YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
たかがサッカー・・されどサッカー・・感動をありがとう
岡田ジャパン、サッカーワールドカップが、今、終わりました。
初の延長戦、それでも決せずの、PK戦。
ハラハラドキドキの連続・・・
そして、みんなが・・・・、ベンチにいるメンバーも含め、本当にひとつになっての、試合を見せてもらって、悔しかったけれど、本当にいい感動をもらいました。もうボロボロ・・涙が止まりません。

ここまで来れただけでも、奇跡のような思いだったし、本当に、色んな意味で、(しんどい日々のなかで)、元気と感動をもらいました。

きっと、ひとりPKをはずしてしまった駒野選手は、(ずっと泣いていた)つらいと思うけれど、PK戦は本当に運。
おととし息子が、小6のチーム・セレステで、公式戦で0-0で決まらずPK戦になったとき、みんなが決めた中最後に一人はずしてしまった・・・あの辛さを思い出し、駒野選手に落ち込まないで・・って、思わずエール。

普段強気に、泣くことなどない大久保選手も涙が光っていて・・中澤選手も本田選手も・・・

本当に惜しかった試合に、熱く応援させてもらえ、しかも、延長・・・Pk・・

あっけなくない、熱く熱くさせてもらえる、たくさんの時間を今夜ももらって、多少寝不足でも、元気をもらいました。
選手の方々、本当にお疲れ様でした!
どうどうと胸を張って帰国してください。

そして、自分はドイツのチームで頑張る長谷部選手の、
「みんな、Jリーグで頑張る選手が多いですし、またこの後は、Jリーグ応援をお願いします!」の、ほんとにゲームキャプテンらしい言葉、(長谷部選手はプレーもじつに紳士的でした)にも、感動していました。

さあ、またヴィッセル神戸応援しようっと・・!

今日は、また遠く滋賀県湖西のS大学雄琴キャンパスで授業、合評が長引いてしまったり、思いがけず井上直久先生(春日丘高校時代恩師で、イバラードの世界の画集で有名、スタジオジブリ作品にも関わる売れっ子作家、私をS大学に呼んで下さったのも直久先生なのでした)が特別講義に来ておられて授業後しばしお話したりで、普段でも遠方で遅くなるのが一段と遅くなった帰宅でしたが、心身の疲れを、井上直久先生と、サッカーの試合の感動とに、、、そして友人の温かいメールに、、、
癒された私でした。
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大切なことは目には見えない・・・
たしか、小津安二郎監督の言葉・・・(以前にも書いたような・・)

「大切なことは目には見えない」

時々、自分でもわからなくなる。
自分にとって大切なことって・・・・?
今、この時、自分が一番大切にするべきことって・・・・?

自分が価値判断する基準は、今まで自分が自分の人生の中で育んできた[常識]・・・・でもそれはある意味とても個人的なもので・・・
でもでも、自分なりに、色々な波乱に、普通よりは、周りの友人たちよりは、とても早い時期から、人生について、そのあっけないほどの儚さについて、考えてきたという自負もあったりして・・

人の何倍も努力は重ねてきたという自信と・・・
それとはうらはらに、今、自分の生き方はこれでいいのだろうかという、自信のない思い・・

日々揺れ動き、話している相手に、(それは家族だったり、友人だったり、教え子だったり)、腹を立てたり、申し訳なく思ったり・・そして自分が情けなくなったり・・

今日も体が2〜3個あったら・・と思いながら、限られた時間の中大切にすべきことを模索するラビリンスに迷いこみ、気持ちははてしなく揺れ動くのでした。


先日来盛り上がるワールドカップサッカー・・
自分は、高校時代からサッカーの試合応援したりしてきたとは言っても、けして詳しいといえるほどではなく・・
でも、落ち込んだ気分に滅入りそうな日にも、たとえ負けた日本―オランダ戦ですら、世界ランキング4位の相手に、45位の日本が、おしい1点の失点(それもキーパー川島の手をかすっていた)だけで本当に健闘したなあと感動して元気が出たり、先日のデンマーク戦、デンマークでの展覧会で、本当に温かいデンマークの人達に触れお世話になったこともあって、デンマークは大好きなんだけど、対戦相手となると別、頭一つ分ぐらい違う相手選手のヘディングも日本はよく阻んだなあとつくづく・・
そして痛快のフリーキック2本・・ずっと応援するヴィッセル神戸の大久保選手も、今までより大人のプレー
普段使うのと違う頭の部分を使うからなのかなあ・・・
明け方3時過ぎから5時半の、朝一番からの大学授業に支障をきたしそうな時間帯の試合も、一気に観てしまって、そしてなぜか元気が出ていました。

