2009.12.16 Wednesday
桂吉弥さんにおめでとう!
ゆうべ書いた「2009ひょうご文化交流のつどい」では、平成21年度兵庫県芸術奨励賞贈呈式がありました。今後一層の飛躍が期待される若手の新進芸術家に送られる賞で、今年はウ゛ァイオリニスト・岩谷祐之さん。落語家・桂 吉弥さん。バレリーナ・瀬島五月さん。造形作家・内藤絹子さんの4人。 その中の一人、桂 吉弥さんは、NHKの朝の連続ドラマ「ちりとてちん」に出演されてたし、NHKのお昼の「生活笑百科」、MBSの「ちちんぷいぷい」にも出演していてお馴染みですよね、古典落語で数々受賞(昨年も繁昌亭大賞、文化庁芸術祭賞新人賞受賞)を重ねてられています。 で、実は彼も、私の出身高校(大阪府立春日丘高校)の後輩で、来年ある春日丘高校100周年記念イベントにも出演されるそう。 直接お会いしたのは初めてだったけど、思わず懐かしい春日丘高校の話し…私が芸大へ行くのにお世話になった恩師・井上直久先生に「僕も習いましたよ、サッカー部やったしすぐお腹すいて、美術の時間に早弁して怒られたし…今、どうしてはるんですか?」 「私を成安造形大学へ手伝ってと呼んで下さったのは春高やめて教授されてた井上先生なんです。でも絵かき業が忙しくなってやめられて…あ、神戸大丸で今週個展されますよ(16日〜22日)」 「え?神戸大丸で?」 同期の嘉門達夫が卒業式の答辞に羽織り袴で一席ぶった話しに「あぁ、それは伝説になって語りつがれてましたよ」 楽しくしばしお話しました。 神戸大学卒の知的な芸風と明るくさわやかな語り口で知られていますが、実際にお話ししてもその通りで、楽しい出会いでした。 あの日は、時々手伝う芦屋美術博物館のスタッフYさんや、運営NPOの理事M氏とも会場で出会い、兵庫県立美術館学芸員・館長代理のO氏(何かとお世話になっています)倉敷市立美術館館長・Kさんにも会い、公立美術館の置かれた厳しい状況をそれぞれに聞いたり話したりの、シビアな会話もした事でした。 兵庫県は芸術文化への予算額は全国一番だと会の冒頭の挨拶では誇らしげに語られていましたが…現場は予算削られてばかりで本当に厳しい…先が見えずに本当に大変なのです。 文化・芸術はお金をかけて育み残して行くもの… 帰り道、ルミナリエ最終日で賑わう神戸の街を急ぎ足で帰途につきながら、そんなこんな…色々に…公的なこと、私的なこと、悩みを抱えながら…一人歩いたことでした。
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