YOKO'S SCENE

3日前展示してきました。この画像右手奥に、芸大同期の奥田輝芳氏の作品、その手前に私の10号作品「記憶の渚にて…読む窓辺」
かつて三尾公三先生、元永定正先生も出されてたGe展、創設からのメンバーに新しい方々も加わり（私も9年前呼んで頂いて）個性溢れる作品達が並びます。
「2015Ge新春小品展」
2015.1.5（月）−18（日）12（月）休廊
11:00−19:00最終日16:00まで
画廊ぶらんしゅ
TEL072−761−2626
阪急宝塚線（急行）石橋駅西口下車商店街右へ3分突き抜けて渡って左へすぐです。近く行かれたら覗いて下さいね。

昨年の今頃は、今年1月5日からの三木市立堀光美術館「井上よう子〜切なく温かい青の情景」展の搬入展示などでバタバタしていたなぁとしみじみ（今は別の意味でバタバタしてますが）…1年があっというまですね

フラワーアーティスト徳市容子さんにお願いして作って貰ったブルーのリースが届きました。
紫陽花のブリザーブドフラワーで、薄い花びらがはかなげで美しい…そして私はやはりブルーに癒される…
父の病室用に一回り小さいのも作ってくれて、今日病院へ持って行って飾ってきました。「おぉ、綺麗やなぁ」嬉しい笑顔でした。

毎日父の病院へ行き（教える仕事にも行って）夜中は挿絵の制作という日々…2ヶ月半が過ぎました。
「記憶の渚にて」…人の記憶について深く掘り下げていく白石一文さんのちょっと不思議な小説、毎日その世界読み込み自分なりに色々にイメージしてゆくのですが…昔の記憶や母を共に看取った27年前の頃の事やら時々唐突に語る父と向き合ったり、自分も人生の中でふいに思い出すシーンがあったり、「記憶」の不思議を思っています。
芸大で出会った友人らも既に30数年を経て、過去を懐かしみながらもこの年月を経ての色々な記憶の積み重ねがあるからこその、深い心の繋がり…沢山の言葉はなくても心温まるエールを貰って…感謝…友に力を貰って、今夜も絵を描いています。
今で94枚め。まだまだ来年秋まで…頑張ります。

寒い朝。ゆうべも3時頃まで挿絵制作（忙しくもやり甲斐ある仕事、毎日絵が描ける幸せに感謝）まだ温かい布団の中にいたい気持ちと闘い起きてカーテン開けたら、目に飛び込んできた天使の階段…久しぶりの…天上からの希望の光のようでした。今年は公私共にX'masもお正月もない感じだけれど、昨日今日も仕事後父の病院、眩暈や嘔吐があった事心配しつつも穏やかな時間が流れ感謝…X'mas前後は息子の検査と診察、大事ない事祈りつつ…今夜も絵を描いています。

今夜も絵を描いています。窓から見えるヨットハーバーに一つだけ光纏うヨット。ブルーのイルミネーションがクリスマスツリーのよう。揺らめく光に癒されながら…青は喪失と再生の色…またそれを思っています。
海に近いこの街に移り住んで10数年、12月になるとそこここに静かな光が点されブルーの光が多くて、日暮れの早いこの季節に仕事から車で帰ってきてこの街に入り迎えてくれるブルーの光たちに癒されてきました…
今日は兵庫県立美術館美術講座でまた熱心な生徒さん達にモデルさん描いて貰った後「阪神・淡路大震災から20年」展もじっくり拝見、大震災時、画家の無力をひたすら感じる中チャリティー展を1月中に連絡頂いて、絵も役に立てる!と電車分断の中ひび割れた道を、ゴロゴロ引いて元町海文堂ギャラリーまで運んだ事、家財道具もない中「癒される」と絵を買って行かれた方々があり、そのお金が義援金に役立って自分の方が救われる思いだった事など思い出していました。

父の病院では色々話聞きながら暫し時が止まる。
息子はまた気になる症状出て病院へ付き添う。
日々色々に心配は尽きない、でも夜は制作に没頭、講座の生徒さんやメールや電話でもあちこちから毎日楽しみにしてると…本当に有難い。挿絵とてもいいですねと言って頂けるのもひとえに白石一文さんの小説の力、私自身が心から白石さんの小説世界に惹かれのめり込みながら毎日描かせて頂けてる事が力を生んでる気がします。昨夜も少し電話でお話し元気を頂いて、父や息子の事もアドバイス頂き感謝でいっぱい…
そして昨日は朝からNHK講座の後忘年昼食会に招いて頂いて、私の「大好きな絵を描こう」講座との出会いをとても喜んで大切に思って下さってる生徒さん達の思いの篭った言葉にも沢山の元気を頂いたのでした。こちらも出会いに感謝…

右が「祈り届く場所」
左が「思い届く日」
どちらも、祈る思いで描いた絵です。また東京で色々な方々に見て頂けますように…

今日は息子の手術後2ヶ月の検査でH医大病院へ。レントゲンでは一応繋がってきてる様子ながら気になる件もあり今月中にもう一度検査と総合診療科にもかかる事に。その後アトリエ走り挿絵に彩色し、父の病院へ。父は小康状態続いていますが（このまま続いてくれたらと切なく思ったりしながら…）私がまた微熱が少し上がってきた感じで帰宅。とにかく私は倒れる訳にはいかないから体調管理して頑張らねばと寒風に俯きがちになる顔をしっかり上げ前向いて…もっと大変な事と向き合い頑張ってる人達にささやかにでもエール送れる絵を描いていけたら…それが元気の元。

ささやかに祈る思い込めて描いた小品、F3号2点。銀座のギャラリー枝香庵のX'mas展に出品します。
白石一文さんの深い小説「記憶の渚にて」に毎日全力で挿絵制作も早くも2カ月、東京新聞や中日新聞、神戸新聞「楽しみに拝見してます」と色々な方面からエール頂いて感謝しつつ、西日本・北海道新聞の方々含め全国で本当に沢山の方々に見て頂いてる事思うと一日たりとも手は抜けない緊張感、なるべく読者のイメージを広げられる絵をとの思いと白石さん自身のイメージに寄り添えているか…を大切に…そして私らしく…休日もなく日々悩んだり元気貰ったりしながら奮闘中ですが、連載終わっての個展は1年以上先になるので小さな絵でも楽しみにして下さる思いに応えるべく（ありがたく）挿絵制作と並行し描いて…何とか今夜仕上げ明日発送します。
現在ギャラリー島田で個展中の須飼秀和さん含め約40名の作家作品が並ぶ楽しそうな展、私は残念ながら拝見しに行けませんが、銀座方面へ行かれる方は覗いてみて下さい。
「枝香庵のクリスマス」展12.5（金）〜12（金）11:30−19:00（日曜日、最終日は17:00まで）東京都中央区銀座3−3−12銀座ビルディング8F
ギャラリー枝香庵 http：//echo-ann.jp