YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
秋の気配…流れゆく時の中で…
毎日一人二人…広島の犠牲者数が増えていくのを見て堪らない思いです、今こうしている間も夜を徹して不明者捜索作業は続いてるとの事、現場に関わる人達の体も精神的疲労も大変な物でしょう。胸が痛くなりながら広島にはまだ何もできずに祈るばかりですが…
東北への思いで何とか作品送った、東日本大震災復興支援・芸術活動支援チャリティーオークション「サイレントアクア2014」のチラシとDMが届きました。
今私にできる事として水彩ドローイング2点(規定のハガキサイズ)参加しています、京都芸大OB・OG、教職員や現役大学院生らが名前を伏せて参加、オークション方式で普通なら買えないような作家作品が手頃に落札の可能性も。
京都芸大ギャラリー@KCUAで9月13日(土)〜21日(日)11:00−19:00最終入場18:30まで、休館日16日(火)観覧無料です。
今日は明け方の大雨の後肌寒いほど何だか急に秋の気配。息子は入院手術をあと少し先に控え心配ながら今日から新学期スタート。
私はいよいよ10月スタートの連載の原稿送られてきて緊張しつつもその深い小説世界に早くも魅了され、さあ頑張って描かねばと多数ラフスケッチ。体調崩すわけにはいかないから、ずっとバタバタで督促状来てた検診にも2年ぶりに行き、少し突っ走りすぎた夏までの疲れで微熱気味の体にカツを入れています。
明日は美術館講座の今期最終日。気持ちよく達成感も持って修了して頂けるよう頑張ります。
| - | 00:57 | comments(0) | - |
しばし非日常のひととき…

我が家は海の手ですが、山の手から神戸が美しく見渡せるお宅へ呼んで頂いて土曜NHK講座仕事の後お邪魔してきました。料理家平山由香さんのお宅でのエスニック料理レッスンに知ったメンバー達が参加していて、NHK今日の料理にも何回も出演されてる由香さんは華奢な身体でテキパキと料理しながら指導、こんな美しいお料理が完成。美味しいお料理と美しい窓からの風景に癒された非日常のひととき…感謝でした。
木曜、少し話したいと医師からの連絡で病院へ。骨折した手首骨内部が思ったより壊死が進んでるので骨の組織移植だけでなく血管つき骨の移植になる、それはこの病院では無理だからその手術の専門医のいるH医大病院へという事でした…金曜朝一番からH医大病院へ紹介状と色々な検査結果の入ったCDを持って受診。長い3時間半…手術は夏休み中には無理で9月になりました。
高校生息子はまだこれから長い人生、スポーツもまたやりたいと言ってるし無事しっかり繋がる事祈るばかりです。
そして毎日伝えられる広島の惨状…目の前で流された小さな命、サッカー少年や高校球児も…、それぞれにかけがえのない大切な命(涙)祈り、手を合わせています。
| - | 17:03 | comments(0) | - |
ゆく夏に…(ユーミンの「晩夏」思い出しながら)
蝉の鳴き声がひときわ激しく悲しそうに聞こえ、歩くと足元にポトリ…またポトリ。ああもう今年の夏もゆこうとしてるなと…
15日お墓参りは珍しく雨。(雨女の私もなぜかお墓参りはいつも晴れていました)「暑いでしょ」と焼け付きそうな墓石に水をかけてきたのが、今回は雨水が流してくれていて、とりあえず花入れやら掃除して綺麗に花を差し入れ、お線香をあげて手を合わせてきました。
墓場に踏み入れた途端、足元に沢山の小さな蛙が跳びはねて子供らは大騒ぎ。
抱っこバンドで末っ子抱っこして二人は手を引いてお墓参りした日から思えばもう3人とも見た目は大人、なのに小さな蛙に賑やかな事…と墓石の中から母や姉が笑っていた気がしました。
あの日降り続いた雨で丹波や福知山など大変な事に…我が家は台風直撃のあと海からの風雨叩きつけたベランダ側ガラス戸が塩が全体にこびりついたようになってたのを、昨日半日がかり汗だくになって磨いて、またリビングからすっきり海が見渡せるようになりました(朝夕見る海と海風が私の心にも制作にも力をくれるのです、感謝…)が、土砂崩れや浸水の復旧は本当に大変だろうと…台風でない雨でも、予測できない自然の猛威、つくづく恐いなと思います。
| - | 13:44 | comments(0) | - |
思い切りの笑顔の裏にも…

