YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
大切な事
日々忙しく流される中、自分が今、大切な事を取捨選択する。それは自分の直感に従う事が大事なんだなと思いつつも、つい色々考え過ぎて判断が遅れ後悔する自分がいます。
先週はとにかく東京に(お通夜に。仕事は自分が心配するよりは何とでもなったのではと)とんでいけばよかったとの後悔。
今日はとにかく明日美術運送が取りに来る新作大作3点をフィニィッシュして京都の展覧会二つと会いたい人に会いに行く、決めて(でなければいつまでもまだ筆を握っていたかも)午後アトリエ飛び出し京都へ。やはり行ってよかった…また色々な出会いあり、意外な繋がりに驚き、元気頂きました。
明日朝送り出して5月5日展示の展覧会は以下に。この3ヶ月精魂込め、先月東北でひたすら走って見てきた風景への想いも込め描いてきた大作3点出品します。
「Ge展」
2014.5.6(火)〜11(日)京都市美術館 本館1F
9:00−17:00入館16:30まで最終日は15:30まで
大人500円学生300円
ベテラン現代美術作家ら(私がまだ若手f^_^;)の多種多様な作品が並びます。見て頂けたら嬉しいです。
(京都まで来れない神戸の方々にも見て頂くべく7月ギャラリー島田の個展へも出品予定です)
| - | 22:20 | comments(0) | - |
「明日へ向かって」

搬入を来週に控えた大作の最後3点め130号。
「明日に向かって 2」
先月見てきた、果てしなく続く原野のような東北の地のイメージと自分の今の思い重ね、抑えたブルーの空、ローシェンナとバーントシェンナの野原。でも……ゆくてには輝き渡る海。長く永くとも希望に向かう道…。
昨日は一日、今日も大学授業後に制作。一昨夜届いたとても悲しい知らせにも向き合っていました。
昨年、小説すばるの白石一文さんの連載小説に挿絵描かせて頂いて(原画を三木の美術館個展で展示しましたね)その担当者で、編集長だった高橋さん。昨年の今頃に電話やメールやり取りし、こちらが東京まで行くつもりだった打ち合わせにGW明け神戸までそのためだけに来て下さった。9月に個展の前の打ち合わせに東京へ行った時はこちらが会社尋ね編集部案内して下さった。温かく仕事には熱い46歳。あまりに早過ぎる突然の死の知らせ…脳出血で倒れて運ばれそのままと…銀座の個展に来られると言われてた週末も、昨日から夜を徹しての仕事がまだ続いていて行けない…と謝りのメール、苛酷に働かれてるなと思った事でした。
ゆっくり休んで下さい…一昨夜も昨夜も星に手を合わせ祈りながら、でもきっとまだまだご本人はやりたい事いっぱいあったはず、その無念や、そんな温かい方だったから近しくされてた方の悲しみの大きさ深さを想っていました。
人の存在のはかなさ、切なさまたあらためて想い…
それを痛感した尼崎脱線事故から明日で9年。
| - | 22:49 | comments(0) | - |
友人の有り難さ
ちょっとまた肌寒くなったけど温かく感じた夜でした。
仕事終え息子の食事用意して出て久しぶりに集まった仲間は、世代も違うし(私が一番年上です)芸術仲間でもなく仕事も違う5人。でも、子供に対する考え方、常識に対する価値観、とても共有できて、納得できる会話が心地好い仲間。
息子の小〜中学校通じてのサッカー仲間の(高校では別れた子もいる)ママ友達。小学校高学年で息子がいじめに巻き込まれた時は共に戦ってくれ、中学校入るなり学校が荒れかける問題起こった時は、小さな学校の少人数先生達だけで目が届かない昼休みや放課後に、その日その時で行けるメンバーで校内パトロールもして暴力事件を鎮静化した…色々な大変を共に乗りきってきた仲間。
この春高校3年になった息子たちはそれぞれ別々ながら大学受験生となり、悩ましい…でも、それぞれどういう展開になっても、度々このメンバーで集まろう(次回は有り難くも私の7月の個展の搬入終えての会期中に)と。
子供の話だけでなく、今の社会の話題への意見交換(STAP細胞の理化学研究所の件や、韓国の客船沈没の件や)もはっきり正直に意見言いあえる仲間であるのがまた有り難いのでした…そして私の抜け落ちがちなドラマや映画や芸能界情報、トレンドな話題教えて貰ったりも…
| - | 02:16 | comments(0) | - |
遠い記憶…遠い目になる…温かく…
フェイスブックやツイッターは、私のガラケー(スマホやi-foneでない携帯)でも見れるから、日々忙しく移動の多い私は、バスや電車の待ち時間や長い乗車中に拝読しています。そしてこのHPblogもFBも携帯から同じ物を発信しています。
昨日月曜は午前中が西宮の夙川キャンパスで授業し、車飛ばし(昼食タイムも取れないから運転しながら手作りおにぎり片手で頬張り)午後は伊丹キャンパス駆け込んででのフル授業なので、ゆっくり見る時間は帰るまでないけど、今日は滋賀県雄琴キャンパスへの行き帰り、車飛ばしてで行かなければバスや電車乗り継ぎ片道2時間以上かかるのが大変なのだけど、その時間使って色々に読んだりして…芸大仲間や美術関係の方の発信に情報や刺激貰っています。
今日は、遠い学生時代の味を思い出させる書き込みにひっかかり…味覚の感覚は不思議ですね。
あの頃(京都芸大2〜3回生時代)、御池通りに4人で下宿シェアしてた同級生と先輩らが、自宅から通う私はタイムリミットはあったけど、それぞれの彼女が私と親友だったり本人はバスケット部先輩だったり、私が付き合ってた彼も仲間だったり、クラブ後帰りに、何回か連れて行って貰った小さなカウンターだけの「鷹の井」今ははもうないけど、確か川端二条東入る。
「剣菱」の味を教えて貰ったマスターとは卒業後も年賀状やり取りしてたけれど、店閉じて神戸で他の仕事に移動されて…亡くなられた。

