YOKO'S SCENE

今日は、大手前大学での授業後、尼崎総合文化センターでの「上野彦馬賞フォトコンテスト受賞作品展」（沢山のチケット送って下さった、毎日新聞Fさん、ありがとうございました!大手前大学写真部の学生達に渡したら、喜んで見に行きます！と）を見に行き、アーティスティックな写真作品達に見入り、同時開催の懐かしいカメラ達の展示には、昔、祖父や父が撮っていた、上から覗き込むタイプの2眼レフカメラもあり、思わず私が高校時代にお年玉やこずかいをはたいて買った一眼レフ、オリンパスOM-1は（私にとっては今も現役の愛おしいカメラ）は置いてないかと捜してしまいました。

その後、梅田・阪急の美術画廊へ。
京都芸大で1学年下、同じキャンパスで同時代を過ごし、スキーに一緒に行った事もあるマツモトヨーコさんの絵画展。
現在、朝日新聞・西日本版でマツモトヨーコ東京だより」を連載したり売れっ子の彼女ですが、会場にいた彼女は全く気さくに昔のまま。
そして、作品はお洒落でセンス溢れるものばかり。
芸大でも、持って生まれたセンスと言うか、才能を感じさせるタイプと、私のように、ひたすら努力を重ねてやっと実りあるタイプがいるんですが、彼女はまさに天性のセンスの持ち主だと…
明日、いえもう今日が最終日になりますが、梅田へ出られる事あれば、10:00〜18：00まで、阪急うめだ本店9階・美術画廊です。

そして帰ると凄い雨。
その中泥んこになってサッカークラブ頑張って、私より少し後に帰ってきた息子は、温かいシャワーで泥流した後「しんどい…」とぐったり。慌てて温かい牛肉・玉葱・三ツ葉の卵とじを作ってご飯と共に食べさせ、布団に入らせ熱計ると38度超し上がってきました。
アレルギーがあるせいか、本当によくすぐ高熱出す（やんちゃくそのくせに!）息子です。
明日はまた心配しながら私は滋賀県まで行かねばなりません。

まだ日が沈む前からキャンドルをともす北欧の暮らし…たそがれのブルーとキャンドルの灯の色合いが美しい…煌々と電気をつけるのでなく、キャンドルが揺らめくそれこそECOな優しい空気をふと思い出し、教え子A君が以前プレゼントしてくれた、ブルーのキャンドルが入ったランタンに、久しぶりに火をともしてみた、日曜の夕暮れ。

揺らめくキャンドルの火に、朝早くから明石へ行って無事一周忌を済ませたおじの事（亡くなったのは昨年7月19日…息子の誕生日でした）、先日亡くなられた悦子さんの事、祈っていました。
キャンドルの灯は、なぜか心を落ち着かせてくれます。

覚悟はしていたけれど、
まだ、奇跡も信じてた…

でも…
24日未明、逝ってしまわれたんですね

島田悦子さん
ギャラリーで私をいつも明るく励まし、ユーモアたっぷりに子育て談議もして下さった…貴方のよく響くあの声は、今でも私には聞こえるようです。

弱った姿を見せたくないからと、最近は誰とも会われず、少し前にも、お便りと腰に優しいクッションを島田さんから渡して貰うようお渡ししたところでした。あの手紙は読んで頂けたのでしょうか…

昨年、兵庫県芸術文化協会からの受賞式には、無理かなと思いながらもお願いしたのでしたが、闘病中でもとてもお洒落に素敵な洋装で出席下さった…
その時共に撮ってもらった写真を見つめ、「貴方、本当に今までよく頑張ったわね…」と私のために泣いて下さって私も泣きながらお互い肩を抱き合った…そんなシーンが鮮明に蘇り、今夜は涙が、悲しみが、とまりません。

悦子さん、長い間、本当にありがとうございました。そして、発病されて余命1年と宣告されてからの辛い22ヶ月、本当に、本当に、お疲れ様でした。
ゆっくり、休んで下さい。
やっと…

