2009.08.10 Monday
出会いの不思議
あっという間にまた1週間。
先週の日曜は、明石文化博物館での「須飼秀和展」会場で、須飼さんと島田誠氏(ギャラリー島田)のギャラリートークがあるとのことで、忙しい中とんぼ返りで明石へ行ってきました。たしか4〜5年前の、ギャラリー島田での個展のときに、私が地階、須飼さんが1階スペースで会期が重なり、まだ大学出てまもない彼が一生懸命作品について話してくれて、彼の京都造形芸大で習った先生が、私のよく知る先輩や同級生だったというのもあり、話がはずんだのでしたが、その後もギャラリー島田であったり、去年は京都での私の個展にもお友達連れてきてくれたり・・ とても素直に素朴な彼が、神戸新聞の挿絵連載、毎日新聞のカラー挿絵連載と次々メジャーに仕事がつながって、明石在住の若手新進作家として明石文化博物館での大個展にいたり、周囲を驚かしています。 人柄そのままに、丁寧に素直に描きこまれた、どこか懐かしい風景達がとてもたくさん・・見に行った人を温かく迎えてくれる展覧会でしたし、気取らないトークもとてもよかったです。(展覧会は8月23日まで) そして月曜は、父親に付き添って、先端医療センター病院へ。ピンポイント放射線治療入院から、退院後、2回目の検査。このところまた少し咳が出ると言う父とともに、もしや周辺へのガンの広がり?と心配していましたが、それは放射線の影響で、CT画像での白い広がりも、そのダメージのためと、明快に語るH医師に、少し安心。でも、また2週間後に検査に。 火曜はたまった家事もこなしながら、とにかく必死で制作、仕上げ、アクリルフレームも制作して、翌日・水曜に、朝からO大学授業後、搬入。木曜には、朝からギャラリーで展示作業をしてきたのは書きましたね。 金曜は、大学での、春学期(前期)最終授業。 新型インフルエンザのために休校になった分を補講したりで、子供らの中学/高校が夏休みになって3週間たってから、やっと大学も終了です。 共に、金曜の授業(表現技法・形態表現)を担当するH先生と、早めに終わろうと話していたのに、予想以上に力作がたくさん出現したアートセンターでの合評会は、つい学生たち自身のコメントにも、私たちの講評も、気合がはいってしまい、しっかり時間がかかってしまいました・・でも、学生たちの頑張りは、うれしいことでした。 そして土曜はやはり朝からNHK文化センター神戸での講座。 大好きな絵を描こう講座の展覧会前最後の講座日になるので、どの絵を出品するかの相談にのったりしながら、制作へのアドバイス。 皆さん、それは熱心に描かれ・・でも和やかに・・ 展覧会場の、神戸新聞ギャラリースペース、広い方を貸していただけることとなり、講座が終わってから、再び下見と搬入日の色々な打ち合わせに行って来ました。 そしていったん帰宅して、夕食の段取りを次女に指示してから、差し入れのぶどうやいろんなプチパンを携えてギャラリー島田・ミニアチュール展オープニングに遅れて参加。須飼さんも来ていました。 忙しくて案内状は出せずに、このブログで告知しただけで、さっそくにお母様と見に来てくださってたMさん(私は不在で失礼)、ありがとうございました! 出会いって不思議だなと思います。 大学時代の三尾公三先生との出会い、ギャラリー島田さん(海文堂ギャラリー)との出会い、それがなかったら今の画家としての私はないし、そしてその出会いからまたたくさんのたくさんの出会いにつながってきました。 父の病気も、若き熱心な医師との出会いによって、早期発見、京都芸大との出会いによって、由季子と義兄夫妻とつながり、YUKOとつながり、デンマークに出会った・・・ でも、それらはどれもほんのささいなことで違う方向へ行っていたかもしれず、出会わなかった可能性も十分あり・・・ また、昔出会っていたのに(そのときは気にもとめなかったのに)、あらためての出会いもある・・ 出会いって不思議ですね。
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