2006.10.31 Tuesday
冷や汗……
日曜に兵庫県立美術館ギャラリーでの展覧会は盛況のうちに無事終了。1000人を越える来場者に、出品メンバーうれしい悲鳴。見に来て下さった方々、有難うございました。そして、2回めの毎日新聞挿絵の締め切り、何とか1日延ばしてくれて今日必着に、日曜夜から昨日の明け方にかけてやっと仕上げ、昨日朝、大学出勤前にヤマト運輸に駆け込み発送。ホッとしていたら、今日午前中着で出したのに届いていないと連絡あり、慌て授業直前まで毎日新聞の担当者Kさんとやり取り、伝票番号でヤマト運輸に問い合わせてもらったりアタフタ…夕方無事届いた報告来るまでハラハラ冷や汗ものでした。
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土曜日、神戸・ギャラリー島田での86歳にして現役の元具体作家上前智祐氏の展のopeningに、同じ具合美術の後輩、堀尾貞治氏がパフォーマンスもされるとの贅沢なひとときに電話でお誘い頂いて、毎日新聞カット締め切り迫り夜なべ仕事の上少し寝ただけで朝からも頑張っていたのでしたが、いくら忙しくてもこれは見過ごすわけにはいかない、と、夕方駆け付けました。上前先生の年代を経ての、色々な緻密なマチエール(画肌)の作品の数々、とても素晴らしく、堀尾さんは地階では絵の具を使い、4階では光と音を使い盛り沢山のパフォーマンス、周りには元永定正氏や山崎つる子氏といった具体のそうそうたるメンバーもおられたりして本当に贅沢な凝縮した時間空間を味あわせて頂いて帰ってきました。写真向こうは堀尾氏、手前の頭は上前氏です。 展覧会は8日まで(3日は休み)詳しくはギャラリー島田ホームページを・・http://www.gallery-shimada.com
今日は朝から王子動物園でクロッキーの授業をこなし、そこからまっすぐ南の海の手に見えている兵庫県立美術館へ。開催中の21世紀関西女性絵画展会場は連日沢山の来場者で賑わい、今日も200人を越える方々が…うれしい事です。その会場で成安造形大学情報メディアセンターの取材を受け、ビデオとカメラの前で作品を背景にインタビューを受けました。今、「色」をテーマに何人かの先生に取材をしていかれていて、私はずっと「ブルー」の作品を描き続けてきた、その背景や色々なブルーの持っ意味、色彩心理ではブルーが喪失と再生の色とあること、描きたい光・風・海、人の存在感や空気感についてなど約1時間半話しました。けして話し上手でない私を相手に、Tサン、ビデオとカメラマンのあわせて3人のスタッフさん、お疲れ様でした!








このblogにも時々温かコメントくれるハートフルスポーツイラストレーター尾中哲夫氏の、9年半の月刊ゴルフダイジェスト誌表紙イラスト原画116点一挙公開の展覧会が開催されます。京都芸大同期デザイン卒、コツコツといい仕事を積み重ねメジャーになっていった努力の人であり、運動苦手な人の多い芸大出には珍しく、ラグビ-OB戦にも出、フルマラソンにも出るアスリート、かつ俳句もひねり料理には無農薬・無添加の食材を使いこだわりの逸品を自作するという、一人でどこででも生きていけそうな自然人です。(でも若くて美人な妻と愛娘もちゃんといます)・・・・・10月13日(金)〜28(土)11時〜19時。土曜は18時まで日曜は休廊。ギャラリーさんびいむ Tell06-6946-9353。大阪地下鉄中央線・谷町線 谷町4丁目6番出口 西へ徒歩3分
制作が締め切りせまり大詰めでちょっと寝不足もピーク、大変です・・でも、本当に毎日色々な展覧会の案内が届き自分も頑張らねば!と思います。とても全部は見に行くわけにいかず、申し訳なかったり残念だったりするのですが…そしてここでご紹介できるのもごく一部ですが…これは今大手前大学アートセンターで開催中の学生達の展覧会。先月芦屋美術博物館でライブペインティングしてくれたあの「グループA」が『秋穫祭』というタイトルで、絵画・立体・イラスト・写真(フォトショップで加工したもの)インスタレーションなど各自の個性ある作品を展示しています。未完成ならではの可能性を感じさせる展、彼らは今年5月に続き今回で2回め、12月に3回めも計画しているようですし楽しみな学生達です。(私の兵庫県立美術館ギャラリーでの展覧会の陳列にも何人かが駆け付けて手伝ってくれるそうで頼もしい限り…)15日までam10時〜pm5時(最終日は4時半閉館)大手前大学アートセンターで開催中、近くの方は是非覗いてやって下さい。



出来立ての新作がギャラリーに並んだ個展で、作品の嫁入り先がめでたく決まった時には、後はギャラリーにお任せして展覧会終了後に届けて頂く事がほとんどですが、今回、私の画集の中の作品にラブコール頂き、その作品が一昨年デンマークでの日本大使館での個展に出品した後そのままデンマークのYUKO宅に預かって貰っていたため、忙しい彼女には悪かったのですが急ぎ送り返して貰いました。フレームなしの作品なので遠く海を渡ってくるとやはり少しコーナーが傷んだりしていて、ギャラリーに届けて貰った物を夕べ大学終了後に車で走り、持ち帰り補修です。絵の持ち主になる方とギャラリー島田さんのご厚意でアクリルのフレームをあつらえる事になったので(感謝!)フレーム内に入れば多分目立たなくなる位の傷みですが、作品にも出来るだけの誠意を尽くして送り出してやりたい…愛おしみながら、補修のアクリルメデューム(モデリングペースト+ジェル)が剥離しないよう下地剤を吹き付け乾かしてからナイフで塗り付け、また乾かして目の細かいサンドペーバー
25日(水)〜29日(日)の兵庫県立美術館ギャラリー棟3階での第1回21世紀関西女性絵画に出品する、上記タイトルの組作品(182CMX92CMX2枚組)の神戸〜西宮の海をイメージしたパネルの方の部分。いつもの事ながら、搬入迫る中まだ未完の制作中。寝不足で昨日も今日も滋賀県の成安造形大学までの電車内は行き帰りともうたた寝…でも、「楽しみにしてます」と言って下さってる方々がいる・・と思うとがんばれるのでした。