2010.03.17 Wednesday
昨日は京都にて…
昨日は、京都のギャラリー3ヶ所と、大阪の画材店で下塗り用メディウムなどを買う為に回る予定でしたが、井上実家と一緒になったモーネ工房に、おばあちゃんに会いに行く次女を連れ急遽立ち寄りました。 引越し当日手伝えなかったけれど、寺子屋メンバーなど沢山の助っ人達で手は足りていると言ってくれていた由季子サン… でも、寺子屋も、本の仕事も、モーネ工房の通常業務を忙しく同時進行しつつの引越しは本当に大変…少し痩せた感じの井上兄も、朝電話で話しただけで実家のご両親が大変でそちらへ行って会えなかった由季子サンも、そして血圧が上がっていてお医者さんへ行ってきたと言う井上母も、皆とても身体が心配な事でした…(画像はモーネの小さな陶器達の制作の現場、井上兄とスタッフTさんが忙しく制作中でした) 差し入れをして、おばあちゃんと北野天満宮へお礼参りする次女(学業の神様だから、受験前に井上母がお札やお守り頂いてくれていたので)をおいて、私はアートスペース東山へ。 嵯峨芸術大学を退官された名誉教授、二科会会員の黒川彰夫先生の個展。 私の個展も一度企画頂いたこのギャラリーの開廊7周年記念展でもあります。(今の厳しい社会状況の中、ギャラリー本当に大変そうですが、真面目に頑張っておられます) 黒川さんは京都芸大洋画の大先輩。 大学在学時代ではもちろん重なってはいませんが、恩師・三尾公三先生を通じて有り難くも集わせて頂いてきた京都画壇の重要な画家のお一人。(次に伺った森田康雄さんもそうです) 抽象だけれど、優しい色調…ブルーやパープルが基調になっていて…コンストラクティブだけれど曖昧な境界線が空気を感じさせる…そんな画面に囲まれているとなぜかホッとします。 ギャラリーで同席した教え子さん達に「この人は井上よう子さん。有名な画家やで」「いやそんな…黒川先生の芸大の後輩です」 「後輩やけど先輩踏ん付けて飛び越えて、よっぽど有名で立派に活躍してんねん、ハハハ」 いえいえそんな〜と言いながら、冗談半分にもいつもそんなふうに言って下さる有り難い先生なのでした。 その後、本能寺会館1Fの蔵丘洞画廊、「森田康雄 展」へ。 独立美術協会会員・倉敷芸術科学大学教授。 久しぶりに拝見した個展でしたが(ギャラリーaさんでのグループ展ではご一緒したりもしていますが)、いつものパリのエスプリを感じさせる画風に、今回は藤田継治のような乳白色のマチエール(画肌)が加わって…そして、三尾先生も大切にされた作品の「格調」…が増して来られた気がしました(一回り上の大先輩に偉そうに批評してしまいすみません) 最後にギャラリーaさん、展覧会のない週で、開いてないかなと思ったけれど、ちょうどBreeze展で私の絵を買って下さった方が取りに来られるからとオーナー村上さんがいらしてて、しばしお話しして…本当に、いつも私のよき相談相手、京都でのお姉さんです。 次女と合流して、閉店ぎりぎりの大阪の画材店に駆け込み寄って帰宅。 ちょうどギャラリーaに四国今治から来られた村上パパさん(久しぶりにお会いできました)に讃岐うどん頂いて、それをさっそく息子の大好きなざるうどんにし、冷凍していたゆでたほうれん草をバター炒めにしてからたっぷり卵と溶けるチーズとでチーズオムレツにして、大急ぎの遅めの夕食。また夜中に洗濯しつつ、色々な事に想いを巡らし、次の制作も考えたりした濃い一日でした。
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