2015.09.14 Monday
絵の持つ力
津波や地震、火山の噴火に加え、大雨による川の氾濫(降り続けばずっと止まることない・・)の恐ろしさも知った週でした。 どんなに疲れ切っていても、帰ってぼろ雑巾のように寝て復活できる場所があればまた頑張れる。そんな場所である家が、一瞬にして流されてしまった方々の、体以上に心のしんどさ思い、堪らない思いでいます。 阪神大震災の時、画家はこんな時何の力もないと無力感に苛まれる中、すぐに支援のチャリティー展をしたいから絵をもってこれませんか?の島田さんからの電話(現ギャラリー島田の前身海文堂ギャラリーが無事で)に、自分の絵が役に立つ!自分自身が救われる思いで、ひびわれた道をガラガラ引きながら絵を運んだ。でも、家財失った神戸で絵など必要にされるのかとまだ不安だったけれど、「癒される」とすぐに買って行かれた方があったと聞き、役に立ったんだと涙が出た。 この画像は、ホスピタルアートのNPOアーツプロジェクトが神戸K病院精神科思春期病棟へ納めてくれた60号「The way to Bright Ocean」 喜んで頂いてると聞き嬉しい。思春期に心の病と闘う人らは17歳で逝った姉と重なり、私の絵が少しでも日々の病棟での暮らしの癒しになってくれてるなら、こんな嬉しいことはなく・・・(寄り添う医師や看護師さんらにも・・) そしてそういう絵の持つ力に、病気と闘いながら絵を描く生徒さんらにも・・私にも・・力を貰って、今夜も制作頑張れるのでした。
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