YOKO'S SCENE

昨日は大学授業終え、招待頂いてた心斎橋Yoshiaki Inoue Gallery「元永定正・中辻悦子展」記念レセプションに駆けつけてから父の病院へ。ほんの短時間でしたが沢山の美術関係者面々と再会でき、亡き元永先生のお誕生日でもあったため大きな笑顔のお写真、先生に再会できたような、ダジャレがまた飛んできそうな気がした貴重なひと時でした。（元永先生は私が卒業後に京都芸大来られたので、直接は教えて頂いていませんが、成安造形大で教員としてご一緒し、はるか後輩Ge展メンバーとして展覧会ご一緒させて頂いたり有り難いことでした）
奥様の悦子さんの作品も大好きで、国際的に活躍されてきたご夫婦作家の素晴らしい展覧会、頂いたカタログも素敵でした。(展覧会は12月26日まで）

そして今日は、芦屋美術博物館での「戦後のボーダレス　前衛陶芸の貌」の開会式・内覧会へ行ってからアトリエで制作し、父の病院へ。芦屋美術博物館でも、いいお話が聞け、またいろんな方と会い、、、いつも短い時間であちこち駆け抜ける私、そんな中での出会い、再会に感謝。

父の病院へ向かう途中に、高齢一人暮らしの叔母の緊急入院の知らせ。子供もなく叔父が亡くなってからは一人きりで、父の家に行くたびに近いし覗いてはいても、ヘルパーさんが来ない日に倒れたら大変と心配してたのが現実になりました。とにかく発見してもらい助かってよかった・・・叔父と従妹が駆けつけてくれていて感謝。

今日美術館で会えて元気そうと思ったら、今年実はがんの手術2回したとの芸大同級生友人、私に「あなたはハイリスクだからちゃんとがん検診受けなあかんよ」忠告されました。それにも感謝。
もう、色々に・・父のこと、叔母の事、教える生徒さん、自分自身・・・毎日が、本当に一期一会・・・の思いです。

今週火曜はちょっと体調崩し熱でしたが、水曜は復活し美術館講座で教え父の病院へ。木曜は大学で教え父の病院へ。
金曜は久々自分の検診に行き、来年の個展の膨大な挿絵原画(342枚）展示に向け額縁屋さんに相談に（そしてアトリエで制作し父の病院へ）
3月神戸ギャラリー島田1階地階2フロア全部使って企画頂き(責任重大！）の個展で前半と新作タブロー、8月末銀座のギャラリー枝香庵で(こちらも楽しみに待って頂いてて）後半と新作タブローを展示予定。
フレームは数を考え限り、あとはマットのみで見せることとして、マットの厚み、サイズ、フレームの色。。いくつか色見本を取り寄せてもらうことに。
枚数多いし、サイズ間違いなどないよう緊張します。そして
改めて原画見直しながら、よくこれだけ毎日頑張って描いたなあとしみじみ。

今日は朝からNHK神戸で教えた後、来年審査員しにいく三木市立堀光美術館へ(熱田さんの日本画よかったです）、去年の個展で通った日々が早くも懐かしい。

昨秋から、息子の入院手術、父の入院、末期がん宣告、緩和ケア病棟転院と同時に新聞連載小説挿絵スタート(息子の大学入試も）・・色々ありすぎて・・1年前が遠い記憶のよう・・
1年持たないと言われた父、先日1年を超えました。病状落ち着いています。
今日も病院へ・・1日1日に感謝。
そして、連載終わりほっとダウンするわけにいかないし、個展で元来の私らしい作品も待ってくださってる方のためにも、引き続き毎日、今夜も絵を描いています。

大作から小品まで久々に地塗り。
自分の背丈より大きなキャンバスは、張るのも下地作りもかなりの肉体労働ですが、普段と違う箇所の頭と体を使う感じと、何もかも忘れ無心になれて、清々しい疲労感。。。

昨年の１０月にスタートした新聞連載小説・白石一文氏著「記憶の渚にて」、ちゃんと１年間責任果たせるだろうかと緊張しながら毎日夜中に描き続けてきました。１年を少し越して、ようやくゴール近づいてきました。
いや、読者はここへ来ての急展開、色々な過去・現在の出来事、登場人物の伏線が絡み合ってきていったいどうなるのか・・の状態だと思います。
本当に深い深い小説・・・伴走できて幸せでした。
私なりに１枚１枚に悩み、誠心誠意心傾けて描いてきたつもりです。
終わった時に、満足できるのかは不明・・作家さんが満足してくださってたかはもっと不明ですが・・・

(画像の中、最終ステージでの主人公が深く瞑想の表情の人物画モデルは、ハリウッドスターの男優３氏と息子も混ぜて描いたものです）

今日は朝からNHK講座で指導後、病院の父も大丈夫そうだったので、BBプラザ美術館「兵庫・神戸の仲間たち展」後期展示も拝見し、神戸ビエンナーレメリケンパーク会場での「大学作品展作品発表・交流会」教え子二人のプレゼンテーションに立ち会いました。心配してたのですが、しっかりと直前の私のアドバイスも取り込み、作品コンセプトや制作過程、大手前大学の特徴などまとめて発表したH君、Mさんも他大学の学生としっかり交流してたし。。。とほめながらの帰り道、二人とも実はめちゃ緊張してたらしい。可愛い学生たちです。

１日に一度覗きに行った時も、盛況で、連日沢山の方が見に来られて大忙しと、会場におられたメンバーが笑顔で報告されていて、今日は夕方出品者新旧メンバーそろっていい雰囲気で搬出作業、無事展覧会終了しました。
出品メンバーの方々、当番も皆さんきちんとこなされてお疲れさまでした。
そして、講師の私を訪ねてこられてた方、不在で失礼しました。
もう来年の展覧会の予約も、幹事さんがみなせ画廊に申し込まれています。
みなさん楽しくながら、着実に頑張りレベルアップされてきていますから、また来年の今頃、楽しみにして見てあげてください。
みなせ画廊さんも、持ち帰れない方の作品の宅配便発送や、最後の全員集合写真撮影まで、色々にお願いし、気持ちよくお世話くださって、本当にありがとうございました。