2019.03.14 Thursday
審査〜東北へ〜父の百か日、そして納骨
怒涛の1週間でした。。。
7日、神戸市展の審査。一人一人の方が、想いを込めた作品たちに、真摯に向き合い… 8日、早朝に発ち伊丹空港から仙台へ。空港でレンタカーを借りて、ひたすら走れるだけ沿岸部を北へ走りました。 「忙しい日々の中、ボランティアに来れなくてもいい、また来てくれるだけでいい。忘れないで…」仙台の方の言葉がずっと心にあります。 今年も何とか、仙台から松島、石巻、女川町を経て南三陸まで、そこかしこから感じる声なき声に心で手を合わせながら、また昼食も夕食もとらずに走り続けて、レンタカーを返し宿に着いたのは夜の9時。 震災から8年経ってもまだ沢山の重機、そして重くのしかかるかの防潮堤。津波の爪痕の深さを痛感。でも道はたしかに以前より繋がって… 2日目・9日の東北は抜けるような青空。 未だ荒れ野が広がる名取市閖上地区(仙台の南側)を案内頂いてから≪かたりつぎ≫へ参加し、竹下景子さんと再会。どんなに忙しくても、必ず朗読に被災地に駆けつける景子さん、頭が下がります。 心こもった朗読での7人のエピソードは心に沁み、とりわけ津波から子供とともに逃げたのに自分だけが生き残り毎日自殺を考えていたお母さんの話に胸が震え涙。終了後にお会いするなり「(父の事で)大変だったでしょう?あなたの身体は大丈夫?」と私の心配までしてぎゅっと握って下さった手は、温かでした。 深夜に帰宅して翌日は父の百か日法要に明石のお寺へ息子と。それから、小雨降る中お坊さんとともに車走らせお墓へ行って納骨。 母や姉も眠るお墓に、父の遺骨も無事入り、ちょっとほっと。でも次は初盆のことや1周忌の事など、お寺さんから聞きながら頭がクラクラ… いえ、32年前の母の時は、生まれて間もない長女抱きながらこなしたのだから大丈夫、一つ一つこなしていこうと思います。 今日は審査した神戸市展会場に行ってから(土曜日NHK講座後に講評会に出ないといけないので入選作品しっかりもう一度拝見しておかねばと)、アトリエに走って制作。自分の絵に向き合う時間が、やはり一番心落ち着きます。 美術館の近くで白いこぶしの花に出会い…あぁ母が好きだったなと。 今の私の年よりずっと若くで亡くなった母は、本当に心の綺麗な人でした…暫し足が止まって見入ってしまった事でした。
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