2010.01.16 Saturday
14歳の自分に出会い・・
昨日は、開催中の「Ge新春小品展」会場にちょっと顔だし、そこからその石橋にあるというちょっと変わった古本屋さんに、その店をよく知るYさんにつれて行ってもらったのですが、その店主さんがとても面白い人で、おじさんが画家で、池田満寿夫氏と交流があった話など、色々なエピソードを次々話してくれて、あまり時間がなくて失礼したけれど、古本屋にあまり縁のない私がまた行ってみたいと思える古本屋さん「古書キリコ」さんでした。
この、石橋の街は、去年のGe新春展の時に、住んでたことがあると書いたかもしれませんが、神戸の小学校卒業後に彦根〜池田〜摂津と3つも転校したつらい中学時代の、真ん中・・一番つらかった時期を過ごした街・・ 姉の心の病が進み、両親も私も毎日ピリピリ気を使い・・自分自身も多感な思春期の度重なる転校に、なれない友達との軋轢に、つらく苦しい思いを抱えていた・・・でも、自分はそれらを封印せざるをえなかった・・ 中学校からの長い帰り道、涙を流して歩いて歩いて・・そして家に着くときには、ちゃんと涙は拭いて笑顔でただいま・・ 古書キリコさんへ行く道が国道に交差して、あ、この国道沿いの道・・たぶん通ってた・・ 目の前を横切っていく女子学生たちの制服姿のなかに、ふと泣き顔の14歳の私を見た気がしました。
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