YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
青春?

ゆうべ夜中にユニフォーム洗濯してやって、今朝も6時過ぎ起き7時半集合で試合だった息子たちサッカー部。昨日今日のテストマッチでは、1年生も入って選手層が厚くなったため、次々選手交代して、夏の大会に向け試していく意味あいもあるらしく、先輩に混じりスタメンに選ばれるかは頑張り次第…中々厳しい…

地元中学での試合だったので、応援に沢山揃った母たちでまた色々な情報交換。(時々でも親どうしの情報交換は本当に大事だな…特にあまり話さなくなる思春期は…とまた痛感)
女の子とのメールやり取りなどの話題も(うちは携帯はまだ息子には持たせていないのですが)出て、比較的勉強もできる子が多いサッカー部ながら「ま、青春真っ只中だから、サッカーと勉強だけでなく好きな子もできるよね」
私より一回り年下のお母さんが言って、「青春」って言葉はまだ生きてるのかな…とふと思いました。

何年か前に、いまや死語になっているという言葉の中にあった気がしたのですが、でも、最近、大学生が話す会話にも出てきたりして、あぁまだ生きてるんだな…青春…
ちょっと嬉しかったりします。

今夜はさっきまで岡田ジャパンのイングランドとの試合生中継を息子と観戦。
オウンゴールがなければ・・、まず勝てないだろうと思ったワールドカップ優勝候補のイングランドに勝てるかも…!と、期待させてくれた(前半日本が先制し、1−0折り返しました)試合、オウンゴールでイングランドに2点与えて負けてしまい残念…

(先日初日に見に行った時に、またレポートすると書いていたモーネ工房の芦屋での展覧会も、今日が最終日でした。
レポートできずでごめんなさい。
松本美術館で素敵なワークショップしてきた由季子さんのレポートが、モーネ工房のHPのニュースに載っています。子供にも大人にも感動の輪が広がるって素敵だな・・って思わせてくれます)
| - | 23:26 | comments(2) | - |
爽やかな風…サッカーの試合

この土日は久しぶりに連続で息子らサッカーの試合 、 NHK文化センター神戸での講座を終えてからそのまま車で駆け付けて、応援しています。

例年この時期になると暑さ対策、水分補給など気をつけだすのに、今年は昨日まで肌寒いくらいだったし、今日もまだ海風が爽やかななH中学にて…

NHKの講座も全員出席で、皆さん個性豊かに…それぞれにまたあらためて絵の深みに感じ入ったりしながら…楽しみながらも熱心に、描いてられました。
絵の持つ力の不思議を時々感じます。
| - | 15:02 | comments(0) | - |
大切な人へ
一昨日は、妹のような存在のJ子ちゃんのBirthday。
大学の授業を昼過ぎに終えてから、ささやかなプレゼントを届けに車で走りました。
うれしい・・!と喜んでくれる笑顔に元気をもらいました。
ずっと年下ながら、いつもじっくりこちらの話も聞いてくれ、笑顔で癒してくれる大切な存在。
それからまた別の大切な友人宅にもちょっと寄って、帰宅夕食準備の前にあわただしく病院へ行ったら、多忙なモーネ工房の由季子からの電話が入り、お互い義理の姉妹関係であっても、本当に忙しく会えないでいて・・「会いたいね」といいながら、しばし携帯会話。(もちろん外に出て。来月は法事や、モーネ工房でのワークショップもあるので、打ち合わせもしないといけないんですが・・まだ・・)

子供たち、父親や義母はもちろん、自分を大切にしてくれる人、大切な友人たち・・

どんなに忙しくても、そういう大切な人たちを、大切にしていきたいと思います。

| - | 01:23 | comments(0) | - |
一人旅が好き…

学生時代から、カメラ片手にの一人旅が好きでした。
でも、下宿も許して貰えない箱入り娘?だったので、一人旅も中々許しては貰えず…
大学院に入ってから、ゼミの研修旅行で能登半島へ行った帰りに、皆と別れて一人残って夜行列車で帰ったり、東京で就職した友人宅に泊めて貰い、房総半島を鈍行でぐるっと廻って、九十九里浜をカメラに収めたりしました。

高校時代から写真を撮るのが好きで、少ないおこずかいやお年玉を貯めて何とか買った一眼レフカメラ(もちろんデジカメではありません)オリンパスOM-1は30年以上経った今も愛用しています。
バスケット部のOBでコーチに来て下さってたM氏がカメラ屋さんだったので、無理言って安く買わせて貰った上に、サッカー部の試合が撮りたくて、標準レンズ外して貰い望遠レンズから買わせて貰った(またお金貯めて必ず標準レンズも買うと言うことで)のでした。

画像は房総半島廻った時の懐かしい写真たち…

当時、京都芸大には写真家ア−ネスト佐藤先生がいらしてて、何年か前にえき・京都美術館で没後何年かの展覧会があり、こんな凄い方だったんだなとあらためて思いましたが、集中講座で半年の写真実習(狭き門で受講できない人も…)を私は取る事ができて、とにかく沢山写真撮りなさいとの先生の言葉に、業務用の安い白黒フィルム大量に買い込みどんどん写しては暗室で現像していました。

この写真たちを組み合わせて作品にした絵も描いたなぁ…

結婚したり子供ができたり中々一人旅できない状況続いたけれど、数年前の東京個展前後で何回かの東京への一人旅、そうそう一番遠くはデンマーク…3人展でみんなで行った時のあとに、コペンハーゲンの日本大使館での個展の際には、一人旅でした。(デンマークではYUKO宅にステイさせて貰いましたが、乗り継ぎのオランダの空港で迷いかけたり色々ありました)

