2025.11.27 Thursday
ウクライナから来た力士
先日来、地震や突然の止まらない火災、予想だにしない災害に突然見舞われて失われる命…大きな悲しみが沢山の人に押し寄せる。
そういう避けられない事で失う命が沢山あるのに、なぜ人はわざわざまた人同士で命を奪い合う戦争などするのだろう・・・いまだに世界のあちこちで、と、またあらためて思っていたのですが、 その戦禍の中からやってきた若者が、日本の伝統の厳しさを乗り越えて相撲で優勝したことは、本当に心が温かくなるニュースでした。日頃あまり相撲には興味の無い私なんですが、彼がどんな思いで17歳で遠く日本へやってきたのか、そして今なお戦禍の中にある両親・家族への思い。きっと誰よりも努力重ねて21歳になっての勝利、そして、遠くウクライナで彼の快挙を聞いた両親の、つらいことばかり続く日常での輝ける嬉しいニュースだったことでしょう。 安青錦、心からおめでとう!と思ったことでした。 私はウクライナに行ったことはないのですが、戦争が始まる前にアートのイベントで行かれた先生から、その美しい町並みや人々の写真を見せてもらったことがあり、在日本ウクライナ大使夫妻と、京都で食事をご一緒したこともありました。ウクライナへ帰国すると言われてたお二人は、その後起こった思いもかけない戦争の中、ご無事でおられるんだろうかと、胸が痛くなります。 迫る個展へ準備に追われる事も幸せなこと、今日も絵に向かいながら、私は、人が人を想う気持ちを、絵に描き続けているのかもしれません。
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