YOKO'S SCENE

本日発売です。
装丁画を作家ご本人から依頼頂き描かせて頂きました（後藤正治先生の著作の装画は「節義のために」に続き2作め）
依頼受けた時、目次を辿るだけでじんと来て…こんな素晴らしい本の表紙を描く光栄と共に、そんな本に見合う絵が描けるだろうか…不安もいっぱいで。
できた本が届き感激でしたが、何より後藤先生ご本人が「やはり井上さんに頼んでよかった…」と痛く喜んで下さった事が涙が出るほど嬉しくほっとした事でした。
「言葉を旅する」後藤正治 潮出版社
第一部ひと言の余韻
雲は少しずつ動いている-仲田明美
呼んでくれるものを待っている-石井一男
デッドボールはなかった-王貞治
きちんと生きていくことが恩返し-乾麻里子
普通でいいんだ-藤沢周平
フェアでありたい-国谷裕子
夢中になればなんとかなる-神戸明
私は私でありたい-オノ・ヨーコ
などなど…
著名なノンフィクション作家としてご自身がインタビューされた方々の心に残るひと言たち…
そして第二部・書の解題、第三部・読書日記、第四部・書を評す、第五部・散歩道へと深い内容が続きます。
この装画の原画を見て頂く機会も神様の差配のように6月に神戸で頂き…またお知らせします。
感謝でいっぱい…

とっても寒い満月の今夜、さくらＦＭの『国友ゼミナール』にご出演ありがとうございました。
まったく偶然でラジオを聴かせていただきました。
　後藤正治さんは、詩人・茨木のり子さんの評伝を中公文庫版で読んだばかりで、深い感銘をうけました。
わたしはおっちゃんなので、茨木さんの詩は、なんだか「世の男たちよ、しっかりしなさい！」と叱責されているようで(笑)苦手だったのですが、この評伝のおかげで、ガラリと印象が変わってしまいました。
新刊『言葉を旅する』も早速購入します。読了後は表紙を「面出し」にして本棚に飾らせていただきますね。

追伸　須賀敦子さんと縁戚にあたられるとは！
河出文庫版の全集は、繰り返し読ませていただいてます。
表紙カバーの、ジョルジョ・モランディも大好きです。

また、作品展＆個展におじゃまさせていただきます。

甘辛しゃんさん、有難うございます。
ラジオ出演始まってすぐに入ってきたメッセージ、パーソナリティーのお二人とともに感激でした。神戸・芦屋・京都で絵を見て頂いたとの事、また会場に私がおります時には、お声掛けください。

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