YOKO'S SCENE

京都・平安神宮近くのギャラリーで、ホスピタルアートの講演と交流会（NPO法人アーツプロジェクト主催）があり、参加してきました。
遠く長野や岡山や四国からも来られていて、実際にホスピタルアートに関わっている方、臨床心理士の方、イラストレーターや画家や建築士であり介護福祉士もされる方、美大生や医学生…etc。
皆さんほんとに何か自分ができる事で人の役に立てる事はないかと模索しながら、ホスピタルアートに辿り着き（今日講演された室野愛子さんのツイッターにひっかかってと遠方からの方々も。おそるべしツイッター）、実際に関わった方からは、病院や学校の環境が変わり、喜んで貰ったり、子供たちの状態が良くなったりに自分が元気を貰ったとのお話も聞きました。
以前造形芸大での講演でも伺ったイギリスの病院の話しや、また新たにアメリカの病院へ視察に行かれた方の話しも聞きました。

再来年できる香川小児病院のホスピタルアートに送った私の絵を、そのプロジェクトを纏める森合音さんが「井上さんの描いて下さった絵たちを見るたびになぜだか涙がこぼれます、でもその涙はとても温かくて…」とお便り下さって、心込めて描いた絵たちをそんなふうに言って貰いこちらも涙…だったのですが、その森さんも遅れて来られて
「ほんとに井上さんの絵は心をさーっと流してくれる…、これからもよろしくお願いします」
こちらこそ、絵が役に立てるこんな嬉しい事ないし、よろしくお願いします。
みなさんそれぞれに自分の大変な事抱えて、でもそうやって動いて一歩を踏み出してはる…世の中捨てたもんじゃない…そんな気分で京都から帰ってきました。