YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
うつろいゆく自然の色は、一日も同じことはなくて…

毎年同じ場所から眺めていても、一日一日、その時その時違う自然の色。ほんとに自然にはかなわない…
朝ごはんやお弁当作りながら眺めるヨットハーバー前の色に癒されています。
紅葉が美しくなってきた今は、昨日のように雨混じりグレーの空と海バックの方が葉っぱの色は美しく見えるし、晴れた日はまだ暗いブルーから刻々と様々なブルーに変わりながら明けゆく空と海が本当に美しい…その時々、どちらが主役かなんですね…
| - | 21:33 | comments(0) | - |
「悲しいほどお天気」

今年最後の3連休はいいお天気でしたね(もちろん連休関係なく制作に追われていた私ですが、神戸マラソン出場の方々にも、貴重な家族との休日だった方にもよかったなと)
輝く光を見て心温まったり、希望を感じたり…光は心を明るくする……けれど、時にとても悲しい。
遠い日、姉が亡くなったのも今頃の、光が輝く季節で、15歳の私には、音が何もかも消えて光だけが強烈に輝いていた記憶が鮮烈に記憶に残りました。
今の父の病室の窓からすぐ前に見える海が輝いていて、「いいお天気だね…」笑顔で父に語りかけながら、「悲しいほどお天気」ユーミンの曲のタイトルがよぎりました。
こちらの病院へ移ってからは父の病状落ち着いていて穏やか。27年前の母の時も入院してからしばらく少し元気になった目の前の母が、余命3ヶ月とはとても信じられなかったけど、毎日祈りながら通い続けるなかで、医師の予告通りの厳しい症状が出だして、もうこんな身体になって生きてても仕方ないと泣く母に、こちらも泣きながらどんな状態になってもお母さんは私にとってかけがえのないお母さんなんだから、寝たきりになっても生きて!と必死で励ましていた(今の私とほぼ同じ歳の母、私のお腹には長女がでした)時々このままよくなるのではと一縷の希望を持つ小康状態の日と、苦しみの日とを繰り返しながら、余命3ヶ月を何とか8ヶ月生きて見送った…あの、光と陰の交錯する日々が場面場面で蘇り…父と向かいあう毎日。一日一日を大切に…。
そして昨夜も描き続けた挿絵一週間分をアトリエで彩色仕上げして宅急便センターへ走り発送。
| - | 21:38 | comments(0) | - |
帰ったら夕食ができている幸せ…


忙しい一日仕事を終えて帰ったらいいにおい漂って夕食ができているというのは本当に幸せな事ですね。いつもなら座る暇もなく夕食作りに突入がゆうべは次女が来て作ってくれていてほっこり。
「豚汁・鯖と秋刀魚の竜田揚げキノコあんかけレタス添え・こんにゃくピリ辛炒め」
栄養バランスもよく、身体も温まるメニュー、まだ微熱の身体にも美味しく有り難かったです。
翌朝からの仕事のために遅くなっても泊まらず帰っていった次女。先日、愛知で働く長女の所へ行った時の話しも聞いて、それぞれに仕事では色々ストレスありつつも頑張っている様子、二人とも大人になったなぁとしみじみ。(帰省した時は子供に返りはりますがf^_^;)元気くれた娘に感謝の今日は親バカ日記でした。
今日大学から直行し美術館の搬出作業も無事完了。見に来て頂いた方々有難うございました。
| - | 00:39 | comments(0) | - |
発熱の中で思ったこと

月曜、明け方4時までかかって挿絵を仕上げ、3時間弱の睡眠で息子のお弁当朝食作って朝一番から夕方まで大学フル授業、そして宅急便センターに走って挿絵一週間分発送して父の病院へ。色々雑用して帰宅し大急ぎで遅い夕食作りしていると…頭痛と寒気、計ると発熱。
火曜は父関連で郵便局や銀行、自分の事で役所やら、ゆっくり寝てる時間はない、アトリエ走ってから時々横になりながら制作。でも夜は久しぶりに1時前にはベッドに。夜しっかり眠るのは大事だなと痛感、今日はかなり復活しました。
発熱で頭の感覚冴える事もあるのかな、美しい音楽聴いてると絵も澄んでくる気がし…、怒りや嫌悪感は心濁らせる。同じ負の感情でも悲しみは絵を透明に…そして希望や輝きを思う心が絵に光を与えると…そんなふうに思えた日でした。
| - | 22:48 | comments(0) | - |
もう一枚の絵