火曜日、雨の日の小さなつどい展無事終了。私は月曜も火曜も大学でいけなかったのですが、日曜に少しのあいだだけギャラリーに行っていたときにも、高校の同級生たちやNHKの教え子さん夫妻や、お母さん仲間など次々来てくれ、それまでも、そのあとも、最終日にも、「お知り合いだという方や教え子さんとか、ファンの方々とか色々見えられてましたよ」とギャラリーの方から聞き、嬉しかったことでした。忙しい中、見にきてくださった方々、本当にありがとうございました！

同じく昨日火曜、成安造形大学へ出講中には、あのイバラードの世界の井上直久先生（私にとっては春日丘高校時代の恩師で、成安へ非常勤講師に呼んでくださったのも、先生なのでした）が、久しぶりに4年生のゼミの合評に参加しに来られていて、休憩時間にのぞきにいき、久し振りの先生の講評を聞くことができました。そのゼミは、高校同級生で、昨年話題になったドラマ「魔王」に登場したタロットカードを描いた画家・宝永たかこさんと、やはり春日丘高校後輩の画家.永江さんが担当されてるので、井上先生の講評を囲む雰囲気も、どこかなつかしい空気が流れていました。

今日は、大手前授業から帰ってから、中学初めての期末試験が今日から始まった息子にどうだった？（ゆうべは仕事する私とともに、午前2時半すぎるまで頑張っていたのでした）う〜〜ン・・まあまあかな・・の返事。回りの友人ほとんどが塾に通うようになった中、何とか自宅で通信の添削ゼミだけでがんばる！と言ってはいるのですが、どうも部活から帰っては眠い・・（早朝練習もあり）とあまりやらずにため込むこと多く、時々見てやっては心配しつつも見守る私です。

そして、夕方からは、次女が志望する大学の説明会へ、高校から直行する次女と待ち合わせて急行。9時近くまで・・・大学全入時代と言われても、「行きたい大学」と言われる大学の倍率は逆に増えたりしているデータや、色々厳しい話もあって、また、多様化する入試システムのいろんな受験パターン聞くうち、頭はちょっと飽和状態に・・寝不足もたたって、夜遅くまで厳しく過酷な？1日でした。

ギャラリー4匹の猫に出品中の8号、「雨の物語」

これは、以前描いた、もっと大きい40号作品「雨のコペンハーゲン」の妹版というか、物語の続き的イメージで描いたものです。　
雨にけむる遠い記憶…はかなく切ない記憶をたどるような……
そんなイメージで描きました。

今日は息子の中学校の土曜参観日でした。
午後からはクラブ懇談会。本当はNHKの講座日だったのですが、無理言って8月に1回増やす事で、今日はお休みに。受講生の方々了解していただき感謝です。

今週も色々あった中学校でしたが、その気になる子らことごとく休んでいたので、その親御さん達も来てなくて、静かな平穏な授業風景……というのはいいのか悪いのか…

これは、ギャラリーの外側ウインドウに飾られた絵。

「もうすぐ晴れる」F３号降り続いた雨があがりかけた朝の、キラキラ光りが射しかけた窓辺のイメージです。

今日、何とか無事搬入しました。8号から0号変形まで5点。ギャラリー1階に4点。外から見えるウインドウに1点。

画像は、「雨の窓辺…書きかけた手紙」というタイトル、サイズ29ｘ15cmの作品です。

阪急梅田駅茶屋町駅からすぐ（1〜2分）のギャラリーなので、大阪・梅田へ出られたら覗いて見て下さいね。

「雨の日の小さなつどい展」…絵画・クラフト・書

6.18（木）〜23（火）11:00〜19：00（初日は13時から、最終日は17時まで）
ギャラリー四匹の猫
大阪市北区茶屋町5-2
tel06-6359-6516

