YOKO'S SCENE

京都芸大同期で、その独特のフォルムと色に心惹かれる、陶のオブジェ作品には、私も1ファンである重松あゆみさんの個展が、神戸・ギャラリー島田で明日から始まります。数々の大きな賞を取り活躍されていて、京都芸大の先生でもあります。11日までの会期中に何とか見に行きたく思っています。詳しくはギャラリー島田ホームページで
http://www.gallery-shimada.com

阪急夙川駅・阪神香櫨園駅から徒歩7分の、大手前大学アートセンターで、専攻科生の展覧会を開催しています。今年度の造形美術専攻科生（北中さん）が一人なので、修了生とともに。その北中さんは大作から小品まで、オクラ・そら豆などの野菜の有機的フォルムを彼女独特の色彩世界で表現しています。他、CGあり、立体あり、染織あり。1日（日）3時まで（平日10時〜5時）やっています。お近くへ行かれる方見てあげて下さいね。

授業終了の午後6時、滋賀県雄琴の成安造形大学キャンパスではかなり肌寒さも感じまたたくまに暗く…、屋外スケッチも最後まではできなくなってきました。日曜は息子のサッカー試合にまた車を出し息子は2回シュートを決めうち1回はオフサイドだったけれど3−0で勝ち、先日来友達と色々あった彼だから元気な笑顔がうれしかったのでしたが、月曜火曜と成安、水曜金曜大手前大学、木曜唯一制作日ながらPTAの仕事で中学校へ、土曜は小学校中学校合同運動会にもちろんお弁当作って行く予定、夜中に仕事や洗濯もしつつ日々あっという間に過ぎていきます。昨日、締め切りぎりぎりで毎日新聞の連載カット送りました。

今年は個展が次々、先日まで大阪の国立国際美術館での展覧会、そしてまた伊丹市立美術館で、現代美術作家であり京都芸大同期の仲間である今村源氏の展覧会が開催されていて、おまけに京都芸大の先輩画家できのこ博士の大竹茂夫氏との対談があるとの事で、昨日は娘達連れて、伊丹へはしり、もう昨日しか行ける日がないのでその後兵庫県立美術館のジャコメッティ展へも。対談を途中で抜けねばならなかったのが心残りでしたが、活躍する友人＆先輩の作品や話しは、とてもいい刺激を受ける…そしてジャコメッティも・・・娘らも何かしら感じるものがあったようでした。
帰宅後は、夕食をしてから、翌日の息子のサッカー試合の準備と締め切り迫った毎日新聞カットの制作にまた夜なべ仕事。 挿絵は、原稿から、陳先生が小さい頃にお父様に手を引かれ歩いたであろう海岸通りからメリケン波止場の道を、先日歩いたりみたりもして、イメージを模索…26日の締め切りぎりぎり、明日発送します。

友人で某芸大教授O氏からの依頼?お誘い?があり、韓国でのドローイング展に急遽出品することに。「ART&WELFARE」というテーマに私を思いついてくれたそうですが、私自身、急な依頼ながらテーマに心惹かれ快諾。A3サイズのドローイングで巻いて持っていくとの事で、布に描き掛け軸状にしてみました。昨年9月にも東京の個展の間に韓国の展覧会オープニングに（初めての韓国でした）とんぼ返りしたナア…と懐かしく思い出しながら、今年は作品だけ韓国に飛びます。

1昨日は台風がそれて行ってくれてホッとしましたがやはり海が目の前のこの辺り、台風が近付くと海からの風が容赦なく…去った後も

一昨日17日は次女のBIRTHDAY。保育園ではクラスで１番小さいのに、百面相しながら先頭を肩で風切って歩くような子だったのが、今や思春期真っ盛りのshy girl。朝から息子のサッカーの大会に、甲山を越えての会場校まで8人乗った車を運転して行ってた私の代わりに、長女にCakeを買ってきてもらい、ロウソクをたてHAPPY BIRTHDAYを歌い祝いました。いくつになっても、やはりお誕生日はいいもの。いい笑顔でした。

AMMの井塚さん西保さんにお借りしたイーゼルを立てての一団

鳥取の和紙に関連した展覧会のプレイベントとしての梨の即売、その横でのライブペインティングなので、直前になって「鳥取をテーマに」との依頼。めんくらっていましたが、それぞれにアイデアを巡らして…

台風が近づき心配した天気も学生リーダーS君ら晴れ男パワーで?無事雨も降らず、予定通り屋外、美術館前庭でのライブペインティング。13名の学生達がそれぞれの切り口で「鳥取」をテーマに。私は朝からNHK神戸文化センターの講座で教えてから2時前に駆け付けたのですが、美術館スタッフも「会場準備の草抜きも手伝ってくれて気持ちいい学生さん達で、来て貰ってよかった」。そして学生達も「先生、楽しかったです！出して貰ったお弁当も美味しかった」その言葉に、昼食抜きで飛び回った私もうれしかった事でした。3時に無事終了し、片付けもしっかりした学生達のいい笑顔です。彼らは10月9日から大手前大学アートセンターでまたグループ展もします。

今日、毎日新聞社から第一弾の原稿Faxが届きました。一般読者が読む前に、作家さんの原稿を読ませていただく、その事に身の引き締まる思いです。陳　舜臣　先生の「海の世紀」。。。10月3日（火）の夕刊が第一弾となるそうです。陳先生の書き下ろしエッセーを読みこんで、26日までに送ります。幼い頃から海がお好きだった、そして海を見ながらの空想癖があった・・という陳先生の文章に共感を覚え（私もそうでした）、これから1年毎月の連載が楽しみになりました。毎日新聞を取っておられる方（取られてない方もどこかで）見て頂けるのを楽しみに！

