2008.05.05 Monday
風景は青く響く…巨匠東山もまた
昨日の朝の新日曜美術館(NHK教育TVで毎日曜am9:00〜10:00)、タイトルは「風景は青く響く・東山魁夷」 これは見なければと思い見ました。 全作品の中で、青を基調にした作品が高い割合を占めている画家の作品に、初めて出会った学生時代から、日本画作品ながら心惹かれ、父が買ってくれた画集を大事に見ていました。少し前に京都文化博物館で開かれた、川端康成との交流書簡も紹介された久々の大きな展覧会も多忙な中何とか見に行きました。 その画家が、やはり家族の相次ぐ死に向き合い、喪失感の中から青の作品を生みだした事、50歳頃の北欧の旅が、その後の作品に大きな影響を与え、さらに深い青…静謐な光と影を生みだした事に、あまりの自分との共通点に(もちろん巨匠と自分を比較するのはすごく僭越ながら…)驚き感動でした。 姉と母の急な死による大きな喪失感、4年前展覧会の機会を貰って初めて立った北欧・デンマークで、自分の追い求める光と風の風景がまさにそこにあって思わず涙した私… 好きなBlueの作家(でもやはり、好きな作品とそうでない作品もありますが)が、同じような体験の中からあの深い作品達を生み出された事が、北欧の旅以降50歳以降に多くの傑作を生み出された事が、とても元気をくれました。 やはりBlueは「喪失と再生の色、可能性の色」
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