また、作品の発想に繋がる遠い地の風景を一人静かに見つめ、自分を見つめなおす…一人旅に…、ちょっと出てみたくなっています。
時間は中々ないけれど…ね。
| - | 21:45 | comments(0) | - |
湖西・雄琴の空を見上げ…

一昨日は大手前大学で、大雨警報が出ている酷い雨の中授業。(息子らの中学は休みになり自宅待機でしたが、大学は暴風雨警報以外は休校になりません)
朝一番に行ったらアトリエ教室は、古いサッシの隙間からたたきつける雨が流れこんでいてえらいことに…
朝一番に来られてたK先生と清掃のクリナップさんお世話かけました。
窓際においてあったキャンバスやパネル作品ら大移動、デッサンなど紙ものは濡れてもうだめ…数年前の古いもので「まあ卒業生もこういうのは取りに来ないし、廃棄する踏ん切りがついたと、前向きに解釈しよう」とH先生。そうですね。

いつも通り制作に励む学生半分に指導しつつ、続々遅れてJRの延着証明など握りしめやって来る学生の時間差対応に追われ続け…慌ただしく持参のお弁当食べて午後は先日来授業態度などで話しする事続いた上級生クラスで合評。
一人一人自作にコメントして貰い、3人の教師が全てに批評…ぎりぎりまで時間使い濃い授業でした。
並べた作品に歩み寄り良いところや、もう少し考えたりこうしたらもっと表現したいこと出る所など、指し示したりしながら立ちっぱなし歩き回り続けた終日…
ちょっと気になったのは、テーマに「悩み」「悲しみ」が多かったこと…
気になる学生たちとも色々に向き合って行かないといけないな…

帰ってからは珍しく3人揃った子供らと母とで向き合いながらの夕食…
こちらもそれぞれに気になること色々、それぞれに自立していって貰いたいけれど、それができるのはまだ少し先…助けがいるときはさりげなくフォローできるように…

高齢の父の事も日々気になりながら…

昨日は湖西の雄琴Campusで授業。
こちらも、熱を押して出て来てた一人暮らしの学生がしんどくなって早退するのを途中まで送ったり、ちょっと学生間のトラブルも。
帰りに湖西の空を見上げ深呼吸。

自分の在り方、色々への関わり方、生き方も含め、悩ましい…

ちょっとあの高い空に飛んで行きたい気分になって見上げていました。

ゆうべ遅く寝たのに早くから目が覚めてしまった今朝、息子を早朝練習に送り出し、ここに気持ちを書き出して、また新たな気持ちで今から大学の授業へ向かいます。
| - | 08:06 | comments(0) | - |
…あの頃…

我が家に飾る絵・・・三尾公三先生のリトグラフ(版画)とポストカード、お気に入りの写真家や自分の展覧会ポストカードなどなどは、リビング、ダイニングやトイレにも数々・・・、そして額に入った自分の作品も、カラーが3点、モノクロが3点…

これはその中のハガキサイズのモノクロドローイング、たしか10年以上前、京都新聞コラム欄の挿絵を何回か描いた中の一点。

何年経っても、描きたい雰囲気は変わらない…
直接は描かないそこに漂う大切な人の気配、切なくて温かいその存在感…

ちょっとしみじみ絵を見つめ返していた雨の午後でした。

この絵を描いた頃はまだ乳児や幼児の子供らを抱え、仕事と保育所の送り迎え…家事育児に追われ目まぐるしく走り続けながらも,寝る時間削れば何とか絵が描ける幸せ、中々自分から求めても無理な大学の仕事や、定期的に個展を企画していただけるようになってきた事、時々新聞挿絵を依頼頂いたりに、本当に感謝感謝で…
でも仕事が休める時になると高熱出してダウンしたり、連日点滴になることもあるくらい本当にぎりぎりだった…
だから、今は、相変わらず忙しい毎日ながら、病気の子供らや父の看病で一睡もしないまま仕事をする日が続くなんて事もなく、何とか頑張って捻出すれば自分の時間を少しずつは作れるようになってきたと思います。
そうなると無理だから仕方ないと不義理してきた数々の展覧会の案内にも、大学で教える立場としても作家としても、行けるものは行かないとと…
昨日も多少の体調不良を押して、大阪と神戸で6ヶ所のギャラリーを巡りました。
(それでもまだ、行けない展覧会も沢山…
案内下さってる方々ごめんなさい。)

沢山歩いた後のビールが美味しい…そんなひとときにも感謝。

そんなひとときが持てる元気な人でいられるように、朝はちゃんとまたお医者さんにも行って追加の検査も受けてきました。

でも、ギャラリーをめぐるのも大切だけど、限られた時間の中、病院で人を癒すホスピタルアートや、昨日の新聞に載っていた長期入院する子供たちの病院での遊びの部屋で、そんな子供たちに絵を描かせてあげられないか・・とか、以前から思って多少は関わってきたことに、最近なかなか関われずにいることも、また考えてしまっています。
| - | 21:42 | comments(2) | - |
虚構と現実とのはざまに…

火曜日は成安造形大学での授業。ペン画の描き方、点描やハッチング(線描)使う紙やおよその流れなどひととおり説明して、新聞挿絵のコピーとその原画を見せると、後で前に見に来て「これ先生の作なんですか?凄い…」何ともかわいい素直な学生の反応でした。

