2009.03.15 Sunday
冷たい雨…心も震える知らせ
一昨日は、また朝から慌ただしく6人の朝食準備し、子供ら学校へ送り出してから、父と父の入院の為の大荷物を車に乗せ、病院へ。
無事、病棟の部屋に落ち着いたのを見届けて、滋賀県大津のS大学卒業式へ。 4月から、同じ授業を担当する先生4人でのカリキュラム打ち合わせも少しして、先に抜けさせて貰ってまた病院へ。足りない物・持って来て欲しい物を尋ねる私に、「こんなにピンピンしてるのに、入院してたら退屈でかなわんわ」 と、元気そうな様子に安心して、面会時間ぎりぎりになったのでナースステーションにももう寄らずに飛び出して8時半頃家に帰ったのでした。 そしたら息子が 「おじいちゃんの病院から、6時過ぎに電話あったで。おじいちゃんの病気についてお母さんに知らせたい事があるって。おじいちゃん、大丈夫かな…」と心配顔。 父はもう何度となく同じ病院に入院しているけど、そんな電話は初めてだったのです。 今回は、糖尿病の血糖値が高いのが続いてるので、インシュリン注射を増やして血糖値の上がり下がりを見て行く調整の為の入院…ついでに色々検査もしておく…のはずでした。 22年前、長女がお腹にできて2〜3ヶ月の頃、検査入院した母の病院から、主治医が娘さんと話したい、お父さんはショックが大きいようなので…と電話があった時…翌日病院で父母には内緒で医師と会い、鮮明な画像を前に、余命2〜3ヶ月の死の宣告を受けた…、あの恐ろしい時の事を思い出しました。 ……そして昨日… やはり画像を前に、お話を聞きました。 母の時のように、もう手の施しようがないのではなく、まだ確定したのでもないのが救い。 でも、1〜2週間のつもりが長い入院になります… もっと精密な検査と対処ができるさらに大きな病院へ転院しないといけないとの事 ご本人にはどうしますかと言われ、ちゃんと事実を説明して貰う事を選びました。 そして、先生とナースが父を病室へ迎えに行かれ、私が呼ばれている事にドキッとした表情で面談室に入ってきた父。先生の説明と画像を冷静に受け止めていました。 そして私の帰り際…「あんたが、倒れんとってくれよ…」とポツリ…。 涙が出そうになるのを笑顔に変えて「お母さんの時みたいに手の施しようもないんじゃなくてよかったよ。お父さんは悪運強いから大丈夫」と。 帰り道、冷たい冷たい雨が、心まで濡らすようでした。
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