2010.07.05 Monday
今、この時を生きる・・
ああ・・・またなんて今週も忙しかったんだろう・・と思う反面、限られた時間の中で、これだけ色々充実した時を過ごせた幸せを思わないと・・と思います。
金曜は、大学の授業をこなしてから、明石へ車で行って、父親を載せて神戸・松方ホールでの、ピアニスト・伊藤ルミさんとチェリスト・ミハル・カニュカさんのコンサートへ。6月11日だった父親の86歳の誕生日祝いと父の日のとの、私からのささやかなプレゼント。 クラシックを聴くのが大好きな父親には、そして年齢とともに色々な場所に自分で行くことがだんだん大変になって来てる身になると、迎えに行って夕食一緒にして、生のコンサートを聴いて、それからまた車で家まで送り届けてもらえる。、というのは、とてもありがたい・・ととても喜んでくれて、そういう父を見ると、中々旅行へも行けなくなった・・と会うたびに言われても、本当に時間がなくて、旅行にまた連れて行ってあげたいなと思う気持ちはやまやまなれど、連れていってあげられない・・、から、せめてこういうひとときをまたプレゼントできたらな・・と、朝一番からの大学の授業と、その早朝出勤前に家族の夕食準備もして、明石へ車走らせて、夜、目が見えにくくなってきてる遅い時間に神戸からまた明石へ走り明石から西宮への運転はかなりハードだったけれど・・またこんなことがしてあげられたらいいなと思ったことでした。 そして、土曜は、京都芸大130周年記念式典と、大同窓会が、京都芸大キャンパスであり、また朝から、まさに滝のような雨の中名神高速飛ばして、京都芸大へ。 忙しい中、「欠席」に丸して出してたら、それはそれでOKだったのだろうと思いますが、娘と2代同窓生となったことや、今娘が在籍中にこういう130年記念式典が開かれるということも、何か不思議な縁のようなものを感じたりして、少し早目に抜けて、自分が出品してる、みやこめっせでの「アートフェア―」にも顔出せるのはこの日しかないし行こう、と、参加してきました。 もう退官され名誉教授になってはる、なつかしい先生方とお会いできたり、今芸大で先生している同級生作家や先輩作家さんたちとも会え、芸大を離れてる何十年ぶりかで会った先輩後輩に[全然変わってはらへんねえ」と言ってもらったり・・ そして長女がお世話になってるプロダクトデザイン科の先生方ともお会いできて、先日来の娘のPC紛失事件をそれぞれに心配下さってたり、家では(私から見れば)どんくさいし、わがまま勝手な長女だけれど、「いつも明るくみんなを盛りあげてくれるいい存在です」「今次々落ちてきてしまってるけど、実力はある優秀な学生やし、あせらなくても本当にまだまだ秋になってからでもきっと決まるチャンスはあると思っています」と それぞれの先生に言って頂いて、本当にありがたく元気をもらう思いでした。 そして、やはり朝から忙しく夕食の段取りをしたりして大雨の中運転して、芸大からミヤコめっせにも走り、そして帰ってきてまた大事な友人と会うために出て行ったり・・・ 目いっぱいのフル回転・・・だけど、今、このときにできることは、無理かなとか想いながらも精いっぱいこなすことができれば・・ それはそれで、幸せな人生なのだと・・・ 忙しすぎて体がちょっとしんどくなってSOSの時もあるけど、この年齢になれば、それはひょっとしたら、こんなに忙しくフル回転していなくても、襲ってくることかもしれないし、(出産時に体休めずに無理してたら後年齢重ねたころにどっとくるよと言われたし)、そういう中で、できるだけ、今この時を、自分らしく・・生きられたらいいなと思います。 私のこの歳のころに、母は(その母も)もう死期がせまっていたことを思うと、よけいに、人の存在のほんとうにあっけない儚さは痛感してるから・・
| - | 01:03 | comments(2) | - |
|