3時間は授業して、あと1時間を「来週は6時に授業時間終了後も描きたい人のフォローするから。」と早く終わらせて貰い高速飛ばして神戸・ギャラリー島田へ。
火曜サロンの中でのマコトサロン(島田誠社長が語る)の最終回で、元神戸新聞学芸記者の山本忠勝氏が、島田さんをまな板の鯉状態に鋭く迫るとの事だったので、これは外せない…と終わるまでに間に合うか不安でしたが、何とか少し始まってしまってからながら参加できてよかった…
今年でもう21年になる島田さんとのお付き合いの中で、尊敬し、感謝し、時に心配し…、知っている話し、今更ながら知らなかった話し…色々聞けてよかった…(でもまだまだ途中で時間切れの感じでした)

今日はまた雨…
大手前大学で授業。
2年生の授業で、熱心に絵を描こうとする気持ち伝わる学生が多くて嬉しい…一方、月曜金曜の3・4年混合の授業(教師2人で約50人余りを見る)で、熱心に頑張る学生が、一部の頑張らない(授業中の大声での雑談が何度も注意していてもしばらく静かになった後またすぐ再発…)学生らへの不満を募らせている事について、先輩後輩先生らとも意見交換…でした。

それから雨の中、芦屋のギャラリーRへ。
モーネ工房の「手の跡のたのしみ」展が今日から、30日まで開催されてるので…(またもう一度は行ってレポートしたく思いますがとりあえず初日に駆け付け立ち寄りました。素敵に楽しい…です)

友人宅にちょっと寄って帰宅後は、また時間との闘いで夕食準備やら子供らそれぞれへの対応にも追われ…長女は何度めかのまた就職活動の山場、次女はバイトで遅れての夕食、息子は中間試験が帰ってきつつその微妙な点数よりも、先日の尿検査で蛋白が出てひっかかり、再精密検査のプリントを持ち帰った事の方が心配に…

実は私もまた再検査を言われ…
限られた時、残された時の使い方に、自分のやるべき事沢山ありすぎて、色々な思いが交錯し悩ましい…

絵ももっともっと描きたいな…とも思いながら、自分の作品の前でバーボン水割りで、作品世界と同様、虚と実のはざまを行き来する…寝る前のひととき…
| - | 03:06 | comments(0) | - |
ペン画

明日は、成安造形大学にてペン画の授業。
以前、毎日新聞の陳先生のエッセー「海の世紀」挿絵を書かせて頂いていたときの、ペン画も参考に(鉛筆や墨を使ったものもありますが)持って行こうと準備中
| - | 22:53 | comments(6) | - |
出会いの連鎖と絡み合う
昨日は朝からNHK文化センター神戸で12時半まで「大好きな絵を描こう」講座。
ゴールデンウイークを挟み久しぶりでしたが、夏の展覧会の告知もして、また頑張りましょうねモードに。
その後沢山頂いてる展覧会案内状の中から、何軒か行けるだけでも回ろうと…先週も週5日教えに出ていると絵を描くのも夜中にラフスケッチを重ねる程度、外勤後の僅かな時間も行きたい所へ優先順位で行ってしまって画廊へは本当に伺えず…

大阪・京都の個展も気になりつつまずは車でNHK神戸から近い順に回りました。
ギャラリー島田「須飼秀和」展、ギャラリーHPのウグイスさんのblogに会場風景画像が沢山アップされています。
毎日新聞毎週木曜日夕刊の著名人の「わたしだけのふるさと」シリーズ(以前は「かえりたい」)挿絵をカラーで連載、他にも雑誌の仕事など今ひっばりだこで活躍中の若手作家須飼君。でもその素朴な人柄の良さは、売れっ子になっても変わりません。
あの、情熱大陸出演や後藤先生の「奇碩の画家」の本で静かなブームを巻き起こしている石井一男さんも会場に来られていて(須飼君と仲良し)、しばし歓談。あのお二人と3人で話ししていると、今年初めに明石文化博物館でご一緒して3人で見た時もそうでしたが、ギスギスした今の社会や厳しい世相を忘れるような穏やかなゆっくりしたときが流れます。

それからギャラリー島田のあるハンター坂を少し上がり左へ曲がって少し行った所のローズガーデンへ。
「地力。3-ARTイマジネーションinKOBE北野・2010」展へ。
若手・年配交え沢山の現代美術作家が出品、パフォーマンスも盛り沢山という展覧会。
知ってる作家さんもいるし、あの元町高架下プラネットアースを運営するNPO法人リ・フォープが主催、アドバイザーとして関わられた兵庫県立美術館学芸員(ご自身も現代美術作家)の河崎さんからも案内頂いて行ったのでした。
色々なご縁が重なってる上に、行ってみたらまた本当に不思議な出会いの絡み合いがあって…また、神様のいたずら?とちょっと感動もありました。

