YOKO'S SCENE

今日…
息子の手術、無事終わりました。
麻酔からもさめてきて、一応順調に（右手に点滴、左手ギブス、左手首に移植の大腿骨切り取った腰には縫った上から強力粘着テープ状態で）意識もはっきりして、介助しながら食事もできたの見届け帰ってきました。
ゆうべは本人も眠れなかったみたいですが、私も色々いらぬ心配して眠れなかったから、今夜は少しゆっくり眠れそうです。
ちゃんと骨がくっついていくのかはまたレントゲン撮っていって経過観察続く…ですがとりあえず無事手術終わってよかった…
昨日は入院に付き添い、手術前カウンセリングや麻酔科医師の話聞いた後、アトリエ走り挿絵仕上げて発送し、また病院戻り…夜遅く帰宅後も眠れないままに制作していました。今夜はとりあえず一休み。
親ばかな心配私事に温かいコメントやエール下さった方々、有難うございました。

来週10月1日から、東京新聞・中日新聞・西日本新聞・北海道新聞の夕刊に毎日の連載小説、直木賞作家・白石一文さんの「記憶の渚にて」がスタートします。
人の生き方を深く問い、愛の形を考えさせる白石一文さんの小説に、人の存在の切なさ、はかなさ、温かさを描き続けてきた私が出会えた不思議と幸せ…、挿絵を描かせて頂きます。
画像は北海道新聞の予告記事、順次東京新聞などにも告知されるそう。
まずはタイトルロゴ描かせて頂きました、約1年全力で頑張ります。深い小説に寄り添い、心の翼広げて頂ける絵で伴奏できますように…

「今年もライムが実りました。送ります。大きくなるの楽しみにして下さってたお客様にもおわけしています…」忙しい星の下に生まれたのかも知れないけどと私を労る温かいエールと共に、銀座のギャラリー枝香庵さんから届いたライム、夜中の制作仕事の糧にジンライムに。
3年前の個展時に竹下景子さんから有難くも頂いたライムの鉢、大きいので持ち帰れずそのままギャラリーのテラスで育てて頂いて、オーナーの温かいお世話のおかげで毎年実をつけ、忘れた頃に送って下さると、何か幸せな気持ちになります。感謝…
今日は朝からNHKの講座で、年に一度の生徒さんらの展覧会迫ってきて皆さん気合い入っていて、私も気合い入れ指導したのですが、心配していた闘病中のTさん（しんどい所へ電話するのもとお便りだけしていた）も、出品するための作品指導受けに久しぶりに来られそのいつもの笑顔にちょっと涙出そうになりながら、まだ闘病は続くけど頑張って…と。早期発見治療だし絶対大丈夫。

今日もひたすら絵の仕事に勤しんでから、次女の誕生日ディナー。
母の絵を飾り、訪れた人たちが癒されるカフェをいつか開く夢に向かいカフェの厨房で毎日遅くまで頑張る姿に、彼女が生まれてからも生活が困窮し大変だった日々の苦労も吹っ飛ぶ思いの夜…（親バカすみません、まだまだ前途多難だとも思うけど…）

昨日も今日も晴れ渡り、でももう気温30度越える事なく…爽やかに（でも陽射し結構強く）世間は3連休ですね。
連休関係なく、私は絵はどんどん描かねば…受験生の息子も勉強せねば…ですが、昨日はアーティストの集いに（体調次第でどうしようかと思ってましたが復活したので）、今日は11月に兵庫県立美術館ギャラリーである21世紀関西女性絵画展の準備ミーティングへ出席…そして帰って制作。
国立国際美術館でのアーティストの集いでは久しぶりの方、初めての方色々に挨拶されたりしたり、明日まで開催中のノスタルジ-&ファンタジー展は今やってる仕事に繋がるイメージもあり、今日のミーティングでも世代を超えジャンルを超えクリエイティブに頑張られてる女性達に…刺激と元気を貰いました。
この晴れ渡る空のように、色んな事がクリアに晴れてうまく行きますように…
そして元気に頑張ろう。

月曜明け方から酷い悪寒、布団何枚被っても寒気と震え 止まらず熱が上がりました。
さすがにお弁当作れず朝食だけして…授業や講座ある時は高熱押しても行ったけど、家での仕事日、もうとにかく今日は寝ようと腹くくり、焦る仕事に目をつぶって一日中丸太のように眠りました。身体が欲していたのでしょうね、昼間ずっと眠っても、何とか冷凍してたおかずやらで夕食作ったらまたベッドに倒れこみコンコンと眠り…火曜の朝は少し下がってお弁当も作り仕事に。今日はもう平熱に下がり仕事もはかどりちょっとホッと。
やはりまた夜中も制作仕事して早朝起きだと3〜4時間睡眠続いていて…睡眠補給は大事だなと痛感しました。
後期始まる大学授業の事で電話くれた先輩には「デング熱か?」と突っ込まれ、いやそれはないと思いますが、このところ色々考え過ぎの知恵熱か?夏の疲れか風邪か?…よくわからないまま…
遠い日…まだ産後3週間の長女に授乳しようとしていて物凄い悪寒に襲われ急に40度の高熱が出て、でも翌朝、嘘のように熱がすっと下がった…その時に母が亡くなった知らせが入った（命尽きる間際の母が発した強い何かが私に発熱させたのではないかと思った…）のをなぜか思い出していました。

また毎日のお弁当作り、これは焼き明太子弁当、グラタン・竜田揚げ・ほうれん草コーンベーコンバター炒めなどざっくり詰めて…。
部活引退した息子のお弁当、前より量減らしていいからと言われてこれくらい？10月1日スタートの連載挿絵の仕事はまだアップできませんが、原稿頂いて描き始めました…毎日だから沢山だし大学始まるまでになるべく枚数稼いでおかねばと夜中〜明け方まで制作してると、早朝寝過ごす事できないお弁当作りは辛いものがありますが、サッカー早朝練習なくなって５時半起きはなくまだましに。
息子の入院・手術日も月末に決まり、無事うまく行くよう祈りつつ、これでいいのかと色々に迷い悩みながら今日もひたすら制作。夜空に深呼吸しながら「大丈夫…」「自分を信じろ…」おまじないのように呟いています。
悩める卒業生からの長いメールには「大丈夫、焦らずに、N君のひたむきさは必ず実を結ぶと信じます。継続は力なり…は私自身描けない日々があったから実感してる…」

それは至福の時でもあり、厳しい戦いでもあります。今日は終日絵と向き合っていました。
途中かなりの葛藤があって、自分が嫌になって落ち込んで…夕食作ってからまた一から描きなおしました。今日はここまで、明日あと少し色入れ完成して送ります。
「絵を描く事は職人技、それがないとだめだ」言葉多少違ったかもですが、昨日見てきたバルチュスの語った言葉に共感。そして一昨日見たエッシャーの描写力、だまし絵の版画が有名だけれど、ドローイングのデッサン力に敬服。あの技術あればこその不思議な世界構築。
はかない人の存在と希望に向かう優しい光…自分の描きたいものを表現するにはこの歳になってもまだまだ努力と修業のみです。