YOKO'S SCENE

この画像は昨年デンマークでの日本の作家とデンマークの作家の交流展（私も出品）ポスターのYUKO TAKADA KELLERの作品。彼女の帰国直前緊急レクチャーが迫ってきたので,再度お知らせ。8月1日（火）PM6時半〜神戸・三宮から山手へハンター坂上がる途中(JR・阪急・阪神各駅から約１０分）のギャラリー島田（tel078-262-8058 ）彼女が北欧を旅してその空気・光に透明な作品へと変化していった作品背景から、現在デンマークに住み日本の作家達を紹介する展覧会を企画したり子供達のためのワークショップをしたり後進の育成にも奔走する彼女の、今デンマークで開催中の最新個展画像まで、スライドによる美しい画像と、彼女の、解りやすく大阪育ちらしいユーモア交えたトークで、楽しめるレクチャーになるはず。予約がかなり入ってきているようですが、まだ間に合います、ご予約下さい。私も会場にいます。 会費一般５００円・ASK(アートサポートセンター神戸）会員無料
申し込み・問い合わせはギャラリー島田へ　TEL＆FAX 078-262-8058
http://www.gallery-shimada.com

今日はここマリナパーク杜（もり）のまち夏祭り、来月には海のまちで。家の前の広場でのお祭りは小さい子らも安心でいいのだけれど、住人の入れ代わりも増え、越して来た頃に比べ自治会に動いてくれる人材不足で年々店の数も減り規模縮小。子供会役員当番制で金魚すくい屋さんも何回かやったけどもうない。でも子供らは少ないゲームコーナーや食べ物屋さんでも楽しみにしていて、次女は友人らと浴衣を来て行く約束したとの事で慌てて気付けして送り出し、私は中学PTA役員としてパトロール。ヤヤコシイ事件はなかったもののマナー違反の燃えるゴミ不燃ゴミの散乱を分別してまわり、暑さに目が回る思い…でした

朝から凄い蝉の声、長かった梅雨もやっと終わりかなと思いながら、9時10分からクロッキー＆ドローイング授業。いつも通り学生達順に全員がモデルになった後、今日は私も立ち、大きい紙（木炭紙）に木炭でノビノビ描いて貰い最後は合評会して終了。午後1時10分からは表現技法1の授業。数々こなしてきた技法の試作ファィルと、それを使ったコラージュ作品を1人ずつ発表、互いに批評しあう。綺麗にレイアウトされたファィルや、時間をかけたコラージュに自分ももっと頑張ればよかったとサボリがちだった学生の声も成果。皆いい夏休みをと声かけあって無事前期授業終了。

先日お知らせしたデンマークのYUKOの息子二コラスはもう6月から夏休みに入ってのびのびすごしているというのに、そして、これまでは大学生の特権として、小・中学生がみな夏休みに入りどこもかもが混雑しだす前に、早くから夏休みで旅行にも行けるんだったのに、何を考えてか、今年から文部科学省からの通達で、前期・後期15回授業をしっかりシラバス（授業予定カリキュラム）どおりにするようにと・・言う事で今週7月いっぱいいっぱいまで授業。遠く実家を離れての学生は、早く実家に帰りたいとぼやき、教師もあまりの忙しさにぼやき・・我が家ではもう夏休みの小学生と中学生を置いて母が授業にでていく日々・・・こういうゆとりのなさが、毎日の様のようにへんな凶悪犯罪を起こす原因となるのでは？と。デンマークの人々が暮らしを楽しむことを最優先にするという人間らしさとのギャップを感じてしまうことでした。

今、芦屋市立美術博物館で開催中の「こどもがせんせいー吉原治良の戦後」展の会場で、ACOP=Art Communication Project=対話型鑑賞教育　ギャラリートークが行われます。先日、このプログラムを開発した、元ニューヨーク近代美術館教育部講師アメリア・アレナスさんのレクチャーもあり、その教えを受け何ヶ月も準備を重ねてきた、京都造形芸術大学　芸術表現・アートプロデュース学科・福ゼミの学生によるもので、作品を解説するレクチャーではなく、見た人が感じたことを引き出していくという、鑑賞する自由な感性
を育てるものです。たくさんの参加があればいいなあと思いお知らせしておきます。参加費無料。ただし観覧券が必要です。（一般300円・大高生200円・中学生以下無料）
一定人数以上が必要なプログラムなので、まだ予約人数が少なめで心配されています。参加希望日を電話0797-38-5432でお申し込み下さい。
　7/29(土)am11〜12時　小学4〜6年生対象
　7/30（日）・8/5（土）am11〜12時　中学生対象
　8/6（日）　高校生対象
　8/12（土）・13(日）　am11〜12時　小学4〜6年生とその保護者（小学生だけの参加も可）pm2〜3時　一般