ちょうど行った時、もうすぐ堀尾貞治さんのパフォーマンスが始まる時で、こんにちは!って挨拶した堀尾さんの返事が「あ、井上さんも手伝ってくれる?」
わけもわからないまま???に紐を手渡され、会場吹き抜け空間に蜘蛛の巣状態に張り巡らしていくパフォーマンスに参加。出来上がったのが画像の作品。
何人かの参加されて巻き込まれてた人の中、たぶん私が一番上に下に右に左に頑張って走り回ってた…はず。(走り回るのが好き?)
偉大なる現代美術作家堀尾さんの「あたりまえのこと」パフォーマンスに、以前芦屋美術博物館でも一般参加のその他大勢で参加した事はあったけど、ご本人に声かけられた何人かのメンバーとして参加したのは初めて。途中「もっと引っ張って!テンションや!」って怒られたりしながら、拍手で終了後「や、井上さんありがとう」堀尾さんに言っても頂いていい経験…でした。
私とともに指示されて、時々励ましあいやや鈍臭さを漂わせながら(ごめんなさい)ロープを引っ張って階段上がり下りしてた青年が、神戸ビエンナーレでいい作品出されてた國府理さん(今回も出品されてます)だというのも後からわかり思わずあらためて挨拶(お互い相手が作家とは思っていなかったのでした)。
時々、持ってる残りのロープが絡むのが困ったのですが、参加してたおっちゃん現代美術家が「こういう絡み合ったのをほどいて行くのって好きやわ〜人生でも」ってにっこり言いはったのも、ああなるほど・・・深い・・・

リ・フォープに関わる渡邉仁さんや、BBプラザ美術館顧問の坂上さんともしばしお話できて、短時間ながら濃いひととき…そして思いがけない出会いに感謝…
| - | 22:24 | comments(0) | - |
5日遅れの母の日

夕方帰宅したら、テーブルの上に一輪のガーベラの花。
え?…なに?…
息子がボソッと
「母さんへのプレゼント…母の日の…」

先週の日曜日・母の日、娘としての私は井上母には兄嫁・由季子サンと相談して一緒にプレゼントをしたのでしたが、息子はそういうのも照れくさい歳になったかなと思ってちょっと淋しいけど仕方ないなと思っていました。
京都での搬出があったから、次女には簡単に夕食を頼んでいて、帰って特に母の日といった事もなく普通に夕食、疲れていつもより早めに休んだ私より後に帰った長女がピンクのカーネーションと小さな蜂蜜とジャムをテーブルに置いてくれてたのを翌朝起きて発見し、私が仕事に行く時にまだ眠ってた長女にありがとうの手紙を書き置いてでた…そんな我が家の母の日でした。

5日遅れの思いがけない息子からのプレゼント。
ちょっとじんときてしまいました。

ありがとう…照れる息子に久しぶりにハグをして、急いで夕食食べさせ塾に送りだした事でした。

今日は親バカ日記…
| - | 22:55 | comments(0) | - |
Ge展での作品画像が…

Ge展最終日に、出品メンバーの藤永覚誠さんの息子さんが、私の作品画像も何点か撮影して下さって、昨日藤永さんから紙焼きしたものとデータのCD-Rとが早速届きました。

息子さんは嵯峨芸大で映像の方で非常勤講師をされてるとか…
もちろん私が撮ったデジカメ画像よりずっと確かです。ついつい作品データをちゃんと残していくのが疎かになりがちなので、ありがたい事です。
(特に大作はいったん保管すると簡単には出せないので)

藤永さん、息子さん、ありがとうございました!
| - | 22:06 | comments(0) | - |
子供も大人もほめられたら元気が・・
こんな時間になって、色々な雑用や仕事もやり終えて、家族の寝息が響く中で、すぐ寝なきゃ(6時過ぎには起きないと・・やし)と思いながらも、ついやっと一息・・・ってPCに向かっています。

今日は息子の中学2年担任の先生の家庭訪問。
木曜しか大学やNHKの仕事の休みの日がないし、ピンポイントでの希望で申し訳なかったんですが、ちゃんと応じて来て下さいました。

前にも書いた気がしますが、実はこの先生、私が大手前大学で教えた学生(芦屋市立美術博物館でのイベントに頼んだら、快くボランティアで駈けつけてくれたり、3年前のギャラリー島田での私とデンマークのYUKOの2人展も、搬出など手伝ってくれた可愛い学生たちの中の一人、そのお母さんが私にそっくりだったらしいのですが・・・)と、中学で同級生だったことが、昨年の家庭訪問、、そのあとの教え子とのやりとりなどでわかって、なんだか母のように慕ってくれてた教え子と重なって、新卒で慣れない教師生活に右往左往しながらも頑張って2年めに息子の担任に、そして今年もまた担任になったT先生、ついつい会うたびに[頑張ってくださいね、何か母たちが動いた方がいいようなことが起こった時には行ってくださいね」と、エールを送ってしまうのでした。

今日は、家庭訪問も4日目最終日。しかもうちの後はかなりあいて後一軒になってたので、学校からの連絡プリントには、「一人10分くらい、玄関先でのお話でお願いします」となっていましたが、どうぞゆっくり一休みして行ってくださいと上がって頂いて、息子のこと、そのT先生と同級生のともに小野市出身のUくんの話、そしてかつて私も大学出てすぐ中学で教師となり担任もしたので、[経験が全くないから本当に何から何までわからないことばかりで」といわれるのが「すご〜〜くわかります!でも、年配の先生に、経験は大事で自然と慣れてくるけど、最初のころのひたむきさや頑張りは若い先生ならでは・・自分らもそうやったなと思いながら今はその点では逆に負けると言って頂いて・・」
そして、「1年目は本当にわけわからないまま・・2年目に・・君(息子)ら担任させていただいて、3年目の今年は少しはわかってきたかな・・」というT先生に、
「最初の1年2年、は経験して(1年のサイクルや学校の仕組みがやっとわかってきて)の進歩が著しいです・・先日の参観授業も、T先生昨年より本当にゆとりを持って、子供らの気持ちつかみながら授業されてるなって感心して見てました」

とてもうれしそうだった25歳好青年のT先生。

思わず、尊敬する仲島正教先生のHP、若手教師を育てるセミナーもされてるし、見て見られるといいですよと、勧めてしまいました。
T先生、頑張ってくださいね!