今、兵庫県立美術館ギャラリーに130号2点展示している事お知らせしましたが、美術館にはもう1点、私の絵が…。朝からNHK講座で教えた生徒さん達が午後団体で見に来てくれて、色々に作品に熱いやり取りのあと、お茶休憩との事で…、それなら1階にカジュアルなカフェもあるけどそうそう2階のレストラン…私の絵が常設展示されてるんですがと思い出し…コーヒーだけでもOKかと案内してみて、久しぶりにちゃんと飾って頂いてる事確認、ちょっと懐かしく見つめました。2階のレストラン奥の壁にある50号の作品「時の封印 4」。2004年在デンマーク日本大使館個展で、日本で描いて持って行ったのにデンマークの方々にこちらで滞在してデンマークの海を描いたんですねと言われた作品です。兵庫県立美術館へ行かれたらレストランも覗いて見て下さいね。
21世紀関西女性絵画展、近くも遠方からも色々に沢山の方々見に来て下さってるようで感謝。あと5日。私は公私ともバタバタで今日以降会場には行けないのですが沢山の方に見て頂けますように…。
| - | 00:07 | comments(0) | - |
無事搬入展示完了しました。

画像はまだやっと並べた所のですが、洋画・日本画・現代アートのジャンル越え個性溢れるメンバーの力作が勢揃いし、病欠の2名以外出品者全員揃って、時に熱く意見闘わせよりよい展示になるようにのやり取りの末、美術館閉鎖される直前に無事展示完了しました。
明日からです。兵庫県立美術館ギャラリー棟3階へ沢山の方々来て見て頂けると嬉しいです。
(父の心配抱え重い心で行ってた私を、姉や母のような温かさで先輩女性作家がこちらから言わないのに励ましてくださった色々も・・ほんとにありがたく身に沁みた日でした。)
| - | 22:01 | comments(0) | - |
命と向き合い、そして絵と向き合う。

今日も昨夜中に描いた下書きにアトリエで彩色。そして美術館へ運ぶ大作2点を美術運送に渡し(アトリエ取りに来られた時今日だった!すっかり忘れてて冷や汗。明後日火曜展示作業、水曜から展覧会です)夕方父の病院へ。緩和ケア病棟へ移ってから病状は落ち着いてるし、さりげない会話交わしながらまた色々して帰って息子に遅めの夕食。今週は父の転院、息子のレントゲン検査等いちだんとバタバタでしたが、息子は無事キブス外れ取り外し式サポーターに進化。まだ来月再来月も検査しながらですがまずまず経過良好のようでちょっとホッとして。
父はいつ何が起こるかわからず毎日命と向き合う思い…回復に向かうリハビリと、今の心身を何とか保つためのリハビリ、両方に寄り添う日々です。
そして夜中に制作、こうして絵が描ける幸せを思い今夜も絵に向き合います。
NHK講座の闘病中Tさんも講座に絵を描きに来られるとホッとし、美術館講座のKさんは欠席されたらまた入院されたかと心配に。悩める卒業生から相談の長文メールには、何とか私にできるアドバイス返信。みな、それぞれに命と向き合って、頑張ってる…
| - | 22:26 | comments(0) | - |
第5回21 世紀関西女性絵画展に出品します

2年に一度、ジャンルを越え活躍する女性達(今回は19名)の競演です。身辺色々あって今回参加迷いましたが…
1月に三木市立堀光美術館での個展に出品した「行くべき道をさがして」
7月に神戸・ギャラリー島田での個展に出品した「明日へ向かって…」
目の前の道を描いた大作130号の連作を兵庫県立美術館ギャラリーの天井高い空間で並べて見て頂きたいと参加します、そのリンクされた空間世界を、自らのゆくべき道、東北への思いを、ぜひまたご高覧下さい。
12日(水)-20日(木)(17日(月)休館)10:00~17:00(最終日16:00まで)入場無料
「第5回21世紀関西女性絵画展」兵庫県立美術館ギャラリー棟3階ギャラリーです。

今日は朝から父をS病院からM病院緩和ケア病棟へ。昨日今日と転院準備や色々な手続きに追われましたが夜中に描き上げた新聞挿絵1週間分もまた何とか発送、読者より先に小説を読み進められる役得幸せに思いながら、ますます深く展開していく白石氏小説のイメージ発想してゆくのも…父の事も…毎日真剣勝負が続きます。
| - | 18:27 | comments(0) | - |
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