YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
竹下景子さんのハグ・・そして温かい繋がり・・
1.17の日、朝から夕方まで大学の授業をこなしてから、飛んで帰って夕食準備してまたとびだして・・・バスで阪神西宮へ、そして阪神大石駅から微妙な上り坂道を息切らして走って灘区民ホールへ。

「竹下景子 1.17 メモリアルコンサート 詩の朗読と音楽の夕べ」

一昨年は、私の絵をフライヤー(チラシ)にも、会場の舞台にも使っていただいたご縁で、私自身も最後に舞台に立って紹介されて、竹下景子さんに絵を贈呈したり、終わってからの楽屋でも、楽しくお話させて頂いて、(あの時は会場の松方ホールでボヤ騒ぎがあり、お客様に一時避難していただいたり大変だったので、「大変でしたね〜」でもけが人などもでずによかった・・」などと結構スタッフや竹下さんや私たちで、やり遂げた高揚感があったりもしたのでした)
そんなご縁で、昨年の神戸・ギャラリー島田での個展の案内状も(見に来ていただくのはもちろん無理だろうけどもし偶然神戸でお仕事などあればと)、お出ししたら、NHK朝の連続TVドラマ「ゲゲゲの女房」にも出演されたりして超多忙な中、個展始まって数日後に、大きなお花のアレンジメントが届いて大感激。
その後に個展来ていただいた方々は、まず入ったところで「竹下景子」っていう名前いりの花かごに目を奪われてはったのですが、
そのお礼がしたくて、小さなドローイングをプレゼントするべく持って行きました。

一昨年も、昨年も・・・
詩の持つ力を、全身全霊でひきだすかのように、時に涙をすすりながら朗読される、竹下景子さんの語りに、自然とその選ばれた詩の世界に引き込まれ、涙したのでしたが、今年選ばれた方の詩には、16年が経って・・、風化してほしくない震災の悲しい思い出を、その後から今につながる苦しみも・・、とてもリアルに表現されていて、それを想いをこめこらえきれずに涙を拭きながら
読まれる竹下景子さんの朗読に、後半は私もハンカチ握りしめボロボロでした。

終わってから、すぐに色々また忙しい竹下さんに、何とか楽屋前でお会いすることできて、個展に頂いたお花のお礼云いつつプレゼント。
「どんどんご活躍下さいね」そう言って、ギュッと横から肩抱いてくださった、竹下景子さんの一瞬の小さなハグ・・お姉さんのような温かさでした。

友人イラストレーターオナカ氏は、昔からの大ファンとかで、某ゴルフ雑誌の表紙絵は高額で描いてるのに、無料で仕事以上に一生懸命描いた竹下景子さんのお顔のドローイング進呈していました。

今年の舞台に飾られた「奇蹟の画家」の作家、石井一男さんも、最前列で竹下景子さんをじっと見つめて聞いてらして、サインをもらわれてたのが可愛いかった(一回り上の方に失礼ですが)・・さすが、かつて「お嫁さんにしたい女優ナンバーワン」とかまで言われた女優さんだなあと思いながら、華やかな世界にありながら、とても温かい・・偉ぶらずに話されるお人柄・・尊敬です。
そして、どんなに忙しいなかでも、1.17には神戸に来て詩の朗読をされる・・本当に頭がさがりました。

そしてそして・・
ギャラリー島田の島田さん・ウグイスさん、神戸まちづくり研究所や、兵庫県子ども文化振興協会、しみん基金こうべなどなど、ギャラリーでよくお会いしている方々が、それぞれに仕事も忙しい方々が、ボランティアで一生懸命動かれている・・
こういう温かいつながりこそが、明日への希望になる・・
そんな気がしたことでした。

(ロビーで販売されていた、これまでに選ばれた詩をまとめた朗読詩集「明日への記憶」には、私の絵「天国に近い場所」を使って頂いています。海文堂書店や、ギャラリー島田でも販売されてるのではなかったか?と思います。帰宅後見たパンフレットに、ちゃんとそのことも書いて頂いてあって、恐縮・・)

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