子供はほめて育てましょう・・とよくいいますが、(私が怒るとよく息子がコマーシャルの真似して「お母さん。子供はほめて育てましょう・・やで」と言ってました)、大人だってほめられると頑張ろうって気になりますよね。
先日京都で廻った画廊で、私の芳名帳へのサインを見て、[井上よう子さんてあなたでしたか・・よくあちこちで名前と作品は見るけどお顔が結びつかないでいて・・」と昔からある現代美術画廊オーナーに言われてうれしく元気がでたり、一緒に授業担当する大先輩画家先生に、[井上さんのおかげで授業アンケートの学生評価がアップしてる・・さすがや・・」とか、たよりにしてるようなこと言っていただくと、日々の忙しさ大変さも吹っ飛んだり・・
大切な友人に、自分を大切に想ってもらえることも、ときに自身喪失して落ち込んだり悩んだりの「自分」という存在を、どうでもいい存在ではない、大切な存在だと思わせてもらえることで、つまりはほめてもらってるような、尊重してくれることでの元気をもらえてる・・そんな気がします。

弱い自分がそういうほめてもらうことで元気に頑張れてることを思うと、(85歳の父親も、ほめてもらうのはうれしいからな・・とちょっと俳句の会の講師をしたりして、先生、先生、と引き立ててもらうことに元気をもらうと・・)
子供たちにも、学生たちにも、もっともっとほめてあげないといけないな・・とちょっと反省。
でも反省を忘れて、ついつい目の前のことで、お小言言ってしまうのでした。
と、今日も反省・・・・・
| - | 03:17 | comments(0) | - |
夕暮れ時…トワイライトの西宮大橋は、天国へ続く道?

私が住む西宮浜へ渡る、かなりな高さがある西宮大橋。
夕暮れ時にまだ暗くなりきらないトワイライトブルーの空に、点いたばかりの水銀灯、高さがあるから渡りかけての上り坂では地上が見えなくなり、なんだか天国へ続く道のような……ふとそのまま突っ走ってあの空の高みへ飛んで行ってしまいたい…
時にそんな気分に…

昔、芸大大学院生の頃に、徹夜で制作後の帰途、大きなバイクで誰もいない明け方の国道171号線をとばしながら、明けゆく空に向かって行くような、向日市から大山崎への途上、同じような感覚に捕われたのを思い出しました。
| - | 23:45 | comments(0) | - |
「言葉に書けないことを書きたい」・・小川洋子さん
昨日は、京都市美術館でのGe展最終日でした。
朝から出て、別のやはり最終日のアートフェア―にちょっと寄って、1時から片づけ始める4時まで、美術館に詰めていました。
会期中、忙しい時間を割いて見に来て下さった沢山の方々に感謝・・
ありがとうございました。

最終日は、結構駆け込みで来館者が増えるのですが、昨日も、ギャラリー関係の方や、作家さんやら、一般の方やら・・忙しい中何とか時間を作って来てくれた友人を案内する間にも、次々声かけて頂いて、あっち向いたりこっち向いたりしながら、あいさつしたり作品解説したりしていました。

4時からの撤去作業は、自分の作品を壁からおろして梱包して・・だけでなく、搬入には来れていたけど遠方で搬出には来れないとか、体の具合が悪くて来れない方などあって、そういう方々の作品を美術運送に託すことも来ているメンバーでやるので、なかなか大変な作業でした。教え子や、奥さんやら色々な助っ人を頼まれてたりもして・・で、皆さん、大作だったり、変形パネルをビスでつないでの複雑な作品もあって、おろしてばらして梱包して・・が結構手間取り、美術館が閉まってしまう(公立のお役所仕事できっちりしてはります)5時までにとにかく外へ、美術運送のトラック前まで運び出す作業もなかなかの力仕事でした。

そんな体力仕事の後だし、「ビールでも飲みに・・」と、打ち上げにGeの大先輩グループやら、別に仲良くさせていただいてる作家さんと教え子さんグループからも誘われて、それもかなり心が動きつつ、今日の大学授業が一番忙しい終日大人数なうえに、GW明け初授業で、モチーフのリンゴなど沢山朝早くから車に積み込んで運ばねばならないのもあって、申し訳ないけれどお断りして、帰ってきました。

その、行き帰りの電車で、先日やはりGe展見に来てくれた友人に連れて行ってもらった三月書房(知る人ぞ知る、一見古本屋のような、頑固一徹な店主の趣味で取り揃えた本ばかりが並ぶ書店)で購入した、小川洋子さんの「海」という新潮文庫の本を読んでいました。
小川洋子さんは、ちょうど私が次女を妊娠していた時期に「妊娠カレンダー」で芥川賞を取られ、私はその文章に、さらりとした文章の裏に、ちょっとぞくっとするような、はっきり書かれているわけではないけど、深い意味を感じさせるところに、とても惹かれたのでした。
「博士の愛した数式」が映画化もされて有名ですね。

