2009.10.27 Tuesday
「だまし絵」展の不思議
昨日日曜日、兵庫県立美術館へ、娘と息子を連れて行きました。 だまし絵展…私は9月の百花繚乱展で兵庫県立美術館ギャラリーへ出品した時に一度拝見したけれど、行きたがる子供らは学校や試合やらでまだ行けないままで残すところ10日となり、土日はすごい人だから、平日に、早い時間は無理でも金曜日の夜間開館(8時まで)などに何とか連れて行けないかと考えたけれど、なかなか私が行ける日には娘が息子がだめだったり、彼らがよくても私が遅くなったりで、もう来週最後の連休週末はさらにすごそうだから日曜日時間をやりくりして連れていきました。 車を近くのショッピングセンターに停め、歩いて美術館に近づくと普段は入れないはずの3階の外回りの回廊に沢山の人が…(画像) 「まさか…あんなところまで並んでる?」と娘と顔を見合わせました。 チケット売り場も並んでたけれど、学芸員さんから頂いたチケットがあり、息子はココロンカード(兵庫県の小・中学生が貰えるカードで、美術館・博物館・青少年科学館など全て無料で入れます。大阪府下ではなかったし、これは全自治体でやるべき)があり、すぐ3階の会場入口まで上がったのですが、それからが、外回りぐるっと30分以上かかる長蛇の列。 何回も兵庫県立美術館には行ってるけど、初めての体験でした。 公立の美術館の厳しい状況を知る者としては、沢山の来館者は喜ぶべき事なんですが… 娘は、「ディズニーランドやユニバーサルスタジオを思えば、この行列は軽いもんや」 なるほど…… だまし絵展は、アミューズメント感覚で、これだけの人が並ぶのもいとわず押し寄せているんですね。 混んだ沢山の人にもめげず、その左右上下に頭を動かしながら、「しかけ」を読み解いていった娘と息子は、面白かったと。 何回も美術館へ連れて行っても、「美術館は退屈」なんて不謹慎な事宣い先に出て待ってる事も多いのですが、芸術に関わる身としては、複雑な思いが…
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