと喜んでくれる須飼クン、何年か前ギャラリー島田ミニアチュール展でご一緒してから、私の芸大同級生・彫刻から現代美術家として活躍する今村源氏の大ファンとかで「同級生なんですか？」と色々話すようになったクボくんも、その後次々大きな受賞もし、あちこちで作品拝見するようになったけど（大理石の繊細な作品、私が実はファン）全くおごる事なく変わらず頑張っていて…
前途が楽しみな納得の受賞者たち（左端に写る刀工のの明珍氏も）の受賞式で、個展準備もあるし早めに失礼した帰り道、清々しい気分でした。

空気はとても冷たいけれど、とても澄んでいて…光は輝いて…遠く輝く海を見つめていると、きっと大丈夫、来年は今より良くなる…そんなふうにちょっと思える、そんな朝です。
とんでもなく色々な事があった今年、一身上も大きな変化がありました。
心身倒れ込んでしまわぬよう保つだけで必死だったりもしたけれど、沢山の展覧会や挿絵のお仕事などに背中押し続けて貰ってあと2週間少しとなり、また色々に有り難い出会いに感謝を思いながら光る海見つめています…。大学や教える講座も来週今年最後の授業が続きます。来年を楽しみにできるいいしめくくりができるよう頑張ります。
そして26日にGe新春展へ10号1点、27日に三木市立堀光美術館個展へ130号大作から小品まで40点の搬入、大きな仕事をやり終えるまで気を抜かずに…

また搬入が迫ってきた（27日にです）年明け早々の個展。初めて公立美術館の企画です。10月のギャラリー島田での自選展とはまた違う作品で、今までの集大成のような展覧会にしたいと、去年からの打ち合わせや美術館下見の上、まだギリギリまで迷い迷い…やっと決定した40点のリストをさっきメール添付して送りました。
神戸・新開地駅（阪神・阪急乗り入れ）から神戸電鉄・粟生線で約40分「三木上の丸」駅下車徒歩5分。何かのついでにでは行けない場所ですが、わざわざ見に行って下さる方が沢山おられますように…
去年春から新館長になられた川谷氏が、古くて小さな美術館に沢山の人が見に来てくれるいい展覧会をしようと頑張っておられ、私の展が微力でも貢献できたらよいなと思っています。
美術館特別企画展ですが、入場は無料です。

2014.1．5（日）〜26（日）AM10:00−PM5:00最終日はPM3:00まで
休館日1／6、14.20
三木市立堀光美術館
三木市上の丸町4−5
TEL 0794−82−9945「井上よう子〜切なく温かい青の情景」展

〓11日にはローカルラジオ局FMみっきいに11:15−25生出演して展覧会について語ります。
〓13日祝日にはアクリルフレーム作りワークショップ（参加希望は美術館へ。定員20名、材料代1000円、PM1:30−4:30）
〓19日美術館でコンサートPM3:00−4:00問い合わせは（堀光美術館へ）

色々あります。頑張らねば。
(プリンターが壊れ修理に出したものの3〜4週かかるとのこと。スキャンもできず、ピンボケ携帯画像ですみません）

心配な事多かった今週でした。月曜、仕事から帰って遅めの夕食急いで作り終えた時に入った心配な電話にまた飛び出し1時間半ほどかかって明石まで行って夜中帰ってきたり（高齢一人暮らしの叔母…無事でよかった事でしたが）…、水曜、間に合うのか（いつもギリギリ?）の作品必死で仕上げ発送だったり、息子の部活のトラブルも聞き。そして…この国はいったいどうなるんだろう…、酷い形での法案成立…子供や教え子や生まれくる子供らのこれからに広がる果てしない不安感…
そんな週末に……昨日は金曜に教える美術館講座で「先生に会えてよかった」と。今日はNHK講座で「今年大変な辛い事があったけどこの講座で絵を習ってて本当によかった」と言う方、「井上先生に出会えたから絵を続けられた」と言ってくれる方、「先生が褒めてくれたから頑張れた」…次々…じんときてしまいました。
生徒と言っても人生では先輩の方々（それぞれに体の事や心配抱えながらもとても前向きで明るくいい雰囲気なのです。あ、私より若い方たちもいます）から冥利に尽きる飾らない言葉は、魔法の言葉のように、ちょっと色々にしんどくなってた心に元気をくれました。私もまた要所要所でさりげなく魔法の言葉がかけられるように、そして絵で元気を与える事ができるように…としみじみ思います。

9月に個展させて頂いた東京銀座のギャラリー枝香庵で、この季節恒例の沢山の作家さんの作品並ぶX'mas展に出品依頼頂いて描いていた小品2点何とか完成しました。光溢れる場所へと…抜ける秘密の裏道?を描いた「この道の向こうに」と、朝の光の中のリースの掛かる場所を描いた「祝福の朝」会期中に銀座行かれる事あったら覗いて見て下さい
「枝香庵のクリスマス」展
12月7日（土）〜14日（土）11:30−19:00、日曜と最終日は17:00まで
ギャラリー枝香庵http：//echo-ann.jp