YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
サイレントアクアに出品したサムホール2点(名前伏せての展終わり、もう公開してもよいので)


23日に無事展覧会終了し、私のこの作品にも、併せて20数名の入札いただいたようで、本当にありがとうございました。
絵は落札された方へもうすぐ届き、ほかのたくさんの作家さん作品の収益とともに、東北への復興支援金が送られるはず。協力できたこと、うれしかったです。

秋からの美術館講座に向け、やはりたくさんの応募がまたあって抽選になったようですが、入れた方の喜びの声とともに外れた方の落胆の声も、少しずつ届いたりもして、申し訳ない思い。
入られた方には誠意を尽くして指導させていただくつもりですが、外れた方もどうぞ絵を描く楽しみ・素敵な力をいろんな形で味わっていただけたらと・・願っています。。

昨日は朝からO大学夙川キャンパスで午後は伊丹キャンパスでフル授業。帰りアトリエに寄って地塗りもして、父の病院へ。
病室からは見えないスーパームーン、談話室の東向き窓の一つから見えるのをみつけて、歩行器で支え付き添って行って、ともに見ることができました。
「お月見ができた」・・喜ぶ父の言葉がうれしかった忙しい一日の終わり。
(終わりといっても帰宅後夜中は、ベランダから時々月を見上げながら、また挿絵制作していましたが)
| - | 11:21 | comments(0) | - |
感謝されて感謝・・・
今日は父の病院行ってから、大阪〜京都へ、美術館と画廊6軒を駆け抜けた一日でした。
駅へ向かうバスは、学生の団体で超満員。たまたま前が空いて座った所に老紳士が乗ってこられたし「どうぞ」と立つ。最初「いえいえ」と遠慮されたけどバスがグラり揺れてよろめかれたし「ほら揺れますしどうぞ」と腕支えながら座って頂いた。
それから混雑に押され後ろの方へ行ってた私、「ありがとうございました」の大な声に慌てて前を向くと老紳士が降り際に笑顔でお礼言われてて「いえ、とんでもない」と恐縮。だがそれで終わらない。
バスが動き出すまでそのバス停でずっと佇み、発車すると私が見える窓に向かい深々と頭を下げられてから、立ち去って行かれたのだ。
小さくなってゆくその後ろ姿見つめながら、こちらがじ〜ん。
深く謙虚な感謝の意の示し方、教えて頂いた思いで、、こちらが感謝。
素敵な老紳士でした。

出品してる東北支援のチャリティー展サイレントアクア(明日まで)にも何とか行け、館長のT先生が一緒に回りながら色々裏話も聞かせて下さって感謝。私の作品に20名近く?の入札あったようなのも、チャリティーに貢献できるしありがたく感謝・・(でも落札できない方々すみません。)

親友・井上由季子主催のモーネ工房ギャラリーでの「モーネが関わった、病院の中のもの作りとこころのお見舞いを届ける提案」展にも、沢山の感謝が溢れていて、胸が温かくなりました。(こちらは26日まで)
| - | 02:34 | comments(0) | - |
「彼方の光へ」明日から展示されます

娘や息子、教え子たち、知人友人の子供たち。これからを生きる人達思い、
この国がどこへ行こうとしているのか・・不安な思いで見つめています。。。

先日告知させて頂いた「兵庫・神戸の仲間たち展」明日からBBプラザ美術館(神戸市灘区岩屋中町4−2−7 BBプラザ2F.tel078−802−9286)で始まります。
前期・後期ある会期で、私の作品は前期9月19日(土)−10月18日(日)に展示となりました。ご高覧頂けたら幸いです。

