2014.11.24 Monday
「悲しいほどお天気」
今年最後の3連休はいいお天気でしたね(もちろん連休関係なく制作に追われていた私ですが、神戸マラソン出場の方々にも、貴重な家族との休日だった方にもよかったなと) 輝く光を見て心温まったり、希望を感じたり…光は心を明るくする……けれど、時にとても悲しい。 遠い日、姉が亡くなったのも今頃の、光が輝く季節で、15歳の私には、音が何もかも消えて光だけが強烈に輝いていた記憶が鮮烈に記憶に残りました。 今の父の病室の窓からすぐ前に見える海が輝いていて、「いいお天気だね…」笑顔で父に語りかけながら、「悲しいほどお天気」ユーミンの曲のタイトルがよぎりました。 こちらの病院へ移ってからは父の病状落ち着いていて穏やか。27年前の母の時も入院してからしばらく少し元気になった目の前の母が、余命3ヶ月とはとても信じられなかったけど、毎日祈りながら通い続けるなかで、医師の予告通りの厳しい症状が出だして、もうこんな身体になって生きてても仕方ないと泣く母に、こちらも泣きながらどんな状態になってもお母さんは私にとってかけがえのないお母さんなんだから、寝たきりになっても生きて!と必死で励ましていた(今の私とほぼ同じ歳の母、私のお腹には長女がでした)時々このままよくなるのではと一縷の希望を持つ小康状態の日と、苦しみの日とを繰り返しながら、余命3ヶ月を何とか8ヶ月生きて見送った…あの、光と陰の交錯する日々が場面場面で蘇り…父と向かいあう毎日。一日一日を大切に…。 そして昨夜も描き続けた挿絵一週間分をアトリエで彩色仕上げして宅急便センターへ走り発送。
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