先日書いた、長谷川等伯の、「描かずにあらわす」・・・も、私が模索し続けるものであり、小川洋子さんの文章・・「いかにして、自然な形で、言葉を発しないものを物語の中に置こうかといつも考えています。
言葉に書けないことを書きたい、と常に思っているからかもしれません。」にも、強く惹かれます。

と、ここまで書いて、自分は、作品世界では、そうやってとにかく行間の余韻というか、描きすぎずに、あるいは描かずに・・・、見る人がそれぞれにイメージやストーリーを思ってくれたらいい・・と思いながら、日常では、今日も大事な友人からのメールに、「それはどういう意味ですか?」的に、白黒はっきりさせてしまう・・矛盾してるなあ・・と思ったことでした。

幼い日々、ガキ大将的男の子達にいじめられそうになるひとつ年下の男の子をいつも守って?あげていて、大学時代の初個展に母からの案内できてくれたその子のお母さんが、「よう子ちゃんは、本当に正義感が強くて潔くて、竹をわったような性格だったわね」と、とても女の子へのほめ言葉とは思えない(普通男の子に言う言葉ですね)賛辞?を頂いたことも、ふと思い出したりして・・・

ある意味やっかいな人ですね。
| - | 00:50 | comments(4) | - |
かつて芸大があった場所

長谷川等伯展をやっている京都国立博物館は、東山七条。かつて京都市立芸術大学美術学部があった所はそのすぐ近くでした。
阪急電車で四条河原町まで行き、鴨川渡って当時はまだ地上を走っていた(今は地下)京阪電車に乗って四条から七条まで、鴨川を眺めながら……そして、ここの前の道(七条通り)を、毎日通ったなぁ…と、懐かしくなりながら、芸大のあった場所まで行ってみました。
東大路を南へ曲がって少し行き、また左へ曲がるとすぐ。曲がり角にあった喫茶店「かおり」…まだあって、曲がって行った先に懐かしい校門。その前に、山田大雅堂とエビス画材の看板もまだあって、ちょっと感動…
木々の向こうに校舎だった建物(改装されて使われている?)も垣間見え…
この門入って坂道上がりかけに、プレハブでバスケット部の部室があって、そこでもミニコンパしてたなぁ…
戦前から病院だったとか(はっきり確かめた事はない)の古い風格ある石造りの建物は私も含めモチーフに描いた人は多かった…校舎の向こうが果てしない風景になってたり、部室前の坂道に日がさす風景も、最初の個展に出したはず。

当時大学祭に、何か目玉商品のイベントがあって、2年か3年の時に桑名晴子のコンサートに人が並んでたのが記憶にある(音楽に疎い私は誰?と聞いて、軽音楽部の友人に桑名正博の妹やんと教えて貰った)のですが、今親しくさせて貰ってる年上の友人が、枝雀さんの落語聞きに芸大大学祭に行ったよと。
1年の時の芸大祭に来てはったかのような…微かに記憶にあるような気もして…
遅くなる時は親にお小言言われながら、大学近くに下宿していた今はデンマーク在住のYUKOの下宿によく泊まらせて貰ったなぁ…

色々な思い出が去来し、大学時代と今との繋がりやら色々に…、不思議な感覚に捕われながら歩いていました。
| - | 22:59 | comments(4) | - |
描かずにあらわす

一昨日は、京都国立博物館で、明日まで開催中の、長谷川等伯展に行ってきました。
物凄い人だと、2時間待ちだったりするとか聞いていましたが、語り尽くさずに、描き過ぎずに、伝えたいものを伝えたい。(人物の存在感や切なくはかない気配も、直接描かずに表現したい…)と日々模索し続ける私には、等伯の、水墨画になってからの世界は(初期の曼陀羅や仏画や金箔を張り巡らせた隙間なく描かれた風景はあまり好きではないのですが)、まさにその極限の気がして、是非見に行きたく思っていたのです。

一昨年まで1年半描かせて頂いた、毎日新聞の陳舜臣先生エッセイの挿絵の仕事で、いつも私の希望に添った資料を多忙な中走り回って揃えては送って下さったり、陳先生のご自宅まで一緒にご挨拶に連れて行ってくれたり、本当にこまやかにメールや電話やり取りしながらお世話になった岸桂子記者が、今は東京で美術担当の代表格記者として活躍されていて、その岸さんが、今年に入って毎週毎日新聞日曜版に、長谷川等伯についての検証記事をシリーズで細やかに書き綴られてたのも毎回拝読し、等伯が身内の死に(自分の後継者と期待し実際実力を見せ始めていた息子の死-等伯55歳のとき-や、先妻の死だけでなく息子亡き後も後妻にも先立たれ、心からの信頼関係を結び引き立てても貰い息子が亡くなった時にはそばにいてくれて信仰に導かれる事で慰められたであろう(岸さんの記事より)本法寺第十世・日通上人までも、10歳も年下にも関わらず先立たれ(その肖像画も描いていて、重要文化財)…
等伯が、絵を描く事で悲しみを乗り越えようとした思いも、私には痛いほど心に響いたのでした。

描かずにあらわす…

実際に見る事ができた「松林図屏風」は、期待を損ねる事のないものでした。

でも、そんな傑作を描いたにも関わらず、才能ある息子の夭折、亡くなる時後を託したもうひとりの息子も翌年亡くなり、ライバル狩野派が有能な3人の息子により一派の力を確実にしたのとは対照的に、一度は闇に埋もれ、若き日の名前「信春」と「等伯」が同一人物であることさえ昭和に入って見解が生まれたと言う事には驚かされます。
没後400年にして史上最大規模の展覧会がやっと実現し、ゆかりの地での顕彰事業が進んでいるというのは、どんなにいい仕事をしていても、スポットが当たる当たらないで盛衰が分かたれる、人の世の常を思わされました。
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Ge展会場風景 3