*開館10:00−18:00 入館は17:30まで。月曜休館(ただし9/21,10/12,11/23は開館、9/24,10/13休み) 入館料400円65歳以上200円、大学生以下無料です。

| - | 13:29 | comments(0) | - |
絵の持つ力

津波や地震、火山の噴火に加え、大雨による川の氾濫(降り続けばずっと止まることない・・)の恐ろしさも知った週でした。
どんなに疲れ切っていても、帰ってぼろ雑巾のように寝て復活できる場所があればまた頑張れる。そんな場所である家が、一瞬にして流されてしまった方々の、体以上に心のしんどさ思い、堪らない思いでいます。
阪神大震災の時、画家はこんな時何の力もないと無力感に苛まれる中、すぐに支援のチャリティー展をしたいから絵をもってこれませんか?の島田さんからの電話(現ギャラリー島田の前身海文堂ギャラリーが無事で)に、自分の絵が役に立つ!自分自身が救われる思いで、ひびわれた道をガラガラ引きながら絵を運んだ。でも、家財失った神戸で絵など必要にされるのかとまだ不安だったけれど、「癒される」とすぐに買って行かれた方があったと聞き、役に立ったんだと涙が出た。
この画像は、ホスピタルアートのNPOアーツプロジェクトが神戸K病院精神科思春期病棟へ納めてくれた60号「The way to Bright Ocean」
喜んで頂いてると聞き嬉しい。思春期に心の病と闘う人らは17歳で逝った姉と重なり、私の絵が少しでも日々の病棟での暮らしの癒しになってくれてるなら、こんな嬉しいことはなく・・・(寄り添う医師や看護師さんらにも・・)
そしてそういう絵の持つ力に、病気と闘いながら絵を描く生徒さんらにも・・私にも・・力を貰って、今夜も制作頑張れるのでした。



| - | 00:14 | comments(0) | - |
二つの展覧会に出品します
東日本大震災復興支援・芸術活動支援チャリティーオークション 「サイレントアクア」
9月12日(土)-23日(水・祝)11:00-19:00京都芸大ギャラリー@KCUA 観覧無料
に、小品2点(名前は皆さん伏せてあります)

神戸ビエンナーレ2015「 兵庫・神戸の仲間たち」展
前期9月19日(土)-10月18日(日)
後期10月20日(火)-11月23日(月・祝)10:00-18:00 月曜休館
BBプラザ美術館
に、最新作30号1点「彼方の光へ」

それぞれ出品します。京都、神戸でお近くへ行かれたらご高覧下さい。

そして新聞連載小説「記憶の渚にて」最終ステージの原稿が届きました。この一年間の壮大な流れの中、遥かな場所、時代、色々な登場人物、沢山の伏線が複雑に絡まりながら引き寄せられる展開に、鳥肌が立ちながら(読者は毎日動悸を押さえ翌日を待つ事になりそう)、その深い小説ラストステージに見合う挿絵をと、緊張しながら毎日ひたすら構想を練り、今も描いています。
| - | 21:43 | comments(0) | - |
秋へ・・・
昨日は兵庫県立美術館講座の今年前期最終回。30人近い方々の今季での「私の一品」を選んで出してもらい、ずらり並べての講評会。それぞれまずご本人のひとこと、作品や制作過程への熱い思い語って下さって、そして私も1点1点熱が入っての講評。修了式しに来られた副館長さんや学芸員さんら、ちょっと待ちながら一緒に聞いて頂いて感謝・・いい雰囲気で終えることができてまたほっとしています。
副館長さんからも、講座の中で応募者数も多くて抽選になるし、出席率も高いと喜んでいただいてありがたく…熱心な生徒さんたちの頑張りに、私の方も毎回元気頂いて・・なんですが、今年が4年目、この秋からの後期が私は最終担当になります。
秋からも申し込むけど外れるかなと心配する方や、今季外れたけど秋はまた受けたいと言う方、抽選になり外れたらすみません・・・

そして昨日はギャラリー島田の「鴨井玲」展最終日、講座終了後にぎりぎり3回目の駆け込み。思い残る殴り書き遺書の読み解き・・閉廊までの30分粘る・・逝く人の残る思いに心惹かれるのは、やはり遠い日自死した姉への想いからか・・立場は全く違っても・・・それにしても、まったく利益が出ない展覧会を深く強い使命感からされるギャラリー島田さん、美術館並みの内容ながら無料での・・に深い敬意を感じつつ、また父の病院へ走ったのでした。



| - | 23:09 | comments(0) | - |
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2015 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ ARCHIVES
+ LINKS
+ PROFILE
+ OTHERS
このページの先頭へ