YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
色々な出会いの不思議・・その温かい連鎖に感謝
今年の(2010版)「現代の洋画」マリア書房が、少し前に出て、送られてきました。
もうずっと前、公募展やコンクールに初入選した時から、そういう公の美術館の場での発表に伴い、例えば美術年鑑とか、今活躍する色んな画家が一覧できて、ある意味ランク付けされるかのページ割が合って・・一般庶民にしたら、百貨店やらギャラリーで見た画家の価値判断のよりどころになったりする有名な分厚い書籍本が、実は「あなたの作品を美術館で拝見しました。実力のある方を載せたいし載せませんか?」というちょっと心動かされる話の最後に、「ちょっとお金はかかりますが、雑誌に掲載してもらったりの宣伝料金の半額以下です。1ページまるまるならxx万円、半ページならxx万円。画歴と名前紹介だけの白黒ページならx万円です」
そういう電話勧誘から作られているのを知り、愕然としたのでしたが、
もちろんお金もないし、私はそんな大金無理ですからとお断りしたことの何と多かったことか・・
そして、それからそういう本を、絵が好きな親戚の家でも大事そうに置かれていたりするけど、公募展でう〜〜んなんでこの人が通ってるんんだろう・・って思うような人が、お金持ちだったら載っていたりして、ちょっと世間の人の価値判断は、お金のあるなしにも操作されたりするんだなと失望したのでしたが、(もちろんちゃんとした実力ある方々、努力されてる方々も多い中でのことですが)、
このマリア書房の本は、ギャラリーからの推薦で載せていただくことになり、一切お金の請求はなしに作品画像や資料を送って下さいとだけ言われ、重鎮と言われる絵描きさんも、若い新人(でも実力ある)も、みな同等に1ページ、作品画像と略歴と作家コメント。それがありがたくて、もう何年か載せて頂いてきました。
その今年の新刊に、私が寄せたコメント・・

「ギャラリーでは色々な出会いがあります。そして、そういう人と人との出会いが、とても心を温めてくれる・・・それを痛感した2009年でした。出会いに感謝しつつ・・自分の絵が誰かの心に、何か大切なもの、温かさや切なさや・・・、心に残る何かを届けてくれますように」

ギャラリーで出会った人から人へ、また色々とつながったり、温かい連鎖があって、一昨日もまた色んな出会い・・そしてメールをいただいたり・・
たまに困った出会いがあるときもあるのですが、そういう温かい連鎖には、元気を貰うのです・・色々な出会いに感謝。
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