2010.08.11 Wednesday
夢と現(うつつ)と・・・・
明け方にふと目覚めて、なんだか意識がまだはっきりしない時・・見ていた夢と、現実空間との境目がはっきりしないままぼんやりとしてしまうときがあります。これは夢なんだろうか・・と・・。
フロイトの夢判断でも、人は寝ている間中ずっと夢をみていた時でも、覚えているのは目覚める直前のもので、それも、起きてからはどんどん記憶から抹消されていくから、枕元にノートを置いておいて、目覚めると同時に、何をおいてもすぐにノートに見た夢を書き留めるようにする、それによって夢の分析ができると書いてありました。 そして、そういうノートをもとに作品を作り出すアーティストも多いですね。(横尾忠則さんもそんなことしてはりました。あの方は色〜んなことやってはりますが) デンマークのYUKOも、レクチャーで、夢に見たシーンをもとにしてイメージした素敵な作品をいくつか紹介していました(彼女の場合記憶力がいいからか、ノートにつけたとかは言っていませんでしたが) 私もかつて、いつか夢でみたような、ちょっとシュールでちょっと暗いブルーの、「Long Dreaminess」シリーズを描いたこともあります。 妙に変な、実際にはかけ離れた時空間にいて出会うことのないはずの人たちがそこで同時にいて私が対峙していたり・・もちろんそれが夢なればこそなんですが・・、へんな場面、不思議な情景が、そんな夢の一場面がふとした拍子に思い出されることもあります。 そうすると、それこそ自分は何を考えて・・??と、妙に考えこんでしまったりするのです。 結論は出ないにしても・・ 夢はある意味願望充足がある・・とするとこの夢の意味は何・・?と自己分析。あの言葉の意味は・・?あの場所は何の象徴・・? 記憶力が落ちる一方だし(忘れ物名人だし)、そういう風に考えていながらも、すぐ断片的に薄れていって、あの意味はと考えて結論を出したく思ったのはどんな夢だったかな・・なんて事になっていったりもするのですが。 やっぱりときどきメモできるように、枕元にノート置いておこうかな。 何年か前に「心のお医者さん」という言葉に惹かれ、かつてお医者さんか画家かで迷って画家の道を選んだけれど、画家や教師をしながら[心のお医者さん]臨床心理士の資格もとろうかと勉強しかけて、、、人の心の分析もして、その話をすべて受け止めてともに解決をはかっていく大変さの一部を垣間見て、自分の考えの甘さをまた思い知らされたのでした・・・が、、 最近は、自分自身がよくわからなくなるときがあって、まず自己分析くらいしたい気になったりするのでした。 作品のタイトルや、イメージや、ふと頭に浮かんだ言葉は書きとめておこうと、小さなブルーのメモ帳は常に持ち歩いていて、昨日も電車の中でやたらメモ帳出したりしまったり繰り返して言葉を走り書きしていて、隣の女性に見つめられてしまいました。 昨夜は、早く寝て早く起きて仕事するという友人に習って、私も、夏休みの子供らの朝昼晩の食事や雑用にも忙しい日中前、みなまだ寝静まってるごく早朝から絵を描こうと、珍しく11時半ころに寝かけていたら、半年以上ぶりに東京から仕事で大阪に来た先輩から電話。 忙しく全国を飛び回って仕事してはる先輩で、たまに神戸や大阪に来た時に連絡くれはるし、東京に行ったときにはいそがしい仕事の合間を縫ってごちそうしてくれはる時もあったりしたので、なんだか夢うつつの受け答えに[寝てたん?ごめんごめん」 こちらこそ申し訳なく(たぶん、いつもの私なら十分まだ制作したり起きてる時間だし、聞きたいことがありはったようで)今日、9月の神戸での個展と、来年の京都・モーネでのY3展なども、ちょうどお仕事でこられることがあれば寄ってくださいねと、謝りのメールをしたことでした。 忘れたころに連絡くれはるような、でももう30年来の先輩・・もまた、ありがたい存在だなって思います。 そして今日は、早朝から制作。家族の3度の食事や掃除洗濯にも追われながらときに「海を見ていた午後」(ユーミン) 友人からの温かいメールに元気をもらって、また筆を握っていました。 このブログ、管理会社によると、もう容量が一杯で画像は送れないそうでアップできないのが残念なのですが、個展に出す絵、自分でも好きな感じに何点か出来上がってきています。あとは時間との戦い・・・
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