2017.10.03 Tuesday
心に響くということ
導かれるように、呼んで頂いての出会い、
知らない範疇であるがゆえの思いがけない気づきや、静かに何か新しいことに繋がる予感、不思議な感動の広がりを心に頂きました。 とにかく時間に追われる身、仕事と家事と父の事と、山盛りの雑用をこなすと、時間が取れたら、いや作ってでも少しでも絵の制作へと向かおう…そうしないと…と、思ってしまうのですが、お世話になった方や尊敬する方からお誘い頂いたら、何とか時間取ってでも行こうかと。 そして、そんな経験をさせて頂いたのがここ何件か続いています。 その一つ、先日日曜は、芦屋ルナホールでの文学サロン「富田砕花と谷崎潤一郎ー谷川俊太郎氏を招いて」へ。(昨年は須賀敦子さんがテーマでした) 恥ずかしながら、富田砕花さんは、名前くらいしか知らなかったのですが、肺を患い芦屋で療養して、芦屋が気に入り定住された事、芦屋や兵庫県下のそれは沢山の学校の校歌の作詞されてる事、谷崎氏と親交深かった事など興味深く拝聴しました。 芥川龍之介が自殺した後、雑誌に寄せた「芥川君を憶う(おもう)」という文章に、芥川龍之介が「草の葉」の中の「この上ない 幸福な 死の囁き」という詩に赤線を引いていた事紹介されていて、深い所で繋がっていらしたんだなと…文豪らの心の交流に思いを馳せていました。 そして86歳とは思えない谷川俊太郎さんの力強く心に響く詩の朗読、芦屋少年少女合唱団の清らかな歌声、心洗われ、わけもなく涙が溢れそうになるのをぐっとこらえて・・・こういうひと時をいただいた事に感謝。、
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