2009.12.08 Tuesday
出会いの連鎖
土曜はNHK神戸文化センターで、「大好きな絵を描こう」講座。
10代〜70代までの10数人、それぞれに自分に合った描き方で、好きな風景を(先月はモデルさんを描いてもらう人物画でした)、水彩やアクリル、あるいは色鉛筆、自分に合った画材で描く1回目。 また皆さんとても熱心に描いておられました。それぞれに個性が顕著になってこられて、だんだんと「自分らしい表現」になって来られています。 そのあと、2号線沿いに東へ歩いて、海岸通りビルディングへ。とてもレトロな3階建て建物の中に、1階・2階と神戸らしいおしゃれなブティックや雑貨屋さんが入っていて、3階にはその中にギャラリーもあります。 昔の芸大を思い出すような古い階段を昇って(エレベーターはありません)その3階のギャラリーで開催中の寺門孝之さんの展覧会を拝見。 寺門さんは東京でデジタルイラストレーターとしてグラフィック大賞とられるほど活躍していましたが、何年か前神戸に帰られるとともに、また絵筆をもっての画家宣言。「てらぴかのエンジェル」といわれる天使の絵シリーズで有名です。 ギャラリー島田での私の個展を見て下さったり、寺門さんの神戸大丸での個展を見に行ってお会いしたり何回かお会いしていて案内状を下さいます・・・最近しばらくお目にかかっていませんが、イラストノートというイラストレーション雑誌に大きく取り上げられてはったり、神戸芸術工科大学教授としても忙しくされてるようです。 今回は家族をテーマに「ファミリーローズツリー」というバラの木や、外国のポスター風に描かれたおばあちゃんの絵や、象に乗った親子の絵などが、よかったです。 (私より少し年下ですが近い年齢の寺門さん、大切なもの=家族を考える年ごろなのかも・・) 日曜は、朝早くから息子をサッカー試合に送り出して、今回私は応援には行けず(そしたら、2試合とも勝って、息子もシュート決めたそうで・・見れなくて残念。どうも母がいない時のほうがいいみたい?)、来年の21世紀関西女性絵画展(11月に兵庫県立美術館ギャラリー)の打ち合わせランチに大阪へ。 それから、天満橋のギャラリーへ、大手前大学で非常勤講師仲間の(染織工芸の先生)現代美術作家・新田さんの個展最終日だったので拝見に寄りました。そうしたら、そのギャラリー「あーとすぺーす夢玄」のコーディネーターは、大手前大学の卒業生で教え子のFさん。びっくりして久しぶりの再会を喜んでいたら、ギャラリーに来ていた赤ちゃん連れご夫婦が、やはり大手前大学教え子のKさんが昨年就職させてもらった工房の先輩。「去年、Kさんたちの展覧会パーティーでお会いした時、おなかにいた子です」と可愛い赤ちゃんを紹介され、そうだ!大きなおなかで来てはったよね〜と、これまた偶然の再会を喜び、そこへもう一人、大手前卒業生が、「井上先生、私はデザインでしたから教えてもらってないけど、先生の神戸の個展に行ったことあります。毎日新聞に、挿絵も描いてはりましたよね。きれいな絵だな〜と思ってよく見たら知ってる先生の名前で、びっくりしました」 そんな不思議な出会いの連鎖・・ 実は先週水曜日大学授業後に、湾岸線を天保山まで飛ばして大阪・海岸通りギャラリーCASOへ、宇野祐美さんら3人のコラボ展を案内状頂いたし拝見しに行ったら、CASO内の隣のスペースに教え子Kさん=北中美佳さんらのグループ展もやっていて、不思議な偶然もありました。 不思議な偶然といえば・・・ 先日の武内ヒロクニさんのお祝い会でお会いした、作家・音楽家・ラジオ関西DJの中村よおさんが、以前書かれた小説に、私が描いてるような絵(人物はいないけどそこにいた大切な人の気配を感じるどこか懐かしい風景)を描く女性画家が登場すると・・・。 不思議な偶然・・読んでみたい・・と思っていたら、そのコピーを送ってくださいました。 その小説を読みながら、大学時代・・何気なく笑ったり、泣いたりしながら淡々とすごしたり・・ときにひりひりするような危うい感覚もあったあの時代に・・・タイムスリップしていました。 出会いの連鎖・・
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