昨夜は芦屋浜の花火大会。我が家のある西宮浜からは海を挟んで比較的ゆったりと見る事ができるのでしたが、段々と住人も増え、芦屋浜よりすいてるからと外部の人も増え混んできました。昨日は知らずにいて、久々に仕事も息子のサッカーもなく朝から家事やパネル制作をこなし、4時頃から大阪のギャラリー2件ハシゴ。今、国立国際美術館でも展覧会中の今村源氏のインスタレーション、やはり現代美術で活躍の山部泰司氏の平面。芸大同級生の作品に元気を貰っていたら、息子から「今夜花火大会やって！」と連れてけTellが入り慌て帰宅。見事な花火、喧騒の後、帰り道のヨットハーバーが綺麗でした。

一昨日10歳になった息子が、初めて一人で作ってくれた昨日の夕食のチーズハンバーグです。誕生日は大学から帰ってまたすぐ息子と次女を耳鼻科に連れて行かねばならず、1時間半待たされ帰宅が8時過ぎ、それから大急ぎで塩タンのサラダやボイルドチキン＆キャベツなど作り、辛うじて買って帰ったケーキに10本のロウソク立てて祝い、夕べは熱を出してしまった私が「今日はごちそうは無理だからね」と言うと「じゃー今夜は僕が作る！」と子供向け料理本をくり、雨の中ひき肉を買いに走って作ってくれました。前に私とハンバーグや餃子やら作った事あっても一から一人では初めて。途中色々あったり、キッチンが凄い状態にはなりましたが、まずはよくやったね！オイシイ！と健闘を讃えた事でした。

芸大時代の洋画の1年後輩で、同じ制作室でキャンバスを並べて三尾公三先生に共に教えを受けた事もあるTAMAチャン、今や洋画家として活躍しながら芸大で教鞭をとり日々活躍している彼女が、30代後半でイタリア人の彼と幸せな結婚後、高齢出産に挑み流産や不妊治療を経て奇跡的妊娠、私は昨年12月Y3展最終日に来てくれた2人から知り、皆でそのサプライズに湧き、3回の出産経験者としてメールで何回となくアドバイスしながら応援して来ました。周囲を見回しても最高齢の奇跡的妊娠に、彼女は出生前診断は受けず、生まれてくる子のすべてを受け入れる決断をしました。5月の個展にも出産間近の大きなお腹で来てくれて、その後母子とも無事に出産のメールに皆大喜び。その彼女から先日届いた手紙には、退院遅れたベビーは検査の結果ダウン症の診断、やはりショックは大きかったけれど小さな可愛い寝顔に救われ、子供と共に成長し頑張って育てていくとの事。涙が止まらなかった。頑張れTAMAチャン、ずっと応援するよ
！心から愛し命に替えても守りたいと思える対象を持てる幸せはどんな苦労にも替え難いもの、自分を強くもしてくれると私は思っています。

昨日書いたデンマークのYUKOのレクチャー、彼女の作品の下でお歳寄りが長時間見つめて涙したり、盲人が作品に触れ感じて涙したり…そういうエピソードが納得できる感動が、きっとギャラリー空間に広がると思います。年に一度の帰国で多忙なスケジュールの中うまくタイミングがあって奇跡的臨時レクチャーの実現。都合のつく方々是非ご参加下さい。NHK出版生活人新書から「平らな国デンマーク〜幸福度世界一の社会から」という子育ての現場からの本も、昨年出版されています。

「YUKO TAKADA KELLER 作家活動とその背景〜日本とデンマークのかけはしとして 」
8月1日（火）PM6時半〜於・ギャラリー島田（神戸市中央区山本通り２-４-２４リランズゲートB1F　Tel。078-262-8058 ）
ASK（アートサポートセンター神戸）会員無料 一般500円
ギャラリー島田http：／／www.gallery-shimada.com
YUKO-TAKADA-KELLER http://www.yukotaKada.com/

