2007.08.05 Sunday
公益信託亀井純子文化基金15 周年
1昨日は病院から帰ってから、元町・風月堂地下ホールに駆け付けました。公・亀井純子基金と聞いても何それ?と言う方がほとんどでしょうが、オランダ領事館に勤め、才能ある若き芸術家達に発表の場を与えるべく奔走したり、温かく支援の気持ちを持たれていた亀井純子さんが、40歳の若さで亡くなられ、その意志を継いで、夫の亀井健さんが彼女の貯めたお金を若き芸術家支援に役立てて欲しいと、ギャラリー島田の島田社長(当時は海文堂ギャラリー社長)に託され、その趣旨に賛同して下さった方々からの拠出金を加えて、今から15年前に、公益信託・亀井純子文化基金が設立されました。 それから美術に関わらず音楽・舞台・舞踊など80件、1470万円もの文化助成をし、かつ信託残高をきちんとキープされて来ているのは奇跡に近い事だそうです。 実は私が初めて島田さんのギャラリー(当時、海文堂ギャラリー)で個展をさせていただいたのが16年前、ギャラリーには亀井純子さんの遺影があり、基金立ち上げの為の小冊子が積み上げられていました。私にとっては記念すべき初画廊企画の展(それまで大学4年から大学院時代、卒業後と何回かこなした個展は貸しギャラリーを借りてのものでしたから)、そして色々あってもう画家の道を諦めねばならないかもとどん底の思いでいた時期…今思い出しても涙が出るような辛い時期からのリ・スタートの展覧会だったので、とても思い出深く、それが亀井純子基金の立ち上げと重なっていた事が、不思議なご縁を感じるとともに感慨深いものがあります。 公・亀井純子基金を支援したいと思って下さる方は、ギャラリー島田tel078-262-8058までお問い合わせ下さい。。
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