2010.05.16 Sunday
出会いの連鎖と絡み合う
昨日は朝からNHK文化センター神戸で12時半まで「大好きな絵を描こう」講座。
ゴールデンウイークを挟み久しぶりでしたが、夏の展覧会の告知もして、また頑張りましょうねモードに。 その後沢山頂いてる展覧会案内状の中から、何軒か行けるだけでも回ろうと…先週も週5日教えに出ていると絵を描くのも夜中にラフスケッチを重ねる程度、外勤後の僅かな時間も行きたい所へ優先順位で行ってしまって画廊へは本当に伺えず… 大阪・京都の個展も気になりつつまずは車でNHK神戸から近い順に回りました。 ギャラリー島田「須飼秀和」展、ギャラリーHPのウグイスさんのblogに会場風景画像が沢山アップされています。 毎日新聞毎週木曜日夕刊の著名人の「わたしだけのふるさと」シリーズ(以前は「かえりたい」)挿絵をカラーで連載、他にも雑誌の仕事など今ひっばりだこで活躍中の若手作家須飼君。でもその素朴な人柄の良さは、売れっ子になっても変わりません。 あの、情熱大陸出演や後藤先生の「奇碩の画家」の本で静かなブームを巻き起こしている石井一男さんも会場に来られていて(須飼君と仲良し)、しばし歓談。あのお二人と3人で話ししていると、今年初めに明石文化博物館でご一緒して3人で見た時もそうでしたが、ギスギスした今の社会や厳しい世相を忘れるような穏やかなゆっくりしたときが流れます。 それからギャラリー島田のあるハンター坂を少し上がり左へ曲がって少し行った所のローズガーデンへ。 「地力。3-ARTイマジネーションinKOBE北野・2010」展へ。 若手・年配交え沢山の現代美術作家が出品、パフォーマンスも盛り沢山という展覧会。 知ってる作家さんもいるし、あの元町高架下プラネットアースを運営するNPO法人リ・フォープが主催、アドバイザーとして関わられた兵庫県立美術館学芸員(ご自身も現代美術作家)の河崎さんからも案内頂いて行ったのでした。 色々なご縁が重なってる上に、行ってみたらまた本当に不思議な出会いの絡み合いがあって…また、神様のいたずら?とちょっと感動もありました。 ちょうど行った時、もうすぐ堀尾貞治さんのパフォーマンスが始まる時で、こんにちは!って挨拶した堀尾さんの返事が「あ、井上さんも手伝ってくれる?」 わけもわからないまま???に紐を手渡され、会場吹き抜け空間に蜘蛛の巣状態に張り巡らしていくパフォーマンスに参加。出来上がったのが画像の作品。 何人かの参加されて巻き込まれてた人の中、たぶん私が一番上に下に右に左に頑張って走り回ってた…はず。(走り回るのが好き?) 偉大なる現代美術作家堀尾さんの「あたりまえのこと」パフォーマンスに、以前芦屋美術博物館でも一般参加のその他大勢で参加した事はあったけど、ご本人に声かけられた何人かのメンバーとして参加したのは初めて。途中「もっと引っ張って!テンションや!」って怒られたりしながら、拍手で終了後「や、井上さんありがとう」堀尾さんに言っても頂いていい経験…でした。 私とともに指示されて、時々励ましあいやや鈍臭さを漂わせながら(ごめんなさい)ロープを引っ張って階段上がり下りしてた青年が、神戸ビエンナーレでいい作品出されてた國府理さん(今回も出品されてます)だというのも後からわかり思わずあらためて挨拶(お互い相手が作家とは思っていなかったのでした)。 時々、持ってる残りのロープが絡むのが困ったのですが、参加してたおっちゃん現代美術家が「こういう絡み合ったのをほどいて行くのって好きやわ〜人生でも」ってにっこり言いはったのも、ああなるほど・・・深い・・・ リ・フォープに関わる渡邉仁さんや、BBプラザ美術館顧問の坂上さんともしばしお話できて、短時間ながら濃いひととき…そして思いがけない出会いに感謝…
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