見えない心の涙を「泪」と書く事を、奥様亡くされたあと恩師・三尾公三先生の描かれた絵のタイトルで知りました。
現実ではドロドロもある恋愛も社会悪さえ美しく描ききるタカラヅカ、体育会系厳しさで鍛えられたプロの構築する非現実に人々は(ひととき現実から遊離して)夢を見る、そこにある意味究極の美があると語らせて頂きました。
兵庫県立美術館で開催中の「宝塚歌劇100年展」。先日開会式・内覧会の後会場で受けた取材の記事、昨日の毎日新聞夕刊…
| - | 14:27 | comments(0) | - |
Transient time〜交差点

数年前デンマークから帰った頃描いたこの絵。この道を渡るべきか、右に行くか左に行くか…色々な迷いの中にありました。
あれから本当に沢山の事があり、今、ここに在る私…これで多分間違っていなかった…と思います。
人生の岐路は突然にやって来ますが、月・火曜東京にて秋に始まる連載挿絵仕事の打ち合わせと足を棒にしてのその取材から深夜に帰り、水曜病院で息子の診断受け手術決定。「手首の骨折部分内部が壊死して再生望めないので元気な腰の骨一部移植して金属で固定します」ギョッとさせられつつも、命に関わる事でなく(ないはず)短期入院との事に感謝。
責任ある仕事も、子供の事も、今自分にできる全力を尽くして目の前の事を精一杯頑張る事が、人生に不器用な私が少しでも後悔なく生きられる道かなと思っています。
明日は3人の子供ら連れ明石へお墓参り。母と姉と祖父母の眠るお墓を90歳足の悪い父の分まで綺麗にしてくるつもりです。
| - | 18:49 | comments(0) | - |
台風の叩きつける暴風雨が去って…
ベランダもガラス戸も潮風混じる雨や木々や葉っぱのカケラこびりつく痕跡残して、とにかく朝からベランダの物を運び込み忘れた物取りに出てびしょ濡れになったりしながら、凄い音続いたけどこうやって無事過ぎ去ってくれて感謝。今回の台風でも、そして3年前の震災からもずっと大変な状況にある方々思い…
先日は息子の骨折わかり(生活には支障ないと本人も言うし捻挫かなと。部活動引退して痛み続くし病院行っておこうと行ったら骨折してると)先週CT検査、今週MRI。その結果診て金属入れる手術になるかもとのこと。命に別状ない事には感謝しつつ…親も子も事件は突然起こります。
| - | 23:21 | comments(0) | - |
希望の光へ向かって…

今、大変な出版業界での、大海に小さな帆船で漕ぎ出すような…でも
「魂に背く出版はしない」
大手出版社を辞め、自ら出版社「鉄筆文庫」立ち上げられた渡辺浩章さん、創刊の「翼」(白石一文さん著作)が、初版5万部に加え発売1週間で1万部重版決定という快挙を遂げています。
もちろん発売までにイメージ画像コンクールもされたり、ツイッターで「翼」を毎日少しずつ連載配信無料でされたり、斬新な試みで努力重ねて来られての創刊、暗鬱な気持ちになるやりきれないでき事続く毎日の中での鉄筆の快挙は、渡辺さんのまっすぐな信念と、白石さんの小説に描かれる深い愛とに、沢山の方々が共感し、そこに希望の光を見たのではと思います。
カバー絵はキリハリエ・Emiさん、裏には画像コンクールの受賞作品たち、そして文庫本体の表紙画に私の、まさに大海に漕ぎゆく小さな帆船と彼方に希望の光を描いた絵を使って頂いています。この鉄筆文庫の創刊に立ち会え、ずっと自分の絵が文庫に寄り添える事に感動と感謝で一杯。画像では見えにくい方々、ぜひ書店で購入して手に取って見て下さいね。もれなくついてくる栞(右手前)にも「わが心にも千億の翼を」…小説に登場しカギになる絵のタイトルで描いた絵を使って頂いています。
日曜は大好きだった叔母の四十九日法要に。叔父と従妹の亡き叔母への心こもった法要にとても心温まり…今日起こった事件には、とにかくどんな事があっても命を大切にしてほしい…彼方に希望の光を見てほしいと…ご本人の苦痛、遺された人達の何年も先まで続く苦痛を思っていました。
| - | 20:48 | comments(0) | - |
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