先日、中学校でサッカーの試合応援していた時、若き美術教師で副顧問のM先生から、「井上先生こんにちは!」と呼びかけられて、一緒にいたお母さん仲間に後から（え？教え子?）と突っ込まれたのでしたが、いえいえ、前にお会いした時に同じ美術教師であること、最初中学校でも教え、今は大学で教えてる話しなどもしていたので、「先生」扱いになったのでした。

そのM先生が息子の事を「ひたむきなGaku君」と言ってくれて…、ちょっと嬉しかったので、帰ってから息子に伝えると、「ひたむきってどういう事??」「一生懸命頑張ってるって事やね、いい言葉やね」

辞書で「ひたむき」を引くと、「一つの事をわき目もふらず、一生懸命にする様子。いちずなさま。」

ひたむき…っていいなと思います。好きな言葉です。
そのひたむきさ、忘れずに持ち続けてほしいなって思います。

そしてできれば私自身も、何事にも、いつもそうありたい…
歳を重ねても、いくらおばさんになっても、ピュアなひたむきさを忘れずに頑張っている人でありたいなと思います。

土曜・日曜は、息子のサッカー試合が自校でありました。1年も順番に出して貰い、炎天下（特に日曜は暑かったですね〜）頑張っていました。
　
締め切り迫った絵の制作を明け方3時まで制作するという、時間のない状況下ながら、少し静かになってきたもののまだまだ気になる中学校・そしてクラブの雰囲気も気になって、少し覗きに…
行くと、試合を応援したり、副顧問の先生と話したり、他にも来られてたお母さん方と情報交換したりで、やはりすぐに2時間くらいは経ってしまいました。

何とか、連日明け方まで制作して、今日は大学へ…帰ってから、仕上げ〜額装へ。
明日は滋賀へ教えに行く日で遅くなるし、あさって水曜、また大手前大学で授業して帰ってから梱包〜発送です。
さて、間に合うか…?!

またバタバタ忙しい毎日があっという間に過ぎ…

先日、教え子夏ちゃんから個展の案内が届きました。「先生、自分の体、大事にして下さいね」とありました。
自分も、仕事と制作で体を時々壊してきたりしていて、けして心身とも強いタイプでないのに、私の事を心配してくれる、そんな子-いえ、もう立派な大人の女性-です。

かつて私が教えていたデザインの専門学校でグラフィックデザイン専攻、成績優秀だった彼女は、充分デザインで就職可能でしたが、悩んだあげく、「私はやっぱり絵を描くのが大好き…自分の描きたい絵を描くために、仕事は生活の為と割り切って、アートやデザインと関係ない、なるべく残業のない仕事をしながら、絵を描いていきます」
それから2人展・東京GEISAI・海岸通ギャラリーCASOなどに出品して頑張ってきています。、もうすぐ銀座での初個展もあるようです。
そんな彼女の個展、近くへ行かれたら覗いて見て下さい。

菊地 夏 個展「最後の明日」
2009・6・11（木）〜23（火）17日水曜は休み。
12:00〜17：30

gallery edge

大阪市北区西天満4丁目8−5 衣笠ビル2階
tel06-7503-4275

来週搬入、締め切り迫りいつもながら焦りながらの制作途中の作品たち。
昨日も大学、今日はまた滋賀県雄琴のキャンパスで教えて夜遅く帰宅後、明日朝一番の授業準備しつつ制作です。
雨の日、雑音が雨に吸収されてか、しんと物思いの窓辺……
好きな時間…。

去年の夏、展覧会で訪れた時、雨がよく降ったデンマークでの日々

雨をテーマにすると、色々なイメージが浮かびます。……が、中々時間が

今日の昼間は曇り空からだんだん晴れ、爽やかな風のもと、大量の洗濯を2回して干していたベランダから海を眺めると、沢山のヨット。青い海に白いヨットがゆっくり凪がれていく…ずっと見ていたくなります。

でも、週5日出勤して、夜中に洗濯や仕事。寝不足、でも絵を描く時間は絶対的に足りず、今日も朝食〜洗濯や掃除前の片付け（クリーナー掃除は子供らにさせます）〜昼食準備に追われた後、夕食の買い物と準備までにしばし慌ただしく制作。中々ゆっくり眺めを楽しむわけには行きません。

