YOKO'S SCENE

画家・井上よう子のNEWS。
講演とサイン会にて

後先になりましたが、これは土曜のBBプラザ美術館でのサイン会。
向こうからギャラリー島田の島田誠さん
ノンフィクション作家・後藤正治先生
画家・石井一男さん

「無垢の画家・石井一男 」展、会場入口前で。

石井さんは落ち着いて黙々と、時々会釈されながらサイン。
後藤先生は、先生の講演の後だし、それを聞きに来られた方に挨拶されては「あ、これはこれは」と知った方もおられてか色々に話しをされたりしながらサインをこなされ…(私がサイン求めると、「あ〜井上さん!、聞いて張ったんですか?お恥ずかしいなあ・・」と)
島田さんは、こんな慣れない事を…と何となく落ち着かずに、何人かにサインされては、ちょっと途切れるたびに席を立ち、またサイン求められて座り…
あんなに色々な場所で沢山の方を前に話したりして来られてるのに、サイン会というのは慣れてない落ち着かない…といった感じがおかしかったり(失礼…島田さんすみません)

三人三様でした。

後藤先生が石井一男さんを語った講演では、私は石井さん・島田さんと3人で並んで座って拝聴したのですが、

「初めて石井さんの絵に出会ったのは、島田さんに自分の文化講座に来て話して貰った時のスライド画像。
他の作家の画像に変わってからも、頭に石井さんの絵が焼き付き離れなかった。」
「「女神」「一人立つ」…石井さんの一連の作品タイトルは、島田さんあるいはギャラリースタッフとでつけられた物らしい…
でも私は「無題」でもいいのではないかなと思う…」
「石井さんの作品は、どれも…私は自画像だと思う」
そんな言葉が心に残りました。

そんな石井さん含め5人の作家と島田さんとの、その尋常ならざる人生らに共にあり続けた、簡単な言葉では言い尽くせない関係、ありよう、起こった事実、偶然で必然の出会いたち…それらを静かな筆致で島田誠の目線で書き綴られた「絵に生きる 絵を生きる」の本が、じわじわと売上伸ばしていると(当然ですね)毎日新聞でベストセラーの3位に入っていると聞き嬉しい事でした。
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