YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
身近な子供の世界が危ういものに・・・
今日は夕べから泊まってうちから病院へ行く父を、朝、兵庫県立西宮病院まで車でおくると、玄関アプローチに報道関係らしいカメラを持つ人など数人がいて、その後寄った阪神西宮駅前にも報道陣。先日頭に重症を負って発見された2歳の女の子の事件で、連れて行った犯人が県立西宮病院の看護士だったことは、帰宅後のニュースで知った。父も私も入院したことのある病院だし、先月私が精密検査をうけたのは、まさにその犯人が所属する産婦人科だった。女の子が遊んでいた場所も始終通る阪神西宮駅前。あまりに身近な場所での事件に寒気が走った。(一方で、たった2歳の子を30分ほど一人で遊ばせておいたお母さんも少し無用心ではないかと、犯人がつれていったときにはすでに滑り台から落ちるなど頭を打っていて具合悪そうになって来て病院か元いた場所に帰そうと思ったという犯人の証言にはウソはないのかもしれないと。もちろん連れ去った罪は消えないけれど・・・)
また、幼い子等を一番守ってやるべき親の虐待による仕打ち、それで亡くなった命もこの夏幾人あったろう・・・そして逆に子供から親へ・・高校生が母を殺人、中学生も同様に事件があった。すぐに‘殺人’なんていう途方もない結論へ向かう、子供達の心を、その心の深い深い闇を、そこへ到る道筋を、やりきれない思いで、人事ではない痛みを伴って考え込んでしまいます。先日は6年生の子が同級生をナイフで刺す事件。わが息子も長い夏休み中ちょっと友達間でのトラブルが何回か続き、それも1対1でなく、1人2人の子の言葉にみんなが息子の敵に回ったらしく・・・あんなに調子のりで駄洒落連発でクラスでも笑いをとってばかりのワンパクが、涙を見せて、「友達と話すのがこわい・・」と何日か外に出ずビデオを見ると。新学期スタートして学校では元気復活、でもこのギャングエイジにはよくあること、と笑い飛ばすだけではすまされない今の子供社会、過干渉にはならず、でも心の目は離さず・・日々迷いながら対応に試行錯誤です。
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