2014.03.11 Tuesday
道、果てしない平地…
先週東北に着いた水曜日は津波の爪痕がまだ生々しい仙台の若林地区や名取市ゆりあげ地区、木曜日は一日中海岸沿いを走り続け…仙台から松島、石巻、女川町、南三陸町…とても3年経ったとは思えない果てしなく続く原野のような平原、時々綺麗に舗装され整備されゆく平地と動きまわる重機に道は阻まれ迂回、全く手付かずの倒れたお墓や骨組みのままの建物がぼつんとある風景に、今は哀しいほど美しく穏やかな紺碧の海が寄り添っていました。あの日真っ黒に立ち上がり牙を向いた海とは思えない静かな美しさ… かつて街だった果てしない原野には、とても沢山の哀しみが静かに立ち上っているようでした… 雪が舞う中飛行場近くでレンタカー返し、最終の飛行機で遅くに帰って、重い心抱えたまま翌金曜日美術館の講座今期最終回へ。頑張ってらした受講生さんらには真摯に向き合ったつもり、楽しく合評し締め括りました。 そして昨日今日は、アトリエで祈るように絵を描いています。 道の絵を何枚も…何もない原野を走る道から、美しく整えられた道…明日へ向かって、皆、前へ進めますように。
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