2010.02.18 Thursday
自立して暮らしていくということ
昨日、次女の受験生生活が終わりました。
第一志望のK大学の最終発表(今は、同じ大学でも、色んな受験方式で、3〜4回受けれる)が、午後1時にあり、やはりだめだったので、受かっていた第2希望のあと二つの大学―4年制と短大とーのうち、目指す保育士の就職率が100%だという短大の方にするというので、入学手続き締め切りが明日のため急ぎ入学金振り込みに走りました。 残念だったけれども、全力は尽くしたんだし、保育士を目指すのなら、今4年の大学を出ても就職が本当に難しい時代になってる中、保育士の実績・信頼があって就職率100%というのは(そのために短大としては珍しいくらいに競争率が高い)かえってのちのちには良かったと思えるんではないかな・・と、、 子供を育て、いい学校に入れたいという親心は、ときに子供の心に思いがけず負担を強いるというのは、問題を起こしたり、引きこもりになってしまったりの色んな症例を知っているし、身近にも、かつて姉が進学校の高校に入ったとたんに全く学校に行けなくなってしまったことや、長女が難しい高校のGI(英語強化のグローバルインタラクションコース)コースに頑張って入ったものの、自分がしたいことがわからなくなり2年時で半年くらい青少年の軽いうつ病の診断を受ける事態になり、毎日何時間も話を聞き、母と子とで泣きながら、とにかく学校に行けなくてもなんでも生きていてくれるだけでいいから、と言ってやりながら悩み苦しんだ日々もあり・・ 無理して自分が背伸びしての学校に入るよりは、自分にあったところで、のびのびと学べるほうがいい・・ 昨夜は、とにかくお疲れさん!受験生卒業おめでとう! 家族でささやかに次女の慰労会。 学校に入れることが目的でなく、子供らがちゃんと自立して生活していけるようにというのが、いずれ先に逝く親としては見届けたいことだと思います。 長女・次女も仕事につけて、末っ子長男が進路が定まったら、母はいつでも好きな時間に絵を描いて、自分のことさえちゃんとしてればいい一人暮らしをしたいなあ・・と憧れるのですが、それまで生きてられるのかな。 本屋で、マツモトヨーコさんの本を探していて、村山由佳さんの「ヘブンリー・ブルー」という本に出会いました。 ブルー好き(ヘブンにもひかれる)の私はまずタイトルに惹かれ、パラパラめくるうちに、内容が・・・ 姉が突然死んでしまったこと、その前に自分が投げかけた言葉へずっと後悔の呪縛からのがれられない妹・・ あまりに自分と重なり・・ 姉と付き合っていた自分の彼、芸術家で絵を描き続ける彼・・というのも・・(自分の彼ではなかったけれど、憧れの先輩が姉を思っていたし、絵を描く・・・絵が残されてる・・のは、姉が17歳よりもっと生きていたらきっと私よりよほど芸術家肌であったのです) 姉が精神科医であったというのも・・かつての自分の想いと重なり・・全部は読まずとも引き寄せられてしまって、 思わず買ってしまったのでした。 なんだか色々に、胸が痛く切なくなった夜でした。
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