要するに、気持ちの切り替えが必要なのかもしれませんね。
| - | 00:54 | comments(6) | - |
やっぱりおかしい・・・「6月24日・・・あれから1年」
今日も、ゆっくりPCに向かう時間ないだろうと思って、朝からバタバタと家事をこなして飛び出して、バスや電車に乗ってる間や、早く着きすぎちょっと約束の時間まで40分くらい待つ間にも、携帯からこのブログへ書き込めるメールを、画像も添付して書き終えて、送信。
夕方帰宅してPCをのぞいてみて、「え・・・・・・」

やっぱり届いてない。

それからまた、再度携帯から再送信してみても、届かない・・・・

その何通もがすべて送信済みになっているし、20日に送ったのまでは確かに届いてアップされてたのに、本当にどうしてしまったのか・・訳がわかりません。
携帯のほうの問題があるのか、PCに問題があるのか、あるいはブログのサーバーに何か問題が起こってるのか・・・・
そのあたりが一番弱い部分の私だけに、誰か助けて・・状態。

で、今朝、携帯から送った文章を、画像抜きになりますが、下記に。


去年の6月24日、
島田悦子さんが亡くなられました。

今朝、ひとり、黙祷していました。

ギャラリー島田社長として、その前身の海文堂ギャラリーでは社長夫人として、もう20年来・・・お世話になっていました。

ご主人、島田誠さんを立てながらも、時々島田さんをタジタジさせはる物言い、いつもきびきびと、明るく励まして下さっていました。

出産直後にも1か月休むことすらできずに生活のために仕事に出て、子供たちのこと、父のこと(当時入退院くりかえしていて)に追われ、でも、海文堂ギャラリーで展覧会を企画していただいて絵を出せることが、希望の光のようで頑張れた私・・・に、
展覧会前にまた痩せたわねえ・・と
「仕事に出て、家事・育児・お父様のことも一人でして、みんなが寝てる夜中に身を削って絵を描いて・・・<鶴の恩返し>の[おつう]みたいでしょう」と、
ギャラリーに来たお客様に、応援してあげてくださいね、と言ってくださってるのが聞こえて、涙が出たこともありました。

ご自分は、けして人前で弱音を吐かない方でしたが、さすがに病気の宣告を受けられた後、私が何度かしたお届け物にお礼のお便りを何度か下さった時、明るく書かれた最後に、
「こんな事になってしまって・・・、一番困っているのは誠さんなので、時々マコリンの背中を押してあげてね・・」じんときました。

悦子さんが大病に倒れられてから、かいがいしく仕事も家事も看病もこなされてた島田さんと、その家事を厳しく指導しながらも、あとに一人残して年下の自分が先立つことになってしまった事が心残りでたまらない悦子さんと・・・お二人ともに・・・自分が何か役立つことはないか、少しでも恩返しできることはないか・・たまらない思いでした。

そして、体調が悪かった中、一昨年の私の、兵庫県芸術文化協会からの授賞式には、綺麗におしゃれして夫婦で出席してくださって、
大変な状況を過ごしてきたことを知ってくださってる悦子さんだから、
「あなた、本当にここまでよく頑張ったわね・・」
賞状を受け取る間もずっと泣いて見守ってくださって、そのあとお二人のおかげでの受賞だからと娘・息子から花束を渡して、私も悦子さんと肩を抱き合って泣いてしまいました。

本当に大切な人でした。
そして、まだまだお元気でずっといて下さるつもりの人でした。


(本当は、幼い娘二人を抱っこしての私と悦子サン・島田さんとの、15年前の個展の画像や、授賞式に子供たちとお二人と一緒に・・それが悦子さんの最後のお元気な写真になりましたが・・列席してくれた教え子が撮った写真など、添付してたのでしたが・・)


| - | 23:10 | - | - |
なぜなんだろう・・・・届かない
昨夜、真夜中に作業をしながら、携帯画像をこのブログに送ったのに、明け方にPC確認してみたら届いていなくて・・
あれ?と、もう一度・・もしかしたら2つ同じ日記がアップしてしまうかもしれないけどいいか・・と携帯からその画像つきメールを送ったのに、朝やはり届いてなくて・・・・?なんで????