これも会場入ってすぐの部屋、左側。
中野庸二さんの作品。
ずっと年上で(来年70歳になられるとか・・そうは見えない若々しさ)、現代美術展などで数々の受賞もされ、美術館にも作品収蔵されてるような大先輩画家さんなんですが、とても気さくでいつも親身にアドバイス下さる有り難い方…三尾公三先生と親しく集った仲間のような(私などとはキャリアが違うにも関わらず)存在。昨日も美術館で一緒に詰めながら、いっばいお話していました。

京都画壇の作家さん達の中でも、いい仕事をしている事に加え、努力もして頑張っている、人格的にも信頼できる方でないと、三尾先生は親しくはお付き合いされなかったので、(本当に厳しい目でいつも人を見られ、その姿勢は確固たるものがありました)親しく集ってられた先生方、先輩方は、まさに信頼できる方々ばかりだったのです。
でも、三尾先生は好き嫌いが激し過ぎて、食事に行った先でも怒り出される事もあり、時々緊張しましたが。
あんなオーラのある先生は、今はなかなかいませんね…
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Ge展会場風景 2

こちらは会場入ってすぐの部屋、右手。
芸大同期・京都造形芸術大学教授 奥田輝芳くんの作品。
2月のギャラリーaでのBreeze展でもご一緒しました。
昨日、展示作業の後もちょっとお茶して帰りました。(若手?として展示作業お互い高い所上がって頑張ったので…)
造形芸大では洋画の主任教授として責任ある仕事を日々忙しく真面目にこなしてはるんですが、会うといつも学生時代そのままに駄洒落好き、私の揚げ足取っては喜ぶのでツッコミ返すといういい仲間です。奥さんも芸大仲間、二人のお嬢さんのいいお父さんでもあります。そういえば大学1年の時に私にユーミンを教えてくれたのは奥田くんでした。下ネタ大好きながら、ロマンチストでもある…作品にも出ています。でもけして甘くはならず、やはり2月に京都東急ホテルギャラリーでの大きな個展でも、日々、芸術性の深み、高み、探求する姿勢が伝わるさすがの作品群…でした。

その向こうに見える2点は、森本岩雄先生の作品。
私達の学生時代に京都芸大教授でいらした先生です。高齢になられても、200号の大作…凄いなぁ…
| - | 00:13 | comments(2) | - |
Ge展会場風景

今日は京都市美術館に1時〜5時前まで詰めていました。

美術館本館を2階に上がって北側、(南側では別の展覧会)Ge展会場に入って頂いて、4つめの部屋右手に私の作品コーナーがあります。(画像)

モーネ工房から井上母も見に来てくれて、私が着くかなり前にチケットをわざわざ買って入ってくれていて恐縮しつつ感謝…
ターナー色彩のHさんも可愛い5歳のお嬢さん連れて貴重な休日に見に来てくれて、感謝…(案内状も送っていなかったのに・・・)

芸大後輩の画家、田中美和さんや児玉靖枝さん(二人とも早くから活躍されています)も来てくれて、美術館近く東山三条から蹴上界隈のギャラリーでも赤松玉女さん(やはり後輩で京都芸大準教授-ギャラリーすずきにて)・郡山ヒロアキくん(京都芸大大学院同期の彫刻家-ギャラリーはねうさぎにて)・山部泰司くん(やはり京都芸大同期の現代美術画家-ギャラリーモーニング1周年記念アートフェア―とともに)がちょうど展やっていて、美術館出てから、3軒ギャラリーを回って帰ってきました。

美術館で田中美和ちゃんに山部君の展覧会を伝えたら美術館から回ってくれてまた会い、山部君にはこのあと玉ちゃんの個展に寄るからとオープニングのワインと奥さん手作りのおいなりさん一つ頂いて出かけたら「玉ちゃんこっちに引っ張ってきて」と言われて玉ちゃんに伝言。
「え〜山部さん今日から?久しぶりやから後でお邪魔します」
そのギャラリーモーニングからギャラリーすずきへ行こうとして、なんと神戸・ギャラリー島田の少し南で小さな京都の町屋風割烹居酒屋「うえやま」を営むやはり芸大6〜7年後輩の植山さん(芸大仲間デザイナーらが手弁当で内装などした、日本酒通の渋いお店。ちゃんとやっていけるのか心配したけどもう5年?料理本あまから手帳にも載ったくらい…細腕で凛々しく頑張ってはります)と会って「なんで植山さんここに!?」…まぁギャラリーモーニングさんとも友人繋がりだったそうですが、これだけ京都芸大関係者が展覧会してたら…不思議じゃないわけでした。
何とも濃い京都芸大導線の絡み合いが東山で…
| - | 21:31 | comments(0) | - |
初夏のような京都で展示作業
今日は先日来とは打って変わり初夏のような陽射しの京都で、Ge展の搬入・展示作業。無事終えて来ました。ゴールデンウィーク真っ最中で凄い人…人混みは苦手で昔からたまに人酔いしてしまう私…休館日で搬出搬入の人だけの京都市美術館に入るとホッと。

