2015.01.17 Saturday
「実際に行動し続ける人の言葉は重い」
今日は早朝からおむすび作って息子をセンター試験へ送り出してからNHK神戸文化センターへ出講。そして病院の父も大丈夫そうなのでデザイン・クリエイティブセンター神戸KIITOへ。加川広重さんの巨大絵画「フクシマ」とやっと対面、加川夫妻とも再会を喜びました。
建築家・坂茂さんの講演は、国内も海外でも被災地へ飛んで行って紙素材を使っての教会の再建や避難所の間仕切り、住みよい仮設住宅設計などボランティアで実際に行動されている方ならではの言葉の真実があり「行政は前例がないとすぐ断るからそれなら前例を作ってやれとごり押しでやった」とか「行政はとにかくすぐできて安い仮設住宅建てようと設計を依頼しない、なら設計料いらないからと。専門家がちゃんと設計すれば同じ予算でも住みよいのができる」貴方を突き動かすエネルギーの素は何ですか?の質問に「自分が好きな仕事出来る事をして人が喜んでくれる。それが嬉しいから」 加川広重さんは「被災してしばらくの東北で、現場にいる絵かきの自分はこの記憶が薄れないうちに描かねば、と思った。そしてできた悲壮感漂う大作を見たくないと言われるかと思った地元東北の方々からこれを東北以外の場所に伝えてほしいと言われ伝えたい伝えねばと思ったと。 竹下景子さんはまた胸に響く朗読の後、20年前の神戸、4年前の東北、自分に何ができるのか…と深く思った、そして呼んで頂いてすぐ行きます!と答えたと。そしてこのプロジェクト発起人皆さんをこの場に呼んだ島田誠さんの「蝙蝠赤信号を渡る」の話し。 どれも言葉に真実があり、心深く響き…本当に行けてよかった… 加川さんの巨大絵画も他の沢山の展示も明日17:00までです。
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