今日（もう昨日でした）木曜は、週の中で唯一大学やら無い日で、必然的に所用を入れることとなり、朝、子供ら送りだしてから大量の洗濯や、次の制作のためアトリエを片付けて掃除しながら家全体もざっと掃除。そして先日の「雨の日・・」展の作品預かってもらってたのを梅田・茶屋町の「ギャラリー４匹の猫に搬出に行き、その帰り銀行にも立ち寄り所用をこなし、４時すぎの次女の学期末３者懇談に中学校にぎりぎり駆け込みセーフ。その間も携帯メール次々はいり、返信できないことも多く・・ひきつづき６時からのＰＴＡ校区パトロール。でも、Ｙ３展仲間のYUKO YAKADA kellerのレクチャーが、神戸ギャラリー島田で実現できるとのうれしいメールもあり。先日の京都造形芸大でのレクチャー材料をそのまま持ち帰るのは勿体無いとすごく思って、思いついて提案してみたものの、早めの短い夏季休廊中で島田社長はヨーロッパ、スタッフF嬢も島根・・無理かなと思っていたけれど、携帯メールで前向きに連絡取り合ってくれて８月１日午後６時半から実現の運びに。こういううれしい実現もあり、またそれで夜はあちこち電話連絡に追われても、充実した気分で一日を終えられました。（この詳細は次に・・）

「雨の日の…」展の後は8月5日からの、神戸ギャラリー島田でのミニアチュール展、（夏恒例の大御所から若手まで100人を超える作家の小品展で、壁を覆いつくす作品百花繚乱、見応えあります）そして秋10月に兵庫県立美術館ギャラリーでのジャンルを越えた女性作家展の大作にむけ、忙しい合間に構想を練る。このひとときは描きだすと次々アイデアが出たりして楽しい、もう少しこのひとときが続いてほしいと思いつつもかなわない大学での昼休みでした。

Y3展仲間であり、デンマーク在住のYUKO-TAKADA-KELLERが帰国。おとといは京都造形大学でのレクチャーで、彼女が現在の作品に至るまでの軌跡や、海外で暮らし作家として日本の作家を呼んでの展覧会キュレーターとして大活躍するに至った軌跡を、画像をパワーポイントで大きく映しだしながら解りやすく話したそうで、感動したという学生や、遠く外部からの参加も多かったそう。大学の仕事で行けなかった私は残念だったけれど、昨日はYUKOが所用の間、その息子で、すでにアーティストぶりを発揮して、雑誌ミセスやロハスキッズに掲載されたニコラスと、我が息子とで御所に遊んだ。一つ歳下のニコラスが大きいのでほぼ同じ体格、野性的な所も似通う二人は、虫取り・キノコ捜し・鯉や亀と遊んだりキャッチボールしたりと、目まぐるしく走り回りこちらは危ない場面に走り寄ったりでヘトヘトになりながら（一緒に遊んでくれたモーネのアキちゃん有難う！）、デンマーク育ちなのにコテコテの大阪弁でダジャレを岳とやり取りするニコラスに笑ってばかり。

高校〜芸大の親友であり、今は兄嫁でもありY3展仲間でもある井上由季子が、またステキな本を出しました。感性豊かなアイデアウーマンの彼女が、実際にしてきたサンキューカード170を、誰でもできるようにわかりやすく、そしてとてもオシャレに本にまとめていて、もう33年の付き合いになる私もまた「さすが！」と思わず惚れぼれ・・・、文化出版局から出ています。…ちなみに昨日七夕は、彼女の誕生日でした。

「雨の日の小さなつどい展」4日に無事終了、私が行けなかったにも関わらず、それにDMも出せずに失礼したにも関わらず、このブログを見て、行って下さった方々、本当に有難うございました。「行って来ました」とか、「今から行きます」など何人かメールも頂き恐縮、最終日に閉まった後に行って下さった方もあり申し訳ない限りでした。雨も多かった中、貴重な時間をさいて見に来てくれる人がいる…そういう事が、どんなに忙しい日々でも、心に響くいい絵を描かなければ…とまた静かな励みになったことでした。

ここも我が家から近く、新西宮浜ヨットハーバーのクラブハウスから少し東。西宮大橋を南に渡って湾岸線をくぐってから、我が家のある右方向へ曲がらずに南の海の方向へ突き当たると、この風景に会える。私の好きな、ワイエスやホッパーのアメリカンシーンに通じる空気感があり、車での帰り道、ちょっとだけ回り道してこの辺を通ったりするのです。文字盤に縁取りは今年になっての塗り替え時に加わり、それはない方がよかったのですけどね…

去年小さな苗を買い、ベランダのプランターに植え付けて、2〜3年後に実を点けるというのを楽しみに、冬は全部葉の落ちた根元を黒いビニールで覆って枯れていませんように…と祈る気持ちで水をやりながら見守ってきて、春にまた新しい葉が出てしかも白い可憐な花をつけた時は感動！でこのブログにも書きましたが、その後花が落ちたがくが膨らんで来ていて、毎日慌ただしい朝のでがけに水遣りしながら楽しみに観察。ここ2〜3日でしっかり色づいた実を今日初めて収穫！家族の人数ぴったりの5個。今夜の食後のデザートに味わってみようと思います。