バタバタと走り回ったり、こんな私でも最若手と言う事で高い所へも上がって他の作家さんの天井からのワイヤーの調整もしたり(もちろん私の大作展示もお世話になり持ちつ持たれつ)クタクタに……で、展示作業風景を画像に撮るのをすっかり忘れていました。残念…
明日、会場へ行ったら撮ってきたいと思います。

今日しか休みがない島田さん(ギャラリー島田)も、長谷川等伯展を見に京都へ来られると言うので、展示中でもよかったらどうぞ覗いて下さいとお誘いして、本当に見に寄って下さったのが嬉しかった事でした。
何人かの作家さんご紹介できて…展覧会に繋がりそうな方も。
少し前から思う事なのですが、今の私にできる事・残された仕事は、人と人を繋ぐ事なのかも知れないな…と。

最近別々の友人から届いたその友人の友人の朴報で、私と同い年の方が3人も。続く体調不良にまた検査に行ったりしながら、ふと限りある「残された時」を思い、自分にできる事を思ったりします。
| - | 22:59 | comments(0) | - |
Ge展に出品します

先日ちょっと書いた、春休み中に描いていた150号の大きな作品と、細長いパネルの組み作品を、この連休にスタートのGe展に出品します。
入場料が要るのですが、先輩作家さん達の熟練の技の見応えある作品群も並ぶはず、是非ご高覧下さい。
展覧会の時は知らせて下さいねと言って下さってる多くの方々にもバタバタで案内状を出せないまま突入してしまいます。ごめんなさい。
会期中の、初日と最終日の午後1時〜5時(最終日は〜4時)、会場にいる予定です。

Ge展
2010・5・4(火)〜9(日)am9:00−pm5:00(最終日は4:00まで)
京都市美術館 本館 北館2階
京都市左京区岡崎公園内

明日は搬入・陳列作業。
体力仕事…頑張ってきます。

| - | 22:40 | comments(2) | - |
pm6:00の美術館より

昨日は色々な雑用をこなしてから兵庫県立美術館へ。本館の「写真家 中山岩太 レトロ・モダン 神戸」展 は、好きな写真家でもあり、今回の展のキャッチコピー「私は美しいものが好きだ。」(もちろん彼の言葉でしょう)にも惹かれていました。
まるで外国風景にしか見えない戦前の神戸・旧居留地辺り、キッチュさ満開の賑わい盛りだった新開地映像、そしてニューヨーク在住時代にマン・レイらと交流があったからであろう現代アートの手法・フォトグラム(カメラを使わず印画紙の上に直接物を置いて焼き付ける技法)による作品もあり、これはO大学の表現技法の授業で様々な技法を教え体験させる中で秋にやった技法で、今年もやるので、学生らにも見せたいなと思った事でした。
ギャラリー棟の方で今日までやっていた(中山岩太展は30日まで)「青のあいだ 佐々木宏子」展は、青にこだわり描き続ける私にギャラリー島田さんが見に行かれたらとすすめてくれた展。
私とは違うコバルトBlue(私が一番使うのはウルトラマリンBlue)の作品たち、ご本人もちょうどレクチャーされていて、予想外に饒舌な方だったのがちょっと意外ながら、お話も聞けてよかった事でした。
「青」に出会ったきっかけをお尋ねすると、まずは単色を使う作品にしたくて、黄色や赤色や色々試して青が一番単色で色々な表現ができたとの事。
私は…なぜか小さい頃からBlueが大好きで知らず知らずに作品にも…でまずBlueありきでした。

美術館が金曜土曜は8時まで開館になっているので、慌ててでなくていいのがよかった…6時過ぎに美術館にいたのは初めてでしたが、窓から、黄昏れる神戸脇浜海岸通りの風景と空のグラデーションが綺麗でした。
| - | 22:28 | comments(0) | - |
トモのオブジェが御影に…

C、A、P[芸術と計画会議]のリーダー杉山知子さんからお便りが届きました。
彼女の素敵なオブジェが、神戸市東灘区の元御影工業高校の跡地、新しく建ったマンションの広場に、完成したとのこと。
作品タイトルは「sodatsu-ki」(そだつ木)
地下水を吸い上げて大きく育つ樹の枝が、地面を突いて伸びてきたイメージだそうです。
いつもポップな、楽しく元気が出る作品は、でもちゃんと根底に確かなメッセージ性を、震災後すぐの作品も、今回も、感じさせてくれるのです。

京都芸大の、学年は一年下だけど同い年(少し前に京都で個展されたマツモトヨーコさんや、5人展でご一緒して現在京都芸大の洋画準教授赤松玉女さん-今京都で個展中-や、日本画の3人娘?猪熊佳子さん来野あぢささん松生歩さんほか…、第一線で活躍する素敵な女性作家が目白押しの学年なのです。あ、私達の学年も活躍してる作家が多くて元気を貰ってますね…)のトモは、実は最初の一時期バスケット部の後輩で…天然系の雰囲気だったのが部室で大学祭実行委員会の大変談をT君らとしっかり論議してて意外だったのを思い出します。
現代美術作家として活躍するとともに、CAPという新しいアートのコミュニティーと言うか形を作り出し発信を続ける凄い人です。
でも、みんな、会って話すと芸大時代のような会話になるのが、少人数大学で(あの今と違う汚いぼろ校舎で)同時代を過ごした仲間のいいところかな…

阪神御影駅から少し北、国道2号線から少し南にあるようです。
車で通ること多くなってる辺りだし、また拝見しに寄ってみようと思います。
| - | 11:08 | comments(0) | - |
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