芦屋へのお誘いが続きますが、Y3仲間・井上由季子を通じての友人、奥田由味子さんが芦屋のギャラリーRで初めての個展を開催します。ワイヤークラフトに小さなPlantsを組み合わせ、日々の暮らしの中にさりげなく小さな庭…その提案はNHKのおしゃれ工房出演時も、そのステキなセンスと滲み出る優しい人柄で大好評でした。可愛いお嬢さん2人のお母さんでもあります。http://www.geocities.jp/agi_garden 展覧会は9・16（土）〜24（日）11：00〜21：00（最終日19：00）ギャラリーR・TEL-0797-32-5226 JR芦屋駅南へ3分（国道2号線渡ってすぐ）

先日来、息子の件での電話やメールのやり取りと、先週急に依頼があって、今週土曜16日に大手前大学学生が芦屋美術博物館でライブペインティングをする事になり、その手配や夏休み中の学生への連絡に深夜まで追われ、その後明け方まで仕事もあったりで3時間睡眠が続き、今日は朝からあまりの怠さと寒気に朝食準備しながら熱計ると38度近くに。さすがに子供ら送り出してから起きてられずダウン。でも土曜の件で昼には美術館と連絡とったり学生リーダーと連絡とったり、制作ももう残す日がなくなってきて中々寝てるわけにはいきません。写真は10月兵庫県立美術館ギャラリー棟3階に出す「LINKed Ocean~DenmarK X Kobe」92x183cmx2枚組のうちDenmarkの海のバネルの部分です。少し絵が進むと元気も出るのでした。
16日土曜の芦屋美術博物館でのイベントは、来年1-2月に開催される鳥取の和紙関係の展覧会のプレイベントとして、鳥取特産の梨やマコモダケの即売があり、その横で学生が鳥取をテーマにライブペインティングをします。11時から15時です。お近くの方はお出かけ下さいね。

子供の事で色々あって長く重い1週間だった…本当に色々な事があった…でも時期を逸せずに、手遅れにならないうちに、できる限りの事を親はしないといけない時があるのだと、胃が痛くなりながら動き、電話し、何時間も話し合って親同士涙もし、解決とまではいかなくても、少し事態が動いてきた実感に思った事でした。

今日は夕べから泊まってうちから病院へ行く父を、朝、兵庫県立西宮病院まで車でおくると、玄関アプローチに報道関係らしいカメラを持つ人など数人がいて、その後寄った阪神西宮駅前にも報道陣。先日頭に重症を負って発見された2歳の女の子の事件で、連れて行った犯人が県立西宮病院の看護士だったことは、帰宅後のニュースで知った。父も私も入院したことのある病院だし、先月私が精密検査をうけたのは、まさにその犯人が所属する産婦人科だった。女の子が遊んでいた場所も始終通る阪神西宮駅前。あまりに身近な場所での事件に寒気が走った。（一方で、たった2歳の子を30分ほど一人で遊ばせておいたお母さんも少し無用心ではないかと、犯人がつれていったときにはすでに滑り台から落ちるなど頭を打っていて具合悪そうになって来て病院か元いた場所に帰そうと思ったという犯人の証言にはウソはないのかもしれないと。もちろん連れ去った罪は消えないけれど・・・）
また、幼い子等を一番守ってやるべき親の虐待による仕打ち、それで亡くなった命もこの夏幾人あったろう・・・そして逆に子供から親へ・・高校生が母を殺人、中学生も同様に事件があった。すぐに‘殺人’なんていう途方もない結論へ向かう、子供達の心を、その心の深い深い闇を、そこへ到る道筋を、やりきれない思いで、人事ではない痛みを伴って考え込んでしまいます。先日は6年生の子が同級生をナイフで刺す事件。わが息子も長い夏休み中ちょっと友達間でのトラブルが何回か続き、それも1対１でなく、1人2人の子の言葉にみんなが息子の敵に回ったらしく・・・あんなに調子のりで駄洒落連発でクラスでも笑いをとってばかりのワンパクが、涙を見せて、「友達と話すのがこわい・・」と何日か外に出ずビデオを見ると。新学期スタートして学校では元気復活、でもこのギャングエイジにはよくあること、と笑い飛ばすだけではすまされない今の子供社会、過干渉にはならず、でも心の目は離さず・・日々迷いながら対応に試行錯誤です。

夕方のヨットハーバーの日の光も少し秋めいて来ました。日中はまだまだ暑いけれど朝夕の涼やかな風に私の大好きな秋の気配が感じられて少し嬉しくなります。そして先日嬉しい依頼の電話があり、10月から毎日新聞夕刊に月1回1年間の連載の挿絵、描かせて頂く事になりました。小さなモノクロの挿絵ですが、見た人が心惹かれる物になる様、心を込めて描きたいと思います。留守宅にあきらめずに何回も電話して依頼下さった学芸部記者のKサン、有難うございました！

JR神戸駅前、HDC神戸ビル地下1階、1階まで吹き抜けの天井の高い空間で、NHK神戸文化センター（同ビル6階）講座の展覧会が2期に分け開催中です。5日（火）までの1期に私の教える「大好きな絵を描こう」講座の生徒さん達の力作が並んでいます。水彩・パステル・色鉛筆を好きに使ってそれぞれに楽しんで絵を描く講座なので、風景・人物・静物・名画の模写など色いろに楽しげに並んだコーナーになっています。今日は調度講座の日で、その前後に出品された方もされなかった方も楽しく他の講座作品も含め鑑賞しました。近くへ行かれたら是非みてあげて下さい。