2008.10.18 Saturday
娘がコンクールで受賞
今夜、嬉しい知らせがありました。
京都芸大・デザイン科に通う長女が、学校から皆で取りまとめて応募させてもらった、風呂敷のニューデザインのコンクールで、佳作賞を頂いたそうなのです。親ばかながら、ちょっとじ〜んとしてしまいました。 人より時間のかかる娘は、いつも課題でも「ぎりぎり間に合わない〜今夜は学校か友達の下宿に泊まる・・」ということしばしば。親からみてもドンくさくて(親譲り?)気持ちの浮き沈みも激しく、心配させられてばかりなのです。その娘が・・ 実は今週父親が泊まりに来ていて、木曜に病院へ行ったあと、車で明石まで送って行きながら、母が亡くなったころの話になりました。 末期がんと診断されてから、初孫の長女が生まれるまで、何とか余命3ヶ月と宣告されたのを8ヶ月生きた母・・・母は何とか産まれ立ての小さな娘を(出産した病院退院とともに私は長女を抱いて母の病院へタクシーで急行したのでした)まじかに見て、痩せ細った手で頭をなぜて涙を流し・・ あとで父に、「(帰りたかった)明石の家には帰れなかったけれど、よう子の赤ちゃんが見れたからよかった・・」 それが、母の最期の言葉になったな・・・と父。 運転しながら、フロントガラスが思わず涙でかすみました。 あれから21年。お母さん、あなたと生まれ変わるようにこの世に生をうけた娘が、今、芸大でがんばって、始めての賞も貰いましたよ。 うれしそうに微笑む母が目に浮かびました。
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