いつもは、出先の電車からとか、携帯から送った日記がちゃんと届いてアップされてるんですが・・

以前、デンマークのYUKOに送ったメールや、送ってもらったメールが、なぜか届かなくてなぜ???と思っていたら3日くらいして届いたことも・・・

あれだけPC使いこなして海外あちこちでの展覧会もこなしてるYUKOでさえ、
「わからんわ・・インターネットの暗黒世界・・時々、迷い込むと・・」

とにかく、昨日、おとつい寝不足で夜中に仕上げた作品2点、今日、今から、成安造形大学へ出講する前に、京都に寄って搬入してきます。

京都アートフェア―、7月1日〜4日。京都・みやこめっせ
10:00〜17:00への出品です。

| - | 08:15 | comments(0) | - |
昔のスライド…母がいた空間にタイムスリップ

昨日、昔のスライド画像を調べる必要があって(昔は…って言う言い方はあまりしたくないけれど、今みたいにデジカメ画像も普及してないし、作品画像を印刷物に上げるのもとにかくリバーサル、つまりスライド用ポジがベストだったので、とにかく個展やらでの、完成作品撮影には、普通フィルムでも撮ってから、スライド用リバーサルフィルムで撮影して記録画像を残していたのです)本当に久しぶりに、見た懐かしい作品画像の最後に、思いがけず母と撮った物があって、ちょっと胸が熱くなってしまいました。

82年9月、大学院生での私にとって人生2回めの個展。

母は娘の個展が嬉しくて、古い友人に連絡したりしてギャラリーで待ち合わせ、私は自分の力量を問う緊張の場で、いつ新聞の学芸記者さんや芸大の教授たちが来はるかわからないし、「ちょっと、何十年ぶりで…さんに会うけど、お母さん遅れるかも知れないからよろしくね。」とか言われて、そんな対応までは色々な人来てはるとできないし、今後は困る、と母に後から釘さして、娘のようにはしゃいでいた母がしゅんとした事も思い出したりして、なんだか切なくなっていました。
あのあとわずか数年のうちに亡くなる事がわかっていたら、もっともっとわがままいっぱい聞いてあげたのに…

でも、この写真は、懐かしいお母さん仲間に娘の個展を自慢しつつ、(ちょっと困っている私とともに)幸せそうな母の笑顔。

そして、右端の母は、今の私より若かったんだ…

その時の個展の、色々な不思議な巡り会わせを思い、感慨に浸ってしまったひとときでした。
| - | 22:29 | comments(0) | - |
かえるちゃんの展覧会

かえるちゃんこと松本朱希子さんの
「かえる食堂 小さな暮らし」展
が、12日からギャラリー・モーネンスコンビスで明日日曜日まで開催中です。
筑摩書房より刊行された、小さな暮らしシリーズ
「かえる食堂のお弁当」
「好きな素材と台所道具で」
「かえる食堂の小さな刺繍」
の出版記念展。

かえるちゃんが大切にしてきた事がいっぱいつまった3冊。
そして、モーネのスタッフとして、私たちのY3展を手伝ってくれた(ギャラリーaで脚立のてっぺんに上ってYUKOの作品を天井から設置したり、忙しい私達3人の誰も行けない日にギャラリーに詰めてくれたり…)頃から、今は東京で雑誌など引っ張りだこに忙しい身体になっても変わらない…
ずっとぶれずに大切にしていた事をそのままに…の彼女は本当に素敵です。

ずっと温めて来ている実家広島の海の前でのかえる食堂も、いよいよ今年は実現かな…

かえるちゃんは展覧会前半で東京へ帰ったようですが、先週のモーネでのワークショップの日には、久しぶりに彼女に会えたのも(お昼に頂いた彼女のおむすびも美味しかった)、とてもうれしかった事でした。
| - | 08:52 | comments(0) | - |
雨のキャンパスにて、フル授業・・長い一週間でした
今日は、またやや寝不足のまま朝一番から大手前大学へ。

午前中は表現技法の授業(3・4回生混合)、色々な(自分でフロッタージュやデカルコマニーした紙たち)のコラージュや、その上にスパッタリングやマスキング、ステンシルやスタンピングやスグラフィート(スクラッチ)など色々体験してきた技法をすべて使ったパネル作品の上に、最終仕上げのポリマープリントの技法を乗せて完成させる段階でした。

なんだかこうやって書くと、横文字ばっかりで、それを知らない人には、ものすごく難しいことしてるみたいですが、基本的に、とても簡単な技法ばかりで、それらを体験し組み合わせて行くことでの、ミクストメディアといわれる「現代アート」の、作品作り・・・失敗はありません、どれもこれもOK・・これが、一緒に授業をする先輩廣田先生とのキーワード。
「でも、(それぞれの方向で)センス良く!」もキーワード。

「う〜〜ん・・Tさん。あなたはセンスはとてもいいもの持ってるのに・・・根気がもうちょっとあればねえ・・」
遅れてきてちょっとやって、すぐ帰ってしまったり、やっと早く来たと思ったら寝てる時間が長かったりの彼女、ほんとにいいセンスしてるなあって思う箇所がよくあるので、思わず出た言葉に、本人にもそばにいる友達にも、先生にまで、受けてしまっていました。

