2021.03.24 Wednesday
「拠るべなき時代に」の本が届きました
装幀に私の絵を使って下さった、ノンフィクション作家・後藤正治先生の新刊エッセイ集「拠るべなき時代に」、 表からぐるっと裏までのカバーには原画に忠実に、中表紙にはブルーのモノトーンで、絵を使って頂いていて…届いた包みを開けてちょっと感動でした。絵の微妙なブルーも再現されていて、出版元(株)ブレーンセンターHさんの「…穏やかな風景の中にどことなく儚い…今回のエッセイ集にうってつけの絵画…」との言葉も嬉しかったです。 「この数年、各紙誌の求めに応じて書いた時評、短い人物論、文庫の解説、書評、エッセイ…などを集めて収録した」(「本書への覚書」より)もので、一見分厚い本ですが、短編を少しずつ読んで行けるので読みやすく、そして何より後藤先生の人に寄り添う目線の文章がお人柄を映して優しく、深いので、ぜひ沢山の方に届くこと願っています。 (まだ書店には出ていませんがアマゾンでの予約は始まっています) 心配な事が続く中で、この本が届いて元気を貰い、NHK講座では病気抱えてる生徒さんの笑顔が嬉しく、そして一時命の危機だった先輩から無理かと思いながら送ったメールに病院の裏手の桜の携帯画像とともに、ありがとう、生きてて良かった…の返信が届いて…奥さんからも「こんなことが起こるなんて…信じられない」と回復の喜びの返信届き、奇蹟に涙。本当に良かった・・・! 一方で、今も消えそうな命を支える親友を毎日思いながら、 今日も祈る想いで光へ向かう絵を描いています。(春学期準備に大学へ走ったり、あちこちへ走り回りながらも、少しづつでも毎日祈る思いで・・・)
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