YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
冬に想う
毎日気温が下がって、季節は確実に冬に…
大好きな季節は、やはり、光が澄んで煌めいて、どこか物寂しい切なさが漂う秋なのですが、冬という字が好きで、冬にはまだ早い9月に生まれたのに次女の名前に…先に「いと」という音が決まって、それに当てはめてあまり凶運もたらさない文字でと考えるなか、一冬=いと、字体が美しいと決めてしまった…私なので、冬も好きなのです。
かつて冬には毎年行った純白の雪に覆われたスキー場は、世の汚れをすべて清らかな純白で覆うかのようで、心をリセットしてくれた…永らく行けて無いけれど、また行って見たいな…
そんなこと思いながら、もう11月も終わりに近づき、今年もあと1か月ちょっと、早いですね。
年明け1月9日からの、阪急梅田個展への絵の制作に追われつつ、今夜はそのチラシデザインをして下さってる方から校正のメール。
私が先に送ったメッセージも載せて、シンプルにアレンジして下さっていました。メッセージは以下に。

「井上よう子洋画展−愛おしい時の彼方へー
ブルーを基調にした静かな風景たちには、どれも大切な人・大切なことへの想いが込められています。忙しい日常の中でちょっと立ち止まって、見る人が其々の想いと重ねて静かな刻に浸って見て頂けたら・・・。」

年明け、公私ともに、なんだか色々の事が、大きな変化が、どっと重なってありそうな気配…心落ち着かない日々が続きます。
| - | 03:03 | comments(0) | - |
未来郵便局からの手紙
先週大学が入試休みの日に、今年も六甲ミーツアートを次女と巡る事ができました。雨女二人が揃ったけれど、無事秋晴れ!日頃の行いが良かったかな?と苦笑しながら。
そして今年もまた、1年後に届けてくれる手紙を、私は次女に、次女は私に、書いて、「未来郵便局」で投函。
去年行った日が少し遅かったから、今週になってから、去年送った手紙がそれぞれに届きました。
次女からの手紙には、「お母さんが大きな病気やケガや苦労がなく過ごしてますよ〜に…危なっかしいしー笑」や、弟が今頃は就職決まってるかな、とか、姉はもう無事結婚して母さん初の孫ができてるとよいね(予言してる!)とか、兄弟への気遣いも書かれていて、またじんと来てしまいました。
感謝・・・
未来郵便局・・・素敵なアート作品です。
| - | 23:47 | comments(0) | - |
哀しい突然の別れ
誰もが信じられない思いで、その遺影を見つめていました。
私も、つい先月の、元永定正先生のくれない忌で、駅で一緒になり会場まで色々お話ししながら歩いたところでしたし、夏のギャラリー島田の個展にも来て下さったし・・・
でも、今から10数年前、ギャラリー島田が今の場所に(元町の海文堂から)移って最初の個展オープニングではちょうど芦屋市立美術博物館での展覧会されていてそちらのオープニングから団体で流れて来られ、具体の作家として現代美術で暴れたる精神で、私の具象絵画への批判とも感じられるパフォーマンスをされたこともありました。それから、何度となくギャラリーでお目にかかるうちに、徐々に私という作家もしっかり認識をして下さるようになって、昨年や今年の個展では、「井上さん、よお頑張ってるなあ」とにこにこ言って下さったり…
私に限らず、本当にこまめにギャラリーも見て回られ、1年中どこかで展覧会やパフォーマンスもされて、本当にパワフルで誰よりも元気で…
駆けつけたお通夜で左に同席した現代美術作家・榎忠さんは、「僕な、堀尾さんは死なへんと思ててん」思わず「私もです」と涙。
右に同席した具体の研究者・加藤瑞穂さんは「三日前に食事ご一緒してお話聞いたところなんです」「えっ!3日前?」
元気を貰った人達で、お通夜の会場は溢れかえって・・・

お疲れさまでした。ありがとうございました。棺の中のお顔にそれだけ言うのが精いっぱいでしたが、、、
堀尾貞治さん、どうぞ安らかに、休んでください。
(お通夜は5日、お葬式は6日に執り行われました)
| - | 22:53 | comments(0) | - |
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