昨日は、神戸・ギャラリー島田の、石井一男さんが九州・福岡・天神で個展とのメールマガジンに、幼少期から毎年、今は亡き母の実家だったから長く滞在、夏休みの思い出は九州・博多だった私は、また色々に…祖母が食べさせてくれた玄界灘の新鮮な魚介類や生ウニ、祖父が連れていってくれカウンターで「何でも頼みなさい」と言ってくれた寿司屋「高玉」、懐かしく思い出してしまいました。
遠くとも温かい思い出は、ときにふっと元気をくれる、心の宝物ですね。
| - | 01:15 | comments(0) | - |
春のお弁当

勤める大学も息子らの高校も新学期スタートした今週でした。息子の昨日のお弁当は、いかなご釘煮(明石の85歳になる叔母特製)と桜海老を素揚げして塩塗したフリカケ(次女特製、「簡単」と持ってきてくれたこれがまた美味しい。日本酒のアテにも)をたっぷり胚芽ご飯にのせ、これらだけで有り難くも季節のご飯に。おかずは出汁入り卵焼き、ほうれん草お浸しおかか合え、人参のグラッセ、ソーセージやお肉焼たのや竹輪磯辺揚げに冷凍フライ物も(娘らの時より量は倍以上)。炒飯やドライカレー、焼き明太子のせご飯など手を変え品を変え毎日のお弁当作りもあと一年…(いやどうなるか?)…
公私共に昼も夜中もまた忙しいのが続いた一週間だったためか一昨日夜中から発熱(昨日は美術館の開会式内覧会だけ何とか参加)、この週末は休み休み制作して、睡眠もちゃんと取って、また忙しい月曜からに備えたいと思います。でも、いい感じにそれぞれの授業が新しいメンバーでスタートし滑り出せてよかった…
今、東北への思いも込めて描いている大作(130号2枚80号1枚)は今月末美術運送が取りにきて、5月5日に京都市美術館「Ge」展に搬入です。さて納得いく仕上がりになるか…
| - | 17:47 | comments(0) | - |
トンネルの向こうには輝く海

我が家近くの桜のトンネル、チラチラ舞い散る中出勤です。このトンネルの先はヨットハーバー、光る海。
近くの介護施設のお年寄り達や、保育園の小さな子供達がお散歩に…心和みます。
こんな美しいトンネルはずっと歩いていたくなるけれど…仕事や生活で何だか先の見えないトンネルに入ってしまったかの思いに捕われる時もあります。そんな暗く長く感じるトンネルもきっとその先に輝く海がある、歩き続けていれば必ず光が見えてくると思うようにして…(東北三陸鉄道のトンネルもやっと繋がりましたね。地元の方々泣いてらした)
今日は先週入学式だったS大学新入生の初授業。絵が描きたくて入ってきた学生達、この1週間慣れないガイダンス続きだったと思うし、今日は伸び伸びと絵を描いて貰いたいと思います。
| - | 11:09 | comments(0) | - |
また忘れ物…でも神様の差配だったのかも…
今日は西宮浜から明石へ車飛ばし父を乗せて神戸ポートアイランドの先端医療センター病院へ。走り出してから気がついたまた忘れ物。本当に私は情けなくなるほど忘れ物が多い(歳のせいにできない子供の頃から)。父に頼まれていた物…
でも、長い病院での待ち時間に父と色々話しながら、リューマチでますます足が悪くなって(19年前に人工関節手術した左足はましながら負担大きい右足が。もう90歳高齢で糖尿病も心臓のステントも抱える身体では手術は無理で)自分での遠出は無理、外に出る事少なくなって俳句もあまりできなくなったと言う父に、今が盛りの我が家近くの桜並木見せてあげたいなと。
しんどくなければ検査と診察後に、明日また送ると言った忘れ物取りに西宮浜に回り道はどうですか?と提案。車乗ったまま桜見てくれてたら取りに走るしと。春の嵐、晴れたり雨降ったり風も強かった今日、新西宮ヨットハーバー前の満開の桜は、多分一番の満開で散り初め。
喜んでくれてよかった。
度々我が家へ来てた頃懐かしく、こうして一緒に満開の桜眺める事できたのは神様からのプレゼントかなと。
そして、明石へ送り届けて近くのやはり高齢85歳の叔母宅にも寄り、何かしてほしい事や買物は?とか尋ねたら、よかった、送るのどうしようかと思ってた、今年で最後かも知れないけど…といかなごのクギ煮。こんなに曲がった腰で煮てくれたんだ…じんと感謝。
ちょっとまた気になる検査結果だった父も、叔母も、元気に長生きしてほしいとしみじみ…長いドライブの一日でした。
| - | 23:52 | comments(0) | - |
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