2014.04.24 Thursday
「明日へ向かって」
搬入を来週に控えた大作の最後3点め130号。 「明日に向かって 2」 先月見てきた、果てしなく続く原野のような東北の地のイメージと自分の今の思い重ね、抑えたブルーの空、ローシェンナとバーントシェンナの野原。でも……ゆくてには輝き渡る海。長く永くとも希望に向かう道…。 昨日は一日、今日も大学授業後に制作。一昨夜届いたとても悲しい知らせにも向き合っていました。 昨年、小説すばるの白石一文さんの連載小説に挿絵描かせて頂いて(原画を三木の美術館個展で展示しましたね)その担当者で、編集長だった高橋さん。昨年の今頃に電話やメールやり取りし、こちらが東京まで行くつもりだった打ち合わせにGW明け神戸までそのためだけに来て下さった。9月に個展の前の打ち合わせに東京へ行った時はこちらが会社尋ね編集部案内して下さった。温かく仕事には熱い46歳。あまりに早過ぎる突然の死の知らせ…脳出血で倒れて運ばれそのままと…銀座の個展に来られると言われてた週末も、昨日から夜を徹しての仕事がまだ続いていて行けない…と謝りのメール、苛酷に働かれてるなと思った事でした。 ゆっくり休んで下さい…一昨夜も昨夜も星に手を合わせ祈りながら、でもきっとまだまだご本人はやりたい事いっぱいあったはず、その無念や、そんな温かい方だったから近しくされてた方の悲しみの大きさ深さを想っていました。 人の存在のはかなさ、切なさまたあらためて想い… それを痛感した尼崎脱線事故から明日で9年。
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