そして、午後からは本当は担当する授業時間ではなかったのですが、月曜午後に見ているやはり3・4回生混合の、絵画制作の授業の延長ともいえる合評会で(月曜は先輩・井澤先生と私。金曜は井澤先生と廣田先生が担当)、
「井上先生も今日は時間の都合つけてゲスト参加してくれます」とのありがたい先輩先生のアナウンスと学生らの拍手に照れながらの参加。
3人で約50人の学生たちの、ヌードモデルを描いた油絵作品のの講評を、まず描いた本人にコメントしてもらい、先生3人が順番に、ときに厳しくときに甘く?講評していく形で・・・時間ぎりぎりまで・・

ふだんいい加減に見える学生でも、自分の作品について、先生らがどんなふうに言うのかは(授業中に何回も指導していても、合評までにまたずいぶん手を入れて、良くも悪くも変わってたりもするし)、結構真剣に聞いていたりするので、誰一人いい加減にすっとばすわけにはいきません。
おとなしく目立たないけど、コツコツ頑張ってた学生はなおさらです。
そして、授業をよく抜け出してた学生には、「このあたりの色使いがすごくいい感じになってきてたのに、もうちょっとちゃんと向き合って描く時間をしっかりかけてたら、良くなったのになあ・・作品にもう少し時間かけましょう」と釘さすのも忘れません。

今週は、日曜のモーネ工房でのワークショップから始まって、木曜の制作日以外は明日土曜のNHKまで、どれも、フルに教えることと向き合う仕事・・・
やりがいある時を持てる幸せを思いつつ・・やはりなかなかハード・・

今日は帰ってすぐ、塾での期末試験まえの自習に行く息子の夕食して送り出してから、またちょっとお医者さんにも行って・・・
制作も頑張らないといけないなあ・・と思いながら、今から大量の洗濯です。
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透明感…

絵に、透明感を出したくて、試行錯誤を重ねる事が多い…そして、薄く薄く、何回も何回も、透明な色々なBlueを塗り重ねるのです。
それは、透明な朝の空気だったり…

光り輝く海の中のBlueだったり…

絵の中の、それぞれに想いのあるモチーフ、グラスや花瓶や、ガラス玉だったりするのですが…

自分自身の存在が、なんだか透明に透明に…、このまま溶けて行ってしまえたら…
日中ふと感じたそんな不思議な感覚に、またこの深夜に絵と向き合いながら捕われている私です…
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奇跡の陰には物凄い努力があって…
今日は、滋賀県成安造形大学での授業で、また片道2時間以上かけての出勤でした。
でも、いつもは夕食準備もしてぎりぎり飛び出す事情もあって、乗り継ぎ待ち時間がない分幾分通勤時間が短くて済み学生に見せる資料など荷物が多くても大丈夫な車で飛ばす事が多くなってますが、こうやって時間かけて電車とバス乗り継いで行くのも、メールができたり、本が読めたり、寝不足で眠くなってもうたた寝してしまったりしても大丈夫だし、いいなと思います。

で、今日の長い行き帰り、今朝深夜は、サッカー・ワールドカップの試合に、「奇跡」みたいに書いてしまいましたが、奇跡を起こした裏側には、血の滲むような努力があったことを忘れてはならないと、安易な書き方してしまった事を反省していました。

ワールドカップまでのいくつかの前哨戦、全く勝利できなかった岡田ジャパン。インターネットやらでも、監督始め凄いバッシングがあったのも聞いています。そんな中、進退伺いまで出した岡田監督の物凄いプレッシャーとの闘い、選手たちの血の滲むような練習・努力があっての奇跡…。
それを忘れてはいけないとつくづく思います。
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ワールドカップ日本初戦勝利!

あ〜〜〜!ヒヤヒヤさせられましたが、サッカー岡田ジャパン、強豪カメルーンに1−0で勝利!
やった〜〜〜!

今日の授業の合間に「日本絶対負けるわ」って言ってた学生らに「何いうてんの!絶対勝つ!…って信じて応援しな!試合する前からそんなん言うたらあかん。」って言ってた私。

ほらね、奇跡ってあるんです。

息子と応援するヴィッセル神戸の大久保選手も活躍し、NHKのスタジオにはかつてワールドカップにキャプテンとして出場し、今はヴィッセル神戸にいる男前、宮本選手が(中山ゴン・井原・森脇…各ワールドカップ経験者とともに)夕方から何時間もずっと解説に出演してたのもうれしかった事でした。

このまま、奇跡が続きますように!