子供らが小さい時は、仕事から帰り保育園から連れ帰ったら、洗濯回しながら食事などつきっきりでの世話があり、小学校では毎日親が見てやる宿題もあり、とにかく子供ら寝静まったら寝る時間を削ったら何とか制作できるという毎日でした。
子供が大きくなると、つききりの世話はなくなる反面、それぞれ寝る時間が遅くなり、夕食片付けも終わってこちらが仕事や制作を始めようかという時に、相談を持ち掛けてきたり、反抗的態度に延々話し合う時もあり、学校での問題事件や進路の事もあり、精神的にフォローする時間は逆に増える一方…3人3様…それぞれの人生に、親としての責任を思うと時間は全然足りません。

病を抱える父親・井上の母、大病と闘うE子さんの事も心配で、もっと色々してあげたい…でも体は一つ。

自分自身、微熱が続いたり、体の無理がきかない悩ましい日々です。

1昨日の続き、家に入ってリビングのベランダ側の窓を開けると、「わ！もうひとつ虹！」
「アホやなぁ母さん。これはさっきの虹の反体側やん」「あ…そうか…」
学生からも天然と言われるのは私のこんなところです。

でもね、よく見ると本当にもうひとつ、右側にうっすらと虹が出ていたんです。こんなにはっきりと虹が見えるのも、おまけにダブルで見られるのも珍しい…
（奇跡が起こるといいな…）そんな事をふと思ってしまいました。

そして翌日土曜日。
朝からNHK神戸文化センターで、本当に熱心な生徒さん達の制作のお手伝いをしてから、急いで車を飛ばし、須磨の高校へ。
高校3年の次女の、バレーボール引退試合だったのです。
午前中の試合に負けていれば終わり。
「勝っていてくれますように…」
娘達は残っていました。それも第2セットは25-3で下すと言う、ストレートに気持ち良い勝ち方だったそう。
次は強豪チームで、まず勝てないと言っていたけれど、ひょっとしたら奇跡が起こるかも…
途中そんな風に思えるほど競ったりもするいい試合でした。
試合終了後、泣いている子もいて、私も目頭が熱くなりました。
勝ち上がれば明日も試合。さらに勝てば県大会へと試合は続く…でも娘達は、これが高校生活最後の試合となりました。
（3年間、よく頑張ったね）
上から応援していた私の方をちらっと見上げた娘に、小さく拍手してやると、照れ臭そうな笑顔。

素敵な感動をありがとう。

6時過ぎ家に帰りついたら、クラブ帰りの息子と一緒になり、「母さん、虹が出てるで！」
見上げると見事な虹-
何だかいいことありそう…そんな気分にさせてくれる虹の魔法…

つゆどきはいつ雨になるかわからないから、雨具持って行きね…早朝、娘にそう言って送りだしたとたんザァーっと凄い雨音。でもそのあと、サッカーの朝練習へと息子が出る7時には雨はやんでいました。

朝から授業で行った大手前大学のキャンパスは、雨に濡れたみずみずしい植物と、薄曇りの湿った空気に包まれ…かつて何回か私の絵に描かせて貰った事がある白い椅子たちがある中庭は、ちょっと外国（北欧ではなく、ヨーロッパ・フランスやイタリア、スペインのコルドバなんか・・）のようでした。

昨日は滋賀県雄琴の成安造形大学で、風景写生の授業だったのですが、晴れ渡り過ぎて、キャンパス内三々五々スケッチをする学生達を見て回りながら、陽射しにくらくら…学生達にも「水分補給して、あまり頭熱くなったら時々日影に入って休憩していいから…」といいつつ、結局歩き回り続けた私の方が、遠方から帰宅後もまだくらくらしていました。6月つゆどきは、暑かったり肌寒い日があったり…気候変化の激しい季節、皆さん体調に気をつけて下さいね。