こんなことにも元気を貰う単純な私です。
| - | 01:17 | comments(2) | - |
モーネ工房でのワークショップ 3…素敵な作品たちが完成!

色々小さなハプニングはあったけれど、本当に個性豊かに、素敵なアクリルの透明感と磨りガラス状にスプレー塗装して貰った部分の半透明感の対比、アクリルカッターをちからわざで駆使して貰ってのカケラ的細工、窓辺に置くフレームタイプやオブジェや、壁掛けタイプまで…、素敵な作品たちが、時に歓声を上げたりしながらできあがりました。

ワークショップの締めくくりに、モーネンス・コンビス(ギャラリー、今かえるちゃんの出版記念展開催中)でプチ合評兼撮影会。

本当にセンスに驚かされる作品たち。
| - | 21:57 | comments(0) | - |
昨日のモーネ工房でのワークショップ 2・・心に熱いものが・・

このワークショップは、モーネ工房グラフィック工芸コース2年生のクラスで、年一回私が特別講師に入る(他にも色々なジャンルの特別講師が要所要所で入りはります)もので、去年と一昨年にもやりましたが、もちろん今年また新たなメンバーなので、最初1時間あまりは簡単に由季子さんが私の紹介した後に私自身が、由季子さんとの出会いも含め芸大に進む事になったきっかけから、芸大を出てからの思いがけない色々な困難、一時はもうあきらめないといけないかと思った創作活動、でもたった一枚の小さな絵がまた描けた時の言い表せないくらいの大きな喜び、絵の持つ力や、指針を与えてくれた大切な人との出会いへのつきない感謝…

ここ数年の間の公的な機関からの信じられない受賞に、かつての恩師の「今は大変な状況のきみだけど、努力は必ず報われるから…」との言葉や、
いつも自分に言い聞かせてきた「継続は力なり…」の言葉を、実感を込めて子供たちや教え子たちに伝えていきたいと思ったこと、

個展会場で、人そのものは描かないけれどその大切な人の存在感や、たった今までそこにいた温かい気配のはかなさを描いた自分の絵の前で、じっと動かずに見つめて涙してくれる人がいたりして、「すごく感動しました」との言葉にまた、こちらこそが涙してしまうくらいに…また頑張って(どんなに大変な日々の中でも)絵を描いて行こう…とすごく元気を貰ったこと。

そしてそんな絵が持つ不思議な力で(最近はまた、音楽が持つ不思議な力にも時々じんときている私なのですが・・・)、自分も何か人の力になれるのならと、母や姉を助けたくて読んだ本などから、絵やアート作品を作ったり見たりすることで、病院での末期患者に延命効果があったり、心理臨床の場でも役立つ事、ホスピタルアートの存在も知り、自分ができる形で関われないかとして模索してきた小さな事などなど…

皆さんまっすぐにこちらを見つめて話しを聴いてくれて…(時々鼻すすりながら…が聞こえてきて、実は平常を装いながら、自分もまたちょっと目頭熱くなるのをぐっとこらえ)有り難い事でした。

そして今日の作業の手順も説明後、昼食休憩を挟んでこの作業状態へ。

画像からも皆さんの熱心な取り組み方というか、制作への熱中ぶりが伝わってきませんか?
モーネ工房には、由季子の発するものに呼応してか、本当にピュアで真っすぐな人達が集まってくるのでした。
| - | 21:04 | comments(0) | - |
昨日のモーネ工房ワークショップでは…

こんなふうに、作品につけるアクリル板でのフレームを、周りを磨りガラス状にしたり、サインを裏抜きで入れたりの細工を、時々自分で作ったりしている私が、Y3展(デンマークのYUKO・モーネのYUKIKO・そして私YOKO、芸大「キャンディーズ」「鬼のパンツトリオ」と言われた?3人の名前の頭文字をとっての展覧会)で、「アートのかけらを暮らしに身近に…」のコンセプトで作って出品した、アクリル板をカットしてのオーナメント(つりさげる飾り)やオブジェ(置物アート作品)の簡単バージョンを一日で作ってもらいました。
| - | 20:13 | comments(0) | - |
今日はモーネ工房でワークショップ

昨日は朝早くから起きて朝食準備もし、昨日で無事トライアルウィーク(兵庫県の中学2年生の就業体験週間)を終えた息子を久しぶりのサッカー部練習へ送り出したのですが、あまりの天気の良さに……、
ついついたくさんの布団干したり冬物セーター手洗いしたり …(できる日にしておかないとね…と。)
中々搬入まであまり日がない制作に行きつかないまま、また昼になって帰ってきた息子や娘らに昼食準備。やっと午後から制作。
…しつつも、少しずつ夕食の段取りも。
ざっと塗って乾かしたり、ドロッピングしてちょっと寝かすときに、大量のオニオンスライス(7個のサラダ玉葱で涙目に…)して、久しぶりに蛸のマリネ作り。基本はレモンとオリーブオイルと塩コショウながら、ニンニクやバジルやパセリやらの隠し味がポイントというか私風。。

私の手製のマリネとバナナケーキの大ファンだと言ってくれるモーネ工房の由季子さん。
親友で兄嫁でもあるから、お正月に集まる時などには、色々準備してくれるお返しに、彼女の大好きなおなますとマリネ(大体は安上がりなロールイカをさっとボイルして使ってが多かったけれど)を持参したりしてきました。
一日経つ方が美味しいマリネだし、明日はモーネ工房でワークショップをするので、彼女の喜ぶ顔を思い浮かべ持って行こうと…

と、たっぷり作ったつもりが、息子も大好きで、明日京都から私が帰りつくまでに夕食のサラダがわりに食べて貰う分も考えると少ししか残らず…
申し訳ない…
| - | 00:20 | comments(0) | - |
京都アートフェアへ向け制作

先日も載せた、京都アートフェアへの出品依頼に応えて制作中の細長い作品2点。

縦は91cmあるけれど、横幅は15cmと20cm。

今回は、記憶の残像をたどるように、ほとんど資料写真も見ずに印象で描いています。(いつもは自分でモチーフにする風景やら物やら写真やスケッチをたくさんとっておいてそれらを組み合わせ見ながら描くことが多いのです)

細い長い白いフレームにセッティングして出品する予定で、フレームは先にできてきて、いつもよくお願いしている阪神西宮駅前の額縁屋さんに、先日受け取りに行きました。

「見慣れた風景に、少しずつ色がついていく…」

友人の詩的な言葉を思い出しながら…
| - | 21:35 | comments(0) | - |
1982年個展出品の「不安な安らぎ」
大学院時代に、京都・寺町のギャラリーFでの第2回個展に出した100号。

不安と安らぎと、
あい反する感情がないまぜになっている…

…やはり不安感の方を感じさせる情景を、
どこに続くのかわからない果てしない風景が門の向こうに続き、その門にはどこを指すのかわからない行き場のない矢印があって・・
悲しいくらいの明るい陽光と、人気なく静まり返った場所に取り残された花車で描きだそうとした作品。

今写真を見ると、稚拙な所も多々あるけれど、一生懸命だった…

あの頃の想いに、なぜか引き戻されています…
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大切な人の存在を今も想う・・
昨日、思い出していた二つの作品のひとつ、「Reflection」・・・
その作品に添えていた言葉

「私はよく絵の中に椅子を描きます。

それは、椅子自体を描きたいからではなく、少し前までそこに座っていた人の存在・気配・ぬくもりであったり、悲しみであったり・・・

あるいはそれを見つめる視線、こちら側の人の存在。

それはどれも 人を恋い慕う風景です。

日々生きていく中で感じる、人の存在の‘はかなさ’‘切なさ’のReflectionを、今しばらく描き続けたいと思います。」

その想いは、今も生きているなと・・・
| - | 23:02 | comments(0) | - |
作品…Reflection

2004年版「現代の洋画」に載せて頂いた、100号作品「Reflection」
| - | 22:27 | comments(0) | - |
Reflection…不安な安らぎ…

「Reflection」というタイトルの作品、も、「不安な安らぎ」という作品もかつて描きました。

今日はそんな気分…

月曜火曜水曜…、ハードな大学授業と授業後のプライベートと、共に色々考えさせられる事がびっしり続き、ちょっと心が飽和状態に。
いっぱいいっぱいのグラスから水が溢れかけて、身体は正直に帰宅後立っていられなくて計ると熱。

それでもトライアルウィーク(中学生の一週間就労体験)から帰った思春期真っ盛りの息子との対峙(ますます難しい…)、また先日の就職最終研修が次点で落ちて今夜の夜行で東京へ行く長女との会話。
大学でも悩める学生が多くて…

とにかくそれぞれとできるだけ話して…

自分の精神状態を何とかしていく事は、皆だれもが日々闘ってるんだと(子供から大人まで…)

私は絵を描く事でそれができるんだからそれは幸せなこと。
その時間を何とかしていかないといけないな(身体を休める時間も作りつつ)とつくづく…

画像は午後6時半のベランダからの新西宮ヨットハーバー。
日が確実に長くなり、今年ももう半分以上過ぎているんですね。
| - | 22:11 | comments(0) | - |
高野山にて

義父の50回忌法要のため、高野山に行ってきました。
下界よりは5〜6度は気温も低く、午前中は肌寒く感じるほどでした。
お庭の綺麗な広いお寺での法要、…終了時の講話でお坊さんが、
「中々50回忌までなされる事は少ない、それだけの長い供養を積み重ね続けて来られた事は亡くなられた方も、早くに亡くなられたのは不幸だったかもしれないが喜んでられるでしょう」
「50分ほどのお経に正座し手を合わすことは若い人にとっては普段はない修業のようなもの。これだけの若い方々が揃われた法事も珍しい(うちの子と義妹の子供、従姉妹の子供とで8人)これから社会に出たとき、色々と辛い事もあるでしょうが、その時に手を合わしてみる事で乗り越える事ができる事もあるはず…」
それはどちらも井上母にとっては嬉しいお話しだったように思います。
何回も何回もうなづきながら聞いている、義母の横顔を見て、よかったですねって…じんときていました…

その後精進料理を頂いて(やっぱり高野山の胡麻豆腐と高野豆腐は美味しい)、高野山初めての子供たち甥っ子姪っ子達(もうみんな私より背が高い)と奥の院の方へずっと歩き、有名な武将達が奉られてる墓所なども参って帰ってきました。

色々な事…考え…考えながら…、片道3時間の行き帰り…

早朝からの長い一日でした。
| - | 21:39 | comments(0) | - |
紫陽花の花が…

去年、淡い青紫のグラデーションに惹かれて、鉢植えで買ったあじさい。
初夏〜夏の終わりまで長く咲いていてくれた上に、秋から冬にはなんと紅葉?して、赤やベージュやえび茶色の、それもまた自然にしか作りえない美しい色あいを見せてくれていました。
それらもさすがにすっかり落ちて、枯れ枝のような茎のみ小さく残っていて、寒さ対策も追肥も何もしないまま、もう枯れてしまったかなと申し訳なく思いながら、時々水やりだけしていたのでした。
そうしたら春になって、ちゃんと小さな葉っぱが次々と…
その本当に赤ちゃんのようなみずみずしい小さな緑の葉っぱたちにちょっと感動。えらいもんですね…。

そして今週、小さな蕾たちもついてくれて、今朝見るといくつか開いて…

なんだか小さな小さなエールを送ってくれてるようで嬉しく…
慌ただしい朝に、せめて…暑くなりそうな一日思い、そっとたっぷりの水やりして飛び出しました。
| - | 10:15 | comments(4) | - |
死なないための葬送

荒川修作さんが亡くなられました。

現在、国立国際美術館で、表題の展覧会開催中、東京でも画像ポスターの展覧会開催中(死なない子供達のための…だったかな?…)
その国立国際美術館館長・建畠哲(たてはたあきら)さんが、毎日新聞に追悼文を載せてられました。

『「死ぬことは間違っている」というのが、荒川修作が詩人のマドリン・ギンズ夫人と共に到達したテーゼである。誰もが疑わない死という天命を反転させようという、芸術ばかりでなく、哲学や科学にも渡る大いなる思想の実践に、彼らは邁進してきたのだ。
その荒川が亡くなったというニューヨークからの知らせに、私は瞬時、言葉を失わざるをえなかった。私が勤める美術館では、まさに「死なないための葬送」という荒川の個展を開催中(6月27日まで)なのである。
私たちは彼の死をどう受け止めればいいのか。天命はついに反転しえないものなのだろうか…。』

1960年頃、ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズと言うパフォーマンス・ハプニンググループで日本の前衛美術一線で活躍、でも、ニューヨークに移住し、マルセル・デュシャンとのと出会いによって、それまでのネオ・ダダ的なオブジェから、文字や図形を用いたダイヤグラム絵画へと向かう。
昔、棺の個展会場で、小さな2階建てのギャラリーの2階に作品設置し、梯子で登るようになっていて、お客さんが作品見に上がったらこっそり梯子をはずしてしまい、お客が困るのを陰から見て愉しんだという、茶目っ気たっぷりのエピソードも好きでした。し、ダイヤグラム絵画になってからの、デザイン的線や文字だけの風景シリーズも好きでした。

荒川修作氏とマドリンギンズ夫人プロデュースの、岡山県の奈義町現代美術館や、岐阜県の「養老天命反転地では、斜めになった地面や錯覚を起こす場所に、自分の身体感覚が反転するかの不思議な感覚に捕われるのでした。、
東京・三鷹天命反転住宅も…

73歳、
まだまだいい作品を、人をドキドキさせる作品を作ってほしかったです。
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昨日はお弁当…

シャケ弁(胚芽米ご飯の上にのりの佃煮を乗せ、海苔を乗せ、その上に焼き鮭)。
ほうれん草とチーズ入りオムレツを作り、大根・人参・竹輪と大根葉の煮物は前にまとめて煮てお弁当用に小分けにして冷凍しておいた物、あと小さな唐揚げとで。
6時過ぎには起きて、朝食作りとお弁当と早朝練習へ7時過ぎに飛び出す息子を「忘れ物ない?」(似て欲しくない所が私に似て、忘れ物多いのです)と送りだし、自分が出かける準備(着替えと一応お化粧と持ち物点検)も、一時間ちょっとでしなければならない目まぐるしい朝のひとときに、お弁当用には、まとめて作って小分けにして冷凍してある小松菜のおひたしや根菜の煮物やらがお助けメニュー…というか役立ってくれます。

昨日は爽やかに晴れ渡った大手前大学で授業。
大学前のアートセンター(安藤忠雄氏設計)で月曜から土曜の学生達の展覧会へ、「先生絶対見てや!」と言われてたし、授業後見に行って、何人かに感想聞かれ話したり…「先生、ありがと!」いい笑顔にこちらが元気貰って…(頑張る学生仲間たちはいいな…と遠い学生時代思いだしました…)

帰って、選挙には全く行こうともしないのに首相辞任のニュースに大騒ぎしながら批判だけする人の言う事聞き流しながら少しでも制作をしたり…

病院への紹介状取りに来るよう言われた内科医院へ夕方車で走ったり…

そして今日、同じ日に同じ病院で受診することになってしまって、こちらを心配してくれる高齢の父と、お昼を共にしながら色々話し…

そのあとは、自分の在り方、これからの生き方、悩み出すと…
また迷路に迷い込み…

でも、就職活動厳しい長女の「しんどい…」話しを聞いたり、思春期真っ盛りの息子(色々不安定な時期なのだろうけど…)の返事をちゃんとしないのに、しまいにプチ切れ、「人が話しかけてる時はテレビ見てないでこっち向いて返事し!」
そのままバチンと襖閉めて寝に行きかけたら
「おやすみなさい!
おはよう、行ってきます、ただいま、は最低限言いましょう!」

私、うるさい母ですね…

気持ち切り替えて、今から制作。
本業へかける時間が一番少ないのが悩ましい…
それも自分の責任だけど…
| - | 23:59 | comments(2) | - |
琵琶湖を望む大学内カフェテリア「結(ゆい)」にて

成安造形大学キャンパス、グラウンドの琵琶湖を望む端にカフェテリア「結(YUI)」があります。
何年か前、プロダクトデザインの先生と学生とで建物作る所からやってできた作品とも言えるカフェテリア。
紀伊国屋が入って、体に優しい無農薬・有機栽培などの野菜や五穀米など使ったランチを安い値段で提供していて、地域の方々も利用できるのでいつもいっぱい。
私も、成安に呼んで下さった高校時代恩師でいまや売れっ子画家の井上直久先生が、辞められるまでは、火曜に「結」に行くと直久先生とランチご一緒できしばしお話もできるので、よく利用していましたが、一昨年辞められてからは、ぎりぎりまで夕食準備やバタバタで飛び出して、手製おにぎりかじりながら運転して行ったりが多くなって、今日は早めに行けて本当に久しぶり。

パスタランチ(サラダ付き)500円、五穀米の棚田ランチ(サラダ・スープ付き)650円 などありますが、画像はポーチドエッグ乗せパングラタンのサラダとスープ付きランチ、500円。美味しかったです。

もちろん、もっと安いおうどん200円台からある学生食堂もキャンパス内にあります。
お弁当作るより安上がりかも…?
| - | 00:46 | comments(0) | - |
毎日少しずつ…少しずつ…頑張る

毎日、日中は教える仕事(もちろんこちらもやり甲斐ある仕事なんですが)と、夜中に家事や洗濯で、本当に絵を描く時間が限られていて、全く描けない日もあったりして…それが続くと焦りやストレスに。

本当に少しずつでも、何とか毎日絵筆も持ちたいな…と、昨日、今日、西宮と雄琴で忙しく教えてきた夜中もほんの少しの時間ながら絵に向かっています。
若くないから身体がもたない徹夜などはしないで、少しは眠り…でも、限られた残された時間を大切に、有効に…

今月後半に搬入する、京都アートフェア(みやこめっせ)の作品。
そして、ギャラリー島田・夏の恒例、ミニアチュール神戸展、同じくギャラリー島田で9月の個展へ向け、今の自分にとってのベストな作品を制作・出品できますように…
| - | 